- 角川書店 (2011年3月31日発売)
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感想 : 27件
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784044241193
作品紹介・あらすじ
幻書の封印のため、名門女子寄宿学校を訪れたダリアン。世話役として手配されていたのはジェシカだった。女生徒の集団に発見・蹂躙されたダリアン。一冊の幻書が失われていることに気づいた二人は、大捜索へ!
みんなの感想まとめ
物語は、幻書の封印を目的に名門女子寄宿学校に足を踏み入れたダリアンと、彼の世話役となったジェシカが中心となります。彼らは失われた幻書を追い求め、大捜索を繰り広げます。今回はいつもより壮大なスケール感が...
感想・レビュー・書評
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今回はいつもよりやや壮大で、だけども幻書に纏わるというスケールの範疇には収められているという雰囲気の話が多かったかな? ファンタジーはファンタジーだけどいつものダークファンタジーでありながら人によってはややSFの気配を感じるかもしれない(要検証)。個人的には限られた手段で事件を追っていく、論理思考を試されてるような「少女達の長い夜」が印象的かな。
あと「鍵守」。タイトルの番付に衝撃を受けながらもこの作品の中心足り得る物語。私は最初見事に騙されました。(或いは盛大な勘違いともいうかもしれない)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-04-424119-3 270P 2011・5・15 再販
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【収録作品】 第一話 「災厄と誘惑」/断章一 「型録」/第二話 「叡智の書Ⅱ」/第三話 「少女たちの長い夜」/断章二 「模倣の書」/第四話 「鍵守」
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“「やってみなければ、わからないでしょ。要するにヒューイさんに、私たちの居場所を伝えることができればいいのよね。だったら……」
「しっぽ頭!」
「黙ってて!」
ジェシカが幻書の朗読を始める。"幻視文集"と呼ばれる漆黒の竹簡の表面が、月光の下で妖しく輝く。そこに映し出されている景色は、ジェシカにしかわからない。そして彼女は、もう一冊の幻書を読み上げる。
目に映る範囲であればどこにでも、飲み水を召喚するという幻書を——
「やめるのです、ジェシカ!本来の読み手ではない人間が幻書の力を使い続けたら、最悪、精神に異常をきたすこともあるのです。それどころか命を落とすことも——」
「ようやく……名前を呼んでくれたわね、ダリアン」
ジェシカが勝ち誇ったような表情で微笑んだ。そして彼女は、力尽きたようにその場に倒れこむ。その頬が、完全に血の気を失っていた。同時に複数の幻書を使った反動だ。”[P.189]
ジェシカちゃんなかなか好き。
最終話にはまんまと騙された。でもあれってつまりあの挿絵のかわいい子がヒューイってことですよねうわー。
“「よせ、小僧。やめろ——その鍵は、妾のものぞ。貴様ごときに資格などあるわけが——」
ヒューイに銃を向けて、偽ダリアンが叫んだ。
銃声が轟いて、撃ち出された弾丸が少年の頬をかすめる。
しかし少年の瞳に怯えの色はなかった。むしろ覚悟を決めたようなしっかりとした声音で、彼はその詩を読み上げる。
「我は問う……我は問う<I ask of thee>、汝は人なりや<Art thou mankind>——?」
満足げに目を細め、黒の読姫が唇を吊り上げた。
黒衣の襟元に指を伸ばして、彼女は自分の胸元を大きくはだけた。細い鎖骨の浮かぶ、少女の白い肌があらわになる。
そこに埋めこまれていたのは錠前だった。無骨な古い錠前だ。それは黒革の首輪に銀の鎖で縛られて、膨らみの乏しい彼女の胸の中央に埋まっていた。
歳経た古い器物のような、嗄れた声がどこからともなく聞こえてくる。
『否、我は天——壺中の天なり』
まるで誰かに呼ばれたように、少年はその鍵穴へと手を伸ばした。”[P.256] -
読了。今回のお気に入りは「鍵守」ですね。いったい何があったんだろうと思わせる始まりからのまさかの結末(?)が好きですね。
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アニメ先行でハマった作品。最後の『鍵守』が、やっぱ一番かなぁ〜。
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ヒューイの子供時代は女の子の用であったことがよくわかりました。
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ラジエルが好き。ばっかみたい!
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「少女たちの長い夜」が良い。
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あぁ、なるほど。
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「叡智の書」はまた何かやってくれそう。
「鍵守」の話はなかなか面白かった。 -
これで終わりじゃないと信じています。
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一応物語としてはコレで一段落ということかな?
今回も不思議な幻書が。
一握りの水を召喚したり、顔を取り替えたり、賢くなって気象兵器を作ってしまったり、惚れ薬みたいな幻書がでてきたり・・・
今回はどの話も安定してそこそこ面白かったです。
最後のエピソードはなんか「最初に戻る」って感じの出会いのお話。
今後は今まで通り短編の事件解決型でいくのかな? -
とにかく、仕事!
さて、この7巻でひと段落だそうなので、メモ。
パターンがあり、安心して読めるのだけれど、ちょっと食傷気味になる。
ほかの読姫や焚書官がいいアクセントなのだけれど、彼らとこの2人が今後の書き下ろしで大きく絡んでいって欲しいな。
それぞれのエピソードで、モチーフになっている元ネタの本やなんかがわかる感じは、本読みとしてはちょっと楽しめる部分になるのでは。
いろいろとグロい描写も多いのに、まぬけな展開があったりするバランスもちょっといいかも。
ちょっとダリアンの台詞まわしに、7冊読んでも馴染めないところがあるのだけれども。 -
ファイナルエピソードというタイトルにビックリしたけど、今後は雑誌で無く書き下ろし。ってコトは、いよいよ長編で、物語が佳境にってコトですよね。次が待ち遠しい。
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安定した話
最後のがよかったねぇ。
揚げパンがすべてだったな、と。
あとは書き下ろしになるので、それはそれで楽しみ。
・・・終わってくれなきゃいいけど。
作者を考えるとそれが一番の。。。
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著者プロフィール
三雲岳斗の作品
