失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 5506
レビュー : 497
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253011

作品紹介・あらすじ

14歳の冬休み、わたしはいなくなった-。大金持ちのひとり娘ナオはママハハとの大喧嘩のすえ、衝動的に家出!その失踪先は…となりの建物!!こっそりと家族の大騒ぎを監視していたナオだったが、事態は思わぬ方向に転がって…!?心からやすらげる場所を求める果敢で無敵な女の子の物語。その他うまく生きられない「僕」とやさしい幽霊の切ない一瞬、「しあわせは子猫のかたち」を収録。きみが抱える痛みに、そっと触れます。

感想・レビュー・書評

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  • しあわせは子猫のかたち が良かったです。
    既に亡くなっている(別れが決まっている)話は切なさマックス。
    冒頭のオジサンが犯人だと思ったけど違ったわ…。

  • 2013/02/21読了

    子どもながらの発想って、本人は本当に大真面目なんだけど、スキだらけで実はスカスカ。
    そんなことを思い出しつつ読むと、面白いなあって。
    大人びているけれどやっぱりナオは子どもだし、ヘタレで子どもっぽいけれどやっぱり父親は大人なのだ。
    そういう対比にも注意しながら読んでみて。
    構成というか、背景も上手だなあ。第三者がこう来るとは。

    「しあわせは子猫のかたち」は、別の小説集で読んだ記憶が。
    望まれた結末ではなかったけれど、ふわりと爽やかな感触を残して終わった。
    「僕」の生活は、モノクロだけじゃなく、セピア色も選べるようになったのかな。
    彼女と小さな温もり、ささやかな生活の中に潜む存在感。
    ふとよぎるそれが幸せだと、言い換えることも、きっと出来る。

  • しあわせは子猫のかたち、失踪HOLIDAYの二編。
    子猫は、多くの人の琴線に触れる作品だと思う。明るいもの、幸せそうなもの、楽しそうなもの、そんな物を憎んでカーテンを締め切るのに、朝起きるとカーテンが開けはなたれ、 朝日がサンサンと降り注ぐのだ。最後は自分から進んで、光に向かっていく成長の物語。物語の王道ですね。
    失踪は、血の繋がらない「家族愛」かな。子供は目に見えるようなアピールをしてあげないと、満たされないんだよね。

  • しあわせは子猫のかたちのほうは面白かった。
    表題作のほうはお嬢様の我が儘っぷりがひどくて途中で挫折しそうになった。最後はちゃんとオチがついていたので読んだ時間はムダにはならなかった。

  • 一緒に載ってたおはなしは別の本で読んだな。どれだったっけか…
    失踪HOLIDAYはドキドキハラハラしながら、ほっこりしながら、手に汗握ってあっという間に駆け抜けてならぬ読み抜けてしまいました。
    乙一さんほんとすごい。圧巻。

  • ★2008年6月14日 48冊目読了『失踪holidays』乙一著 評価B

  • デビューしたての頃ってことか、もしくはラノベ系だからってことか、正直、彼の作品を殆ど読んだ後に本作を手に取ると、ぬるい。短編と中編の2作が収められているんだけど、どちらもなんか、とりあえず及第点を狙いました、程度の出来映え。設定にたいした斬新さはないし、オチも想定の範囲内でした。

  • しあわせは子猫のかたち
    失踪HOLIDAY
    の二作収録。

    前者は読んだことがあったので、後者のみ読んだ。
    主人公のナオと家の使用人のクニコを中心に話が進む。
    グロテスクさは全くない。
    話が一気に展開するときのスピード感や、伏線の回収などが楽しい。

  • 読了日2010/06

  • 二篇収録のうち、表題作のみ未読だったので。主題は作者が何度も使っているものだが、設定の魅力と完璧な話運びでまったく飽きることがない。

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著者プロフィール

おついち
1996年、17歳でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を『夏と花火と私の死体』で受賞し作家デビュー。2003年『GOTH』で本格ミステリ大賞を受賞。叙情豊かな描写と斬新な語り口で時代を代表する若手ミステリ作家となる。著書は『暗黒童話』『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『箱庭図書館』人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ『The Book』など多数。マンガ・絵本の原作、映画・舞台の脚本執筆、別ペンネームでの活動(?)など、縦横無尽な創作活動を続ける。

「2016年 『銃とチョコレート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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