GOTH 僕の章 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2005年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784044253059

作品紹介・あらすじ

世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚する少年「僕」。もっとも孤独な存在だった彼は、森野夜に出会い、変化していく。彼は夜をどこに連れて行くのか? 「僕」に焦点をあてた3篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 夜の視点から、僕の視点へ変わる短編3編。
    本格ミステリー大賞受賞ということを軽視して、甘く読んでいたら、土の章からさっぱりわからなくなってしまい、2回読むことになった。
    薄い文庫だから、大丈夫。
    乙一さんが 語る “死ぬこと”、“殺すこと”。 
    それらを前にした「僕」のあまりに平静な雰囲気。
    乙一っぽさで、不気味さが増す。
    ミステリー部分はしっかりしていて、読み落とすと真意がわからなくなる。
    「僕」は、殺す側の人間だけど、殺人の探索者で、殺されがちな「夜」の友人。
    ゴス的「僕」の中の優しさを垣間見る。

    何を書いてんだかわからんねえ。
    乙一さんは、奥深いってことを言いたいのよ。

    • 林霖さん
      いいね、ありがとうございました。
      コメント失礼します。
      最後の「声」は理解するまでが難しいですよね。
      でも、分かったら衝撃でした!
      いいね、ありがとうございました。
      コメント失礼します。
      最後の「声」は理解するまでが難しいですよね。
      でも、分かったら衝撃でした!
      2025/03/16
    • おびのりさん
      林霖さん
      コメントありがとうございます♪

      そうなんですよーなおなおさんは3回読んで
      私はどうにか2回
      しかも何がわからなくなったかさえ 
      ...
      林霖さん
      コメントありがとうございます♪

      そうなんですよーなおなおさんは3回読んで
      私はどうにか2回
      しかも何がわからなくなったかさえ 
      もう忘れている感じm(_ _)m

      ながあめさん、で良いのかしら?
      りんりんさん、でしょうか?
      可愛いですよね
      2025/03/17
    • 林霖さん
      読み方難しいですよね、すみません。
      りんりんで合ってます!
      読み方難しいですよね、すみません。
      りんりんで合ってます!
      2025/03/17
  • 夏、「恐怖新聞」というドラマを見ていた時に、エンドロールに乙一さんの名前を見つけました。構成に関わっていたようです。
    なかなか驚きの展開が続くドラマで、うだうだ見始めたのに、気づいたら続きが気になって癖になってた。その構成に乙一さんが関わっていたと知って、すごくワクワクさせられて。

    上巻同様、まさに、構成が素晴らしい作家さん。
    読み始めて、なるほどと繋がったリンクを切られ、さらにまた別のリンクが現れて、展開する。そんな仕掛けが丁寧に施してあり、とことん読み手のことが考え尽くされている。
    最後の章「声」はラストにもってくるのにふさわしい内容で、オチも構成もすごくキレイ。「僕の章」というだけあります。

    あとがきの、こたつを片付けるくだりが好き。彼のエッセイが読んでみたいなぁ。

    • 土瓶さん
      もしも未読でしたら「小生物語」という乙一さんのエッセイ日記?があります。
      自分は、たまたま古本屋で見つけて購入しました。
      脱臼しそうな勢...
      もしも未読でしたら「小生物語」という乙一さんのエッセイ日記?があります。
      自分は、たまたま古本屋で見つけて購入しました。
      脱臼しそうな勢いで肩の力が抜けきります。そして笑えます。
      2021/06/03
    • naonaonao16gさん
      土瓶さん

      こんにちは!
      コメントありがとうございます^^

      乙一さん、実はこの後読んでなくて…
      「小生物語」というエッセイがあるんですね!...
      土瓶さん

      こんにちは!
      コメントありがとうございます^^

      乙一さん、実はこの後読んでなくて…
      「小生物語」というエッセイがあるんですね!
      なんというか…タイトルが、乙一さんらしいですね(笑)

