GOTH 夜の章 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 10625
レビュー : 975
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253042

作品紹介・あらすじ

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち-"GOTH"を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代以来の再読。この作者の作品はあまり読んだ事がなかったのだけど、これと「夏と花火と私の死体」は結構印象に残っていたので再読してみた。途中途中は忘れている箇所があったけど、それぞれの話のオチやストーリーの進み方はそこそこ覚えていたのでちょっとびっくり。当時読んだ時はまだそこまでミステリに傾倒していなかったので、この作品は後の私のミステリ大好きになる切っ掛けの一つではあったのだろうなぁ。しかし今読んでみるとなんとなーく中二病の気配が感じられて少しむず痒かった。

  • サイコパスとか猟奇的たぐいの物語だけど、安心して読める。
    初めての読むラノベ

  • 残虐的で猟奇的でサイコパス。
    人間の持つ暗黒面への興味が
    悪趣味な“僕”と“夜”の好奇心を刺激する。
    .
    3話の短編集。
    夜の章は「犬」がよかった。
    まぢか!!!!!が止まらなかった。笑
    .
    不気味で人間離れしすぎていて
    理解不能な思考や行動や出来事ばかりだけど、
    なぜか登場人物たちに
    寄り添ってあげたい気持ちになったり…
    ならなかったり…。

  • そういえば乙一さんの本を読んだことがないな、と思い購入しました。

    粗削りな感じを受けたものの、一貫して陰鬱な空気感を楽しむことが出来ました。上下巻通して気になっていた部分が最終的なオチに使われていて、すっきりした読後感。ただ伏線回収に終始していて、ストーリーががさつなのかなあと思う部分がありました。特に「犬」が、、ね、、すきだけども、、、

    しかひ厚さもちょうどよく、気分転換に向く短編集なので私含めたミステリ初心者には会った難易度なのかも。
    ごちそうさまでした

  • おもしろかった!さすが乙一。
    短編集は無意識のまま読み終わるものが多いけど、これはひとつひとつが濃かった。
    猟奇的ではあるけど、変態ではないから清潔感のある残虐性を感じれた。
    無駄にツラツラ書かれた背景とは違って、最低限の描写ででもリアルに伝わる作風は乙一さんならではですね。

  • 短編なのでサクッと読めます。森野に焦点を当てた三作。最後の一話は...


    内容(「BOOK」データベースより)
    森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち―“GOTH”を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。

  • 「GOTH 夜の章」
    乙一といえばこれ。


    乙一と言えばGOTHを読むべし!みたいなので、GOTHを上下に分けた本作を読了。ふわっとな知識ではあったが、実際はホラーが強めな作品だなと。


    高校生の「僕」と森野夜は人間の持つ暗黒面に強く惹かれる?そんな二人は毎回、奇妙な巡りあいで猟奇的な事件に関わっていくことになる、のだが、こんな暗いテイストを23前後で書いちゃった乙一は、どんな動機があったんだろう。


    暗黒面とは言えど、ようは、人を殺す、ということに興味があると言うことだ。僕と森野は、一般的な倫理概念を越えたところにいる。それは、「暗黒系」の短編でよく分かる。人を殺すような人間と心を通わせ、相手は僕が警察に通報しないだろうと確信し、僕もそうする。森野は、僕に比べれば、ましに見えるが、手帳を拾って楽しむあたりは、十分に倫理概念を逸脱している。二人からすれば、純粋な興味なのだろうが、サイコパスなのは間違いない。一瞬綺麗に見えるものの、それは錯覚で、見えたとしても、それは綺麗な暗黒感だと思う。


    ストーリーとしては、これだけ暗黒感満載で残酷非道な要素があるが、淡白に綺麗に見える。面白さは、僕と森野の思考を想像するところだろうか。綺麗に見える分、二人をイメージ化しやすい。乙一作品を知る上では、読み難くて読みやすい。

  • この作者の作風。変わっているけどすごく好き。怖い様な怖くない様な。残酷な場面でも淡々とその景色が頭で描かれる感じ。怖くはないと思うけど、はっきりと描かれる。今回の主人公達も変わっていて興味深い。短編集だが繋がっている様な。続きを読もう。

  • まだ、僕の章を読んでいないが、楽しみ。

  • 文章・構成は巧みの一言。なかなか無機質というか人間味の感じられない感性を持つ登場人物らは如何かと思うが…。正直、面白いですね。最近はこういう作品が多いのですかね。チト病んでますね…

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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