ZEONIC FRONT機動戦士ガンダム0079 2 (角川スニーカー文庫 111-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 89
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044232047

作品紹介・あらすじ

連邦軍の一大反攻作戦の前に、次々と防衛線を突破されていくオデッサのジオン軍。そのさなか指揮官マ・クベ司令は、味方を捨て地球を脱出。あとに残されたジオン軍は命令系統を失い壊滅的状況に陥った。マ・クベの敵前逃亡行為に、図らずも手を貸すことになってしまった「闇夜のフェンリル隊」。その責任を痛感した彼らは、自らが盾となり傷ついた友軍をオデッサから脱出させようとするのだが…。大人気ゲームソフトの小説版、完結。

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙世紀の一年戦争を舞台とするPlayStation 2用ゲームソフトのノベライズ 下巻 
    ジオン公国軍「闇夜のフェンリル隊」はオデッサからからの撤退を経て、ジャブロー攻略戦そして、キャルフォルニアベースと転戦します。 
    地球連邦軍の物量の前にじり貧に陥るジオン軍。 この部分はWW2の枢軸軍を見るようです。 
    でもなぜか熱くなれない・・・何ででしょう?ちょっとこの手の作品を読みすぎたのか?登場人物やストーリー展開に深みがなかったのか?
    「闇夜のフェンリル隊」に戦死者が出ず終戦を迎えられたのは良かったと思います。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    2001年にプレイステーション 2用ソフトとして発売された『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』のノベライズ作品の下巻
    他のガンダム作品と異なるのはモビルスーツのパイロットではない隊長の視点で物語が進んでいく点ではないだろうか。そのため、個性的なパイロットを指揮・統制する苦労が書かれているのが印象的だった。
    また、ジオン視点の特徴的なこととしては派閥の対立構造が新鮮だった。特に上巻のランバ・ラルとゲラート・シュマイザーが知り合いで助けようとするが派閥の壁に挟まれるのは印象に残っている。
    結果的に言えば、闇夜のフェンリル隊は戦死者0で終戦を迎えたわけで常に前線にいた部隊としては破格の戦果だろう。
    また、公式ではないかもしれないがアフターエピソードとしては夏元雅人・スタジオルフェ『GUNDAM LEGACY』があり、そちらも面白い。

  • 「闇夜のフェンリル隊」によるオデッサ脱出の支援、新兵器・ガンダム6号機の強さ、この辺りがポイント。
    個人的に6号機のデザインは好き。

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著者プロフィール

林 譲治(はやし・じょうじ)
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、
幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。
確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。
著書は『戦艦大和航空隊』『異邦戦艦、鋼鉄の凱歌』『新生八八機動部隊』(以上小社刊)、
『帝国電撃航空隊』『超武装戦闘機隊』(電波社)、『星系出雲の兵站』(早川書房)など多数。

「2020年 『技術要塞戦艦大和 (3) 珊瑚海海戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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