きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : 羽住 都 
  • 角川書店
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本棚登録 : 8208
レビュー : 772
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253028

感想・レビュー・書評

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  • どの作品も寂しく、切ない。だけどささやかな優しさと温かさのある短編集。不思議で透明感のある世界観が印象的。初めて「calling you」を読んだとき、ぼろぼろ泣いたことを思い出しました。今でも読み返すたびに胸が締め付けられます。他人の傷を移す能力を持つ少年の話「傷」も切ない。だけど、最後は幸福なもので良かった。華歌も、独特の美しさがある作品でした。

  • 「傷」は昔映画になった(?)のか観たことがある。あれの原作、乙一さんだったのかと数年越しで驚き。そんなエピソードも含めて「傷」が一番好き。子供の強さと弱さが秀逸に描かれていて見事。いつになってもこの物凄く繊細な子供心を忘れたくない。ただ、大人がこれを書いているのかと思うと少々複雑。

  • すごい切ない。
    きみにしか聞こえないはまさかな展開でした。

  • 2013 9/3 読了

    初めて乙一さんの本を読みました。
    名前のイメージからして、怖い物を想像していて手を出せなかったのですが、薄い本だったのでちょっとチャレンジしてみようと思って手を出してみました(・∀・)

    全体的に繊細な文章でした。
    ストーリーも読んだ事の無い感じで、面白かったです。

    3編の中ではCalling Youが好きです。
    華歌は最後ちょっとビックリでした。

  • 【あらすじ】
    私にはケイタイがない。友達が、いないから。
    でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。
    「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。
    それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)

    誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。
    表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

  • すごく前から気になってた乙一作品。
    どの作品も切ない話だった。
    Calling You
    誰だって、誰かとつながっていたいよね。
    物語の後半、
    私が主人公になっても同じように行動するかも・・・きっと。

  • 友人を持てず、ひとり、とりとめなく自分だけの携帯電話を頭の中に夢想する少女。
    ある日、その携帯からメロディーが流れ出す。
    それが、同じ孤独を抱える少年との出会いだった…表題作「Calling you」。
    優しさと残酷さに傷つく少年たちを描く「傷ーKIZ/KIDSー」。
    恋人を喪った主人公と小さな花の中で歌う少女の不思議な交流を描く「華歌」。

    御伽噺のような柔らかなストーリーと細やかな心理描写が、誰にも覚えのある孤独感、静かな憧れを切り取ってゆく短編集。

  • まず、全体のタイトルがいい(^^)v
    自分の中にも、こんな気持ちがあるのが
    少し嬉しいかな(^_^;)

    三編の中では、傷が一番好きです
    人の痛みを引き受けた方が楽じゃないかと思う時が、こんな私でもあるんだよな…たまに

    でも、純真無垢じゃないからな
    久々に、素直な気持ちになれたかも(⌒‐⌒)

  • 初めて読んだ乙一さんの作品。
    「傷」が今でも心に残る。

  • 初、乙一の本。
    結構いい話で、暗いイメージの乙一も、こういうのなら読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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