      知らなかった作品知れて嬉しいです!
      読書疲れた時に読んでみます!の、前に探さないとですね…

      ありがとうございます!
      2021/06/03
  • 乙一 著

    『GOTH』下巻 表紙「TH」の部分
              赤い服の女性の写真
    [僕の章]本作品は…
    リストカット事件


    の三部作構成。
    前作よりも探偵小説感が増した気がします。
    そして、不気味さも増している。
    例の2人が登場!下巻だけど、続編という感じでもない。森野さんが少し影を潜めた感が少し残念(・・;) 謎めいていた感覚が何だか消えた気がする。しかし、まんまと土では騙されましたがウ・・ ウン(・_・;)
    「リストカット事件」はそういうことか…ハラハラしましたよ(*_*)
    「土」は最初は、とても根が深い、ゾワゾワする内容だったけど、最後は犯人は可哀想というか、自業自得というか、悲しい話しなんだけど、何か腑に落ちない感覚も拭えなかった。(´-`)あの被害者どういうことなんだか…?ま、オチがあるようでないところが恐怖なのかもしれないけれど…。
    ラストの物語の「声」で、途中「エッ!(・・;)」と思い、その展開は〜?と驚きながら、読んでいて…
    うむ?なぬ?頭が途中こんがらがってしまいましたが…こちらも、ちょっとぉ〜どんでん返しのような騙された感は、やっぱり巧いと言おうかズルいと言おうか…(-。-;
    ただ、自分的には、僕は僕のままでいて欲しかったなぁ〜(僕!という名の下の主人公で貫いてほしかったって気もしましたσ^_^;)
    しかしながら、こちらは、ますます一緒に謎解き
    探偵団になった気分でストーリー展開を楽しめました。
    どちらも『GOTH』面白かったです!
    寝不足になるのは辛い(*´Д`*)
    癖のある登場人物に惹かれますね。

    ところで、これは小説だから客観的に楽しめるんだけれど…、、私自身も霊感って呼びたくもないんですが、妙な気配を察知してしまうところがあって、何か自分でもピリピリ嫌な雰囲気や気分になる瞬間が時々ある。
    知らない人と目を合わすのに怯えてしまう。
    一度見てしまうと全然知らない人なのに覚えてしまうから…。いい人だと、それはとてもいい感じなんだけど…少しタチ悪そう、怖い人だと覚えてたり…相手に覚られることって嫌だし怖いじゃないですか、(−_−;)
    以前、人混み多いセンター街を歩いてて、何気に前を向くと100mくらい離れた人と何故か目が合った!遠過ぎて、見えるワケないのに目が合った瞬間が感じとれた(°_°)(°_°)
    私はメチャクチャ目が悪く、ド近眼ಠ_ಠ
    なんですが、遠くに離れているのに、見ず知らずの向こうにいるその人と目があったのが分かった!(◎_◎;)だから、すぐに俯いて、目を合わせないように、その人とすれ違わないように前を歩いていたんだけど…その人は人混みを押し分けて…ずんずん私の方へ向かってきたのが、下を向いて歩いてるのに感じられて、心臓がバクバク( ̄д ̄;)出来る限り端に端に寄って歩いていたのだけれど、私を目がけてくるようにやって来たその人が私とすれ違いざまに「オレを見てただろ!」と言った‼︎
    私はその人もその言葉も無視して、早足で逃げた!目が合った瞬間、その人を覚り覚られることってありませんか?
    この本を読んでると、幾つかの奇妙な体験を思い出して、少しゾッとしました(>人<;)
    ホント、本の中だけにしてよ〜

    • 土瓶さん
      あおいさん、おはようございま~す(^^)

      昨日はごめんなさいm(_ _)m
      サウナに入ったあとでご飯食べたら、ものすごく眠くなって、その...
      あおいさん、おはようございま~す(^^)

      昨日はごめんなさいm(_ _)m
      サウナに入ったあとでご飯食べたら、ものすごく眠くなって、そのまま寝てしまいました。
      本のタイトルを聞いておいて、すいません(-.-)Zzz・・・・

