きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : 羽住 都 
  • 角川書店
3.64
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本棚登録 : 8207
レビュー : 772
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253028

作品紹介・あらすじ

私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる"切なさの達人"乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生のころ好きだったなぁ…と懐かしく再読。
    傷-KIZ/KIDS-が今も面白いと感じた。
    あっというまに読み切ってしまう量ですが。

  • どの話もストレートかと思いきや歪みのある様な話。
    その歪みが魅力。
    どの話も甲乙つけ難い。どれもなんらかの救いがあるのはスニーカー文庫だからかな。
    またいつか読み返すであろう1冊。

  • せつなさの達人というキャッチフレーズをよく見かける乙一。初期ファンタジー短編集を初読。例えば、友達がいない高校生が脳内ケータイで唯一の友達をつくる話。出だしとテンポはいい。オチもそこそこ。なのにどうもダメ。何がダメ?主人公のかずえ(仮名)が、うじうじで、じつは腹黒。まったく感情移入できない。そうすると、どの話も登場人物のやさしい行動が偽善にみえてくる。ごめん、作者のせいじゃなく、かずえのせいなんだ。

  • 私の中の乙一ブーム再燃に付き再読。
    確か一番初めに読んだ時泣きそうになったんですけど、さすがに二度目はオチを知ってるのでそこまでは…と思いきや。
    最後の話は、挿絵があったので、性別混乱しました。

  • 文書がおかしいところがあって、何か所も、変なところでストーリーがぶつぶつ切れてしまいました。文書もなんだか堅いんだよね~作文みたいです。期待しすぎて読んでしまったせいか、それほどでもなかったな。

  • 大好きな乙一さんのいちばんすきなお話

    切ないお話がだいすきなのです

    時間が一時間ずれてることにこんなに意味があるとは思いませんでした

  • とても優しい話で感動しました!

  • 切ない短編集。泣けるし、定期的に読み返したくなる本。

  • 3つの物語からなる短編集。どれも予測不能なラストと現実にはありえないのに登場人物にわく不思議なほどの親近感。

  • 私にとっては初めての乙一です。短編集はあまり好きではなかったのですが、いいもんですね。2000年に発表された作品で、初期の作品だと思います。小説全体から青臭さのようなものが感じられますが…私はどういうわけか泣いてしまいました。泣かしにかかってるのかなとか、現実離れした設定だなとか、若々しすぎる…と思いつつも号泣。傷がテーマになってるからでしょうか。どれもそれなりに救いのある結末になってるので、自分の中の傷のようなものも癒されました。乙一に興味がわきました。3つ目の書き下ろし短編の「華歌」は最後まで読んで、アレ?となりました。まさかこういう風に驚かされるとは思っていませんでした。そういう意味でも楽しめました。

    • jyunko6822さん
      乙一さんの別の名前の本、ご存知でしたか?
      そちらも読んでみてください!お勧めです。
      乙一さんの別の名前の本、ご存知でしたか?
      そちらも読んでみてください!お勧めです。
      2012/08/29
  • 2010.10.3 再読 個人蔵書

    白乙一で一番すきな短編集。
    「CALLING YOU 」「傷」「華歌」の3篇とも、とてもよく作られてる物語だと思う。

    「CALLING YOU 」「傷」は、子どもの頃の自分を思い出す。友達が少なくて、閉じてて、自分のあたまの中で会話してる、ちょっと息苦しい感じがよくわかる。

    昔、どっちも映画化されて見たいなぁ~と思ってたのにいまだに見てないし。
    ついつい、ドリカムの歌が頭ん中に流れる~。

    「華歌」は、ラストを忘れてた。そうだった~。

  • とても切ないけど、何度も読み返したくなってしまう本です。 自分だけが一人ぼっちだと感じ、孤独感に苦しんでいる人にこそ読んでほしいです。

  • 3つの小説が収録された短編集。
    どのお話も不思議で悲しくて、でもどこか救いのあるお話でした。
    『傷』を読みたくて選んだ本でしたが、どれも私好みでした。

