きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 780
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253028

作品紹介・あらすじ

私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる"切なさの達人"乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 小・中学生の頃にGOTHが流行っていて、図書館でこの本を見つけて乙一さん懐かしいなと思い借りました。勝手にサイコホラー的なお話ばかり書かれているのだと思っていたので表紙を見たとき以外に感じました笑

    短編の話が3つ収録されていてどちらもスラスラ読めました。どの話も悲劇だったり、救われないような描写がある中のはGOTHの印象と変わらないですね。最後の「華歌」はまんまと騙されました。うまいですね。あとがきも面白い。

  • 中学生のころ好きだったなぁ…と懐かしく再読。
    傷-KIZ/KIDS-が今も面白いと感じた。
    あっというまに読み切ってしまう量ですが。

  • どの話もストレートかと思いきや歪みのある様な話。
    その歪みが魅力。
    どの話も甲乙つけ難い。どれもなんらかの救いがあるのはスニーカー文庫だからかな。
    またいつか読み返すであろう1冊。

  • せつなさの達人というキャッチフレーズをよく見かける乙一。初期ファンタジー短編集を初読。例えば、友達がいない高校生が脳内ケータイで唯一の友達をつくる話。出だしとテンポはいい。オチもそこそこ。なのにどうもダメ。何がダメ?主人公のかずえ(仮名)が、うじうじで、じつは腹黒。まったく感情移入できない。そうすると、どの話も登場人物のやさしい行動が偽善にみえてくる。ごめん、作者のせいじゃなく、かずえのせいなんだ。

  • 私の中の乙一ブーム再燃に付き再読。
    確か一番初めに読んだ時泣きそうになったんですけど、さすがに二度目はオチを知ってるのでそこまでは…と思いきや。
    最後の話は、挿絵があったので、性別混乱しました。

  • 『Calling You』
    取り返しのつかない事、悲しいけれど、その出来事で前向きに転じる話

    『傷ーKIZ/KIDS-』
    痛みを分け合う事で生きる希望を見つけるお話。

    『華歌』
    傷ついた人達のお話。
    これからどうなるか分からないけれど、大人だから、強くなった気がするから、きっと自分で何とかできるでしょう。
    というか、何故か性別が逆だと思いこんだまま読んでいました、この話。
    小さな人間の姿をした植物が生えてくる話は、二つほど読んだ事があります。
    (マンドレイクではありません)

  • 文書がおかしいところがあって、何か所も、変なところでストーリーがぶつぶつ切れてしまいました。文書もなんだか堅いんだよね~作文みたいです。期待しすぎて読んでしまったせいか、それほどでもなかったな。

  • 大好きな乙一さんのいちばんすきなお話

    切ないお話がだいすきなのです

    時間が一時間ずれてることにこんなに意味があるとは思いませんでした

  • とても優しい話で感動しました!

  • 「さみしさの周波数」とまとめて感想。
    タイム・リープを薦めてくれた知人が、とにかく大好きだと言っている作家が乙一。
    乙一は名前も評判が高いのも知っていたが、どうも「ホラー系の作家」という印象が強くて敬遠していた。
    しかし、知人が「乙一には白と黒があるから。"白"乙一なら大丈夫!」と繰り返し強く推してくるので、読んでみることにした。

    殆どの作品で読後、切なさとやりきれなさを感じた。
    それは多分、作中で今さら覆しようのない出来事が扱われているからだろう。
    「あの時ああすれば」というほろ苦い気持ちが、読み手である私の自分の過去の後悔を思い起こさせ、胸が痛んだ。
    だがどの作品も暗い気分になるというよりも、切ないけれどもすっきりと爽やかな気持ちで読み終えられた。
    これがこの著者の作風なのかな。
    あと、挿絵がかなり好みだった。

    気に入ったのは「Calling You」「未来予報 あした、晴れればいい」「失はれた物語」。

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著者プロフィール

おついち
1996年、17歳でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を『夏と花火と私の死体』で受賞し作家デビュー。2003年『GOTH』で本格ミステリ大賞を受賞。叙情豊かな描写と斬新な語り口で時代を代表する若手ミステリ作家となる。著書は『暗黒童話』『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『箱庭図書館』人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ『The Book』など多数。マンガ・絵本の原作、映画・舞台の脚本執筆、別ペンネームでの活動(?)など、縦横無尽な創作活動を続ける。

「2016年 『銃とチョコレート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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