      さて。
      「暗黒童話」
      著者初の長編、だったかな?
      内容は少々グロいです。
      怖い、というより、グロです。
      特に目玉が……。
      正直いうと、内容はなんとなく程度しか覚えがありません。
      寝不足の中、フェリーで揺られながら読んだ記憶はあるのですが?
      中盤までは少しダルさがあった気がしますが、そこからは一気に行けますね。
      もう一回、寝不足じゃないときに読んでみたいなぁ。
      最後はスッキリ感があったような?
      グロさはともかく、オカルト的な恐怖は、それほどでもなかった気がします。

      「エムブリヲ奇譚」
      旅に出て様々な目に遭う連作短編集ですね。
      これはおもしろかった!!
      良作です。
      ただ…………。
      たしか「地獄」という短編が収録されていると思いますが、それはお勧めできません!
      グロい~┗(-_-;)┛
      全編通して絶望的にグロい。
      乙一さんの作品でも群を抜いてグロいです。
      グロさ爆発です(笑)
      読まれるときは体調を整えてからが良いでしょう。
      何かを食べながら読んではいけません。
      吐き気に襲われる恐れもあります。
      読後は、しばらく食欲がなくなると思われるので、食前に読みのも勧められません。
      もし、どうしてもグロいのが苦手なら、「地獄」だけを飛ばして読んでも全体に影響はありません。
      ただ……可愛らしい印象のあおいさんが、あの作品を読後にどんな感想を持たれるのか、とても興味がありますが。
      と、煽っておきます(^ー^)

      がんばってくださいq(*・ω・*)pファイト!
      2022/08/14
    • aoi-soraさん
      土瓶さん、おはようございます!

      えっと、とりあえず…
      2作品とも“グロ”ですね(((;ꏿ_ꏿ;)))
      どっちから読むか迷うな(+_...
      土瓶さん、おはようございます!

      えっと、とりあえず…
      2作品とも“グロ”ですね(((;ꏿ_ꏿ;)))
      どっちから読むか迷うな(+_+)

      「エムブリヲ奇譚」
      装丁は美しいのに、やっぱりグロ!
      地獄には注意します…φ(..)
      私、お昼ごはん食べながら本読むの好きなんだ。
      気をつけなきゃ!!

      まずは読みかけの本を読み終え、心身ともに整えて、地獄の世界に足を踏み入れますwww
      2022/08/14
    • 松子さん
      地獄の世界に足を踏み入れるっ!∑(゚Д゚)
      あおちゃん、がんばれぇー!
      地獄の世界に足を踏み入れるっ!∑(゚Д゚)
      あおちゃん、がんばれぇー!
      2022/08/14
  • ーー犯罪者を見るのが好き。しかし第三者として留まり関わらないことをルールとしている僕。(前作「夜の章」より) ーー
    ーー人間には殺す側と殺される側がいる。僕は殺す側ーー
    遭遇する猟奇的な事件に、第三者どころかとうとう関わっている!?
    「僕」が森野を守るのは「愛情」ではなく、「執着」からなのだとか。その理由を考えると恐ろしい。

    グロテスクな描写には目を背けたくなるが、乙一さんが描く異様と思える犯罪者の姿や心理描写、またトリックを使った手法が見事だなと思った。好きかも。
    3回も読んでしまった。それぞれの章に出てくる「僕」はみな同じ人?、「僕」と「少年」は同一人物なのか?、森野と歩いていた男子は「僕」ではなくて?、他には犬や妹は前作に登場した彼ら?…など疑問がわき、今でもすっきりはしないが最初に納得した通りのシンプルな読み方でいいのかなと。

    ブク友さんが乙一小説を読むと奇妙な体験を思い出すとレビューしていたが、分かる気がする。
    私は高校時代の不気味なクラスメイトを思い出す。
    隣の席の男子が技術の授業で使う大工道具を常に机の中に隠し持ち、いつでも攻撃態勢がとれるようにしていた。私が見たのは"かんな"。クラスが少し騒がしくなったりすると机の中に手を入れ、かんなをわなわなと震わせながら握りしめ、「ぶっ○してやる!」とかブツブツ言っていた(-_-;) 隣の私以外誰も気づいていないようだった。それを何度も目撃した私も今思えば第三者みたいだ…怖っっ!