  • どの作品も発想が素晴らしい。よく思いつくものだと心から感心する。表題作が一番よい。どうしても「携帯電話」で繋がった少年を死なせてしまうのが切な過ぎる。「私」は人を死なせてしまった罪悪感を一生抱えられるのだろうか。『華歌』もよい。こちらも死が大きなテーマである。そして生も。著者は大学理工学部に在籍していたとのこと。理工学部出身である私は親しみが湧く。「看護婦」という古い言葉が多用されていて、少し苛立った。少し前の作品であるので仕方ないが。

  • 小・中学生の頃にGOTHが流行っていて、図書館でこの本を見つけて乙一さん懐かしいなと思い借りました。勝手にサイコホラー的なお話ばかり書かれているのだと思っていたので表紙を見たとき以外に感じました笑

    短編の話が3つ収録されていてどちらもスラスラ読めました。どの話も悲劇だったり、救われないような描写がある中のはGOTHの印象と変わらないですね。最後の「華歌」はまんまと騙されました。うまいですね。あとがきも面白い。

  • 三話からなる短編集です。
    このタイトルを目にすると、ドリカムの『あの曲』が否応なしに脳内再生されるのですが
    まさかこの作品がもとだったとは…知りませんでした。映画の主題歌だったのですね。
    「Calling you」と二話目の「傷」は、最後でつながってる、だから誰も死ななかったのだと捉えました。じゃないと悲しすぎる。

  • 乙一の作品はどんでん返しが気持ちよくて、いつも裏切られるために読んでいる感じ。
    華歌は女性にオススメです。

  • 2005.11

  • 空想の中の携帯電話のストーリーが好きだった

  • 3つの短編が収録されていて、どれも切ない話。
    「華歌」は最後にちょっとしたどんでん返しがあって驚かされた!

  • いつものホラーとは少し違う感じでした。
    現実にはありえないお話ですが、読みやすく惹かれる世界感でした。

  • 頭のなかに携帯が出現して、声を出さなくても話せるという凄まじい能力を持った男女の話。
    時間にズレがあるというのは不思議だったが、とても楽しく読み進めることができた。1日で読み終えてしまった作品のひとつ。

  • 娘が乙一読んでみたいっていうから ワタシは乙一、黒より 白のが好きなんでそれっぽいの借りたつもりでいたら 頭のなかに空想で持った携帯が人とつながる話「calling you」は切ないけど、他人の傷を移せる特異体質「傷-KIZ/KIDS-」も歌を歌う花を見つける「華歌」もちょいグレーだった

  • 話はもちろん挿絵も好き

  • 切なさと透明感のある作品。
    乙一の、どこかホラー的な要素も感じさせるのに胸がきゅんとなるような切ないラブストーリー的要素もあり、大好きな作品です。

    また、短編が数話収録されており読みやすい一冊。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    私はケータイを持ってない。なぜなら、私には友達がいないから。だから毎日空想をして、憧れ続けていたある日。頭の中に鳴り響いた美しいメロディ。それは、同じさみしさを抱えた少年からのSOSだった……。

    【キーワード】
    文庫・短編集・泣ける・ファンタジー・映画化

    【映像化情報】
    『Calling You』→『きみにしか聞こえない』2007年映画化
    出演:成海璃子・小出恵介

    『傷 -KIZ/KIDS-』→『KIDS』2008年映画化
    出演:小池徹平・玉木宏・栗山千明 他


    +1++1+2

  • 『Calling You』
    取り返しのつかない事、悲しいけれど、その出来事で前向きに転じる話

    『傷ーKIZ/KIDS-』
    痛みを分け合う事で生きる希望を見つけるお話。

    『華歌』
    傷ついた人達のお話。
    これからどうなるか分からないけれど、大人だから、強くなった気がするから、きっと自分で何とかできるでしょう。
    というか、何故か性別が逆だと思いこんだまま読んでいました、この話。
    小さな人間の姿をした植物が生えてくる話は、二つほど読んだ事があります。
    (マンドレイクではありません)

  • 短編3作。1,2は好き。孤独な子供達がラストには前向きで。3のミスリードタネ明かしは、そもそもこのミスリードいらないんじゃ??興ざめで逆効果な気がした。

  • これをきっかけに、初めて買った携帯電話は白にしました

  • サクサク読めた。

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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