きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : 羽住 都 
  • 角川書店
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本棚登録 : 8209
レビュー : 772
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253028

感想・レビュー・書評

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  • 思春期に飛び込んできたリリカルな言葉たち

    自分が今、生きていることに自信がなくてただ過ぎていく日々。そんな自分が嫌でも変える勇気もない。そこに沁みてくる物語。ときどき読みたくなる。

  • 3つの話がはいっていて、どれも最後の展開に驚かされた。
    「きみにしか聞こえない」
    頭の中で作った電話で話す2人。
    りょうとシンヤ、そして未来のりょうであるゆみ。
    短い話にもかかわらず最後はほんとに泣ける。
    だれもがなにかを抱えているけど、それを乗り越えて生きていく強さみたいなものを感じた。

  • 痛い…でも心の底から励まされる。
    そんなストーリー、初めてだ。

    誰にも理解してもらえるはずがない苦痛と苦悩を抱える者には、痛くても優しい。読んでよかった。

    これからも私は私の苦悩を…本当にわかってほしい人には決してわからない苦痛を、胸に抱いたまま生きてゆくけれど、もうかまわない。

    まだまだ生きられる。そう思わせてくれる本だった。生きることを肯定したい。そう願わずにはいられなくなる本だった。まだ今は無理だとしても。

    やはり乙一さんは凄みがある。癖になる。

  • 友達がいなくて、携帯をもっていない女の子が主人公。彼女はある日、自分が携帯を使って、知らない「だれか」と、繋がっているところを空想しはじめる。ところが…。空想の「携帯」で繋がった二人の「友達」。彼らとの「運命の出会い」が、主人公の人生を、少しずつ変えていく。
    ピュアなラブストーリー。胸が締め付けられるほど、切ない。あとからでてくる、女性の「携帯友達」の正体は、なんとなく予想していたが、それでも感動した。自分の運命を知っていて、それでも、過去の自分にメッセージを伝えるとしたら、何を言うだろう?

  • 最後の話また騙されたー。どうして性別間違えてしまうんだろう。
    でもこの話好き。

  • この高校で携帯電話を持っていない女子はおそらく私だけ。うまく友達の輪に入れなかった。
    孤独をまぎらわすため、頭のなかで携帯を思い描く。ある日、空想上のはずの携帯に、
    同じ孤独をかかえる少年から着信がある…。

    切なさが際立ち、
    誰もがもつ孤独を鮮やかに浮き上がらせる、
    乙一氏の珠玉の短篇集

  • なんともいえない切なさが胸に残ります。
    何度も読み返していて結末がわかっているのに読むたびに泣いてしまう。

    文章も読みやすく、繊細な表現が印象的な短編集です。

  • 良い!

  • もともと短編の話だったものを漫画にした作品です。字で見るのと絵で見るのではやはり変わりますね。話の良さがよりよく出てるかな、と思います。

  • これはファンタジーなのかな〜。
    初めて、このような小説を読んだ。
    が、それぞれ差はあるけど楽しめた。
    華歌は、凄く引き込まれたな〜。2013.10.13読破

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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