    • なおなおさん
      くまさん、お気遣いいただき、ありがとうございます。
      全然気にしないでください。
      乙一小説を読むまで忘れていたことです^^;
      まだまだ乙一小説...
      くまさん、お気遣いいただき、ありがとうございます。
      全然気にしないでください。
      乙一小説を読むまで忘れていたことです^^;
      まだまだ乙一小説を読みますし^^;
      怖すぎましたか…本当にごめんなさい(_ _;)

      毎木曜日のブックリストを楽しみにしている私です。
      そして今週候補者だったのですか!?やったー!でも外すと(受賞を逃した感じ^^;)。
      残念ですが仕方がないです…強烈な内容ですもんね(T_T)
      2022/09/20
    • hiromida2さん
      なおなおさん、こんばんは。
      怖しい体験をされたんですね(-.-;)
      怖すぎます!小説の中だと想像上の出来事として
      回避出来るけど…現実の中で...
      なおなおさん、こんばんは。
      怖しい体験をされたんですね(-.-;)
      怖すぎます!小説の中だと想像上の出来事として
      回避出来るけど…現実の中での出来事だと
      呪われたように、なかなか払拭できないですよね〜
      特に物に宿る凶器は狂気です(" ̄д ̄)
      どうか、今後は なおなおさんが怖しい事態に
      遭遇しませんように…m(._.)m
      何故か、乙一小説を読むと怖い記憶がよみがえってくる
      それでも、別物として意外と冷静に乙一世界を
      楽しめるから不思議ですよね(´⊙ω⊙`)
      なおなおさんの体験レビュー読んで、
      奇妙な体験は私だけじゃなかった!と安心出来る
      代物でもなかったですΣ(゚д゚lll)
      もう一度言います。小説の中だけにしてよ〜
      ねっ!
      2022/10/18
    • なおなおさん
      hiromida2さん、こんばんは。
      コメントをありがとうございます。

      レビューにあげたブク友さんとは、hiromida2さんのことでーー...
      hiromida2さん、こんばんは。
      コメントをありがとうございます。

      レビューにあげたブク友さんとは、hiromida2さんのことでーーす^^;
      奇妙な、というか怖い思いをされましたね。
      読んでいて、「でもそう言うあなたもアタシを見てましたよね!?」って相手に返したくなりました。
      それもおっかなくてなかなか言えることではないのかな(-_-;)

      この本とhiromida2さんのレビューを読んで、私も周りにもおっかない人がいたもんだと、思い出しました。
      隣の男子の凶器は、どうするんだろうって冷静に見ている私もいました。今思えばそんな自分もおっかない一人かなと思い、「(私も"僕"みたいに)第三者みたいだ」と書いた次第です。怖っ!(^ー^;)
      おっしゃる通り、乙一小説は怖い体験を思い出しつつ、楽しめますよね。不思議です。
      これからも読みますよ〜^^;
      私も言いたい!小説の中だけにしてちょうだい!って(笑)
      2022/10/18
  • R3.10.27 読了。

     前作同様に猟奇的事件に驚かせながらも次の展開が気になり、一気読みしてしまった。リストカット事件は生きている状態で手首部分で手を切られてしまう描写に背筋がゾワゾワして気持ち悪かった。
     「土」では、犯人の正義と悪の衝動の心の葛藤が描かれていて、殺人を犯すと一生消えない負い目を背負って苦しんで生きていかないといけないんだなあと改めて考えさせられました。
     「声」では『僕』の名前が明かされました。しかし、一人称の『僕』や『俺』が誰を指しているのか少しわかりにくかった。ところどころに張られた伏線や衝撃の結末につながる部分に関わることだから、しょうがないんでしょうけど・・・・。
    姉を殺された夏海さんに残されたテープの内容は、乙一さんらしい優しい演出ですね。読んでいる私も少し救われて気持ちになりました。
     ここまで来たらGOTH番外編も読むぞ。

  • 「GOTH」の番外編を借りたので、文庫版を読み直しました。
    登場人物を思い出すためにサラッと読むつもりが、けっこうガッツリ読んじゃったな(笑)

    表紙の図柄が合うように並べて、と。

    単行本ではなかったあとがきを読めるのもいいね。

    ・リストカット事件
      文字通りのリストカット。

    ・土
      「埋めてみたくて、埋めてみました……」

    ・声
      カセットテープ

    単行本では★4にしてますが、今読むと、上下巻に分けると、★3の中ぐらいかな。

    ナイフに魅せられて、みたいな話があったと思ってたんだけど、思い違いだった。
    記憶って当てにならんね。

    • 土瓶さん
      ウルトラさん。
      ご自宅の床をお大事に(笑)
      ウルトラさん。
      ご自宅の床をお大事に(笑)
      2025/10/26
    • 土瓶さん
      コルベットさん。
      よかった~。
      俺だけじゃないんだ。
      いや、よくないか( ̄▽ ̄)
      コルベットさん。
      よかった~。
      俺だけじゃないんだ。
      いや、よくないか( ̄▽ ̄)
      2025/10/26
    • 1Q84O1さん
      懐かしいです
      土瓶師匠にお勧めしてもらって読んだ『GOTH』!
      懐かしいです
      土瓶師匠にお勧めしてもらって読んだ『GOTH』!
      2025/10/26
  • GOTH 夜の章から続く連作3話短編集。
    各章、どんでん返しにしてやられた。

  • 衝撃。ミステリ好きでまだ読んでない人は読んで損ないから読んでほしい。この陰鬱な世界観が好きで、登場人物が人間味がないところも含めて好き。頭の悪い私には完璧には理解できなかったけど、それでも面白かった。

  • 「夜の章」に続き三作品が収められた短編集。どの話も狂気に満ちているのに、どこか静かで美しい。

    『リストカット事件』は、ジョジョの吉良吉影のように異常なほど手を求める狂気が、どこか印象深く心に残った。『土』では、生き埋めという発想の恐ろしさにぞっとし、『声』では叙述トリックにまんまと騙されて混乱。
    淡々とした文体だからこそ、そこに潜む狂気や冷たさがより際立っていた。

    “僕”は怪物なのか、人間なのか。
    読み終えても答えは出ないけれど、そんな曖昧さもこの作品の魅力だと思う。

  • 本書を読み始めて12ページ目の感想。
    『こんな性癖もってたら大変だなぁ』
    さらに読み進めての感想。
    『これ読み終えられるかなぁ…残酷すぎる…』
    そう思っていたのに、気がつくとページをめくる手が止まらず『夜の章』と『僕の章』を一気読みだった。

    文章全体に哀音が漂っているのにどこか美しい。
    星3.5個(^^)

  • 夜の章より面白かった
    サイコパスだらけで共感はできない(笑)

    ■僕
    やっぱり小説ならではの叙述トリックは面白い
    書いてある情報以外の欠けている部分を自分の想像で補完して勝手に騙される
    物事の本質は簡単には見えないという良い教訓だと思う
    【画面の表層に軽く触れて似たような毒を吐く】
    いい歌詞だ
    ネットやSNSは少ない情報で皆好き勝手言い放題で嫌になるなぁ。本質見えてるの?
    …脱線してしまった


    こういう映像として見えないから騙される人物誤認は気持ちいい
    グロも映像だとキツいけど小説なら何とか読めるかな

  • 殺す側の人間が身近にいませんように。

    「声」で僕をそっち側で描くのかー。うーん。その描き方は楽しめないなー。僕も森野さんもギリギリ不快に思わない描き方が良かったのに。と、思っていたら、、、僕じゃなかった!

    そうそう。その殺人は嫌な感じしないけど、(麻痺してます)「声」の犯人は不快極まりないのです。
    僕の名前が****だったのを最後に上手く騙されてよかった!

  • 夜の章に引き続き、読んだ。
    乙一さんの書く物語は本当に面白いし、乙一さんの文が好きだなぁと思いました。
    主人公は、残酷なことに心惹かれる二人、”僕”と森野夜。
    二人を軸とした短編集となっています。
    どの話も物語終盤にどんでん返してくる展開で、なかなか大きな驚きを伴います。
    •少女連続殺人事件が発生、その犯人の犯行日記が行きつけの喫茶店に落ちていて…「暗黒系」(マスター犯人かよ!)
    •同地区でペット誘拐事件が多発、犯人が攫ったペットを橋の下で殺していた…「犬」(犬が語り手かと思っていたら全部飼い主の女の子だった…)
    •森野夜の双子の妹、森野夕のかつての首吊り自殺の真相は?…「記憶」(死んだのは姉の夜で、今いるのは夕だったとは…)
    •人形、動物、そして人間の手首を切ってコレクションする異常者教師篠原に、”僕”は関心を示す…「リストカット事件」(”僕”が篠原のコレクトした手首を奪い、その犯人を森野夜に勘違いさせる手口がすごい)
    •近所の子供を攫い家の庭に生き埋めにした犯人は、罪の意識に苛まれ葛藤するも、数年ののち次の標的を攫い、また埋める。”僕”はそれを見抜き…「土」(埋められたのは夜ではなかった!)
    廃病院で姉の博子を殺された夏海。自分の元に殺される直前の姉の声が録音されたカセットテープが犯人の少年から届けられ、続きを聞くために自分も肺病院へ…「声」(犯人は”僕”でなかったとは!”僕”は中学バスケ部の後輩である神山樹であった)
    二人とも死体は殺人事件等々、死について並々ならぬ興味を持っているという共通点があるが、それでいて全く異なる二人だなぁというのが感じられました。
    森野夜は周りの人間とのコミュニケーションはほぼとらないものの、無感情ではなくとても人間的な情動を持っているのに対し、”僕”は血が通っていないのか?と思うくらいにサイコパス気質で、感情的になって行動することが殆どありません。
    ただ”僕”は何かしら言い訳をつけて(凶器が人の死を望んでいると感じたから、殺人者からの危害を無くすため)殺人をするという点が、他の犯人と一線を画しているなと。
    どうやら番外編もあるようなので、是非読んでみようと思います。

  • 短編で空いた時間にサクッと読めます。


    内容(「BOOK」データベースより)
    この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ―そう自覚する少年、「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「GOTH」の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。「僕」に焦点した三篇を収録。

  • リストカット事件。
    タイトルからしてセンセーショナルだ。
    (作られたストーリーならって話ね(笑))

    3編の全てが、とても面白かった。
    土も声も、とても印象的でした。

    ミステリーを好きになるきっかけと言っても
    過言ではないかも!

  • 最後の「声」が1番面白かった。上巻の解説で作者が言ってていた「怪物vs怪物」の戦いに1番近かった。

    リストカット事件は想像するとかなりグロいけど、何だか馴れ初めを見ているようで微笑ましかった。


    上下巻以外にも番外編があるようでそっちも気になるな〜

  • 投稿までにだいぶ日が空いてしまってすみません。
    今、私はちょうど春休みで通学の時間がないため読む頻度が落ちてしまっていました。

    この作品も実は、父のオススメで読みました。前作の「夜の章」の続編となっています。そして、今回も前作と同様に主人公の森野夜と僕を取り巻いた事件が起こります。でも、今回は「僕」視点で事件が進みます。
    今作は、森野夜と僕が仲良くなったきっかけでもある「リストカット事件」や、「土」「声」の3篇が収録された短編集です。前作は190ページくらいだったけど、今作は250ページくらいと前回よりは少し長くなっています。でも、最後の「声」は最終回らしい話になっていて薄いけど読み応えありました!

    ちょっとしたどんでん返し?とかは読んだ事あったけど、個人的には本格的などんでん返しは多分歌野晶午さんの「葉桜」以来で、ミステリー小説も普段あまり読まないジャンルだったので久しぶりだったし驚かされるという貴重な読書体験ができて楽しかったです!映画もあるみたいですが、映画