アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2009年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784044191276

作品紹介・あらすじ

アトムはなぜ、大人になれなかったのか?漫画的記号で描かれた登場人物たちは、いつ傷つく身体を手にしたのか?サブカルチャーの起源を戦時下に求めた刺激的な論考。

みんなの感想まとめ

テーマは、アトムがなぜ大人になれなかったのかという問いを通じて、戦後の漫画文化やサブカルチャーの起源を探ることにあります。著者は、手塚治虫の作品を中心に、現代マンガの歴史を辿りながら、漫画的記号で描か...

感想・レビュー・書評

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  • 記号に死んだり成長したりする心と身体を与える。そして、その死んだりするからだはキャラクターであり、写実的な絵を与えられた存在ではない。キャラクターというミッキーマウスのような記号〈キャラクター〉が現実的に死亡するというこの不思議な命題をアトムの命題という。そして、このアトムの命題こそ戦後の漫画の始まりだった。漫画を記号のように思っていた現実主義的な手塚治虫にとって、記号に死をもたらすことでしか、漫画として現実的なものには成らなかったのだろう。その矛盾こそ手塚の葛藤であり、芸術性であった。

  • 他の著作で語られてきたアトムの命題のみに焦点を当てた評論。
    表紙が西島大介ってのが面白い。

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。国際日本文化研究センター名誉教授。本書に関連する著書として『怪談前後』『「捨て子」たちの民俗学』(KADOKAWA)、『公民の民俗学』(作品社)、編著に『柳田國男 山人論集成』(角川ソフィア文庫)、『接続する柳田國男』(水声社)など。また、文学者時代の柳田國男と田山花袋を描くまんが原作『恋する民俗学者』(KADOKAWA)がある。

「2026年 『「学問」の本筋 柳田國男と双極の民俗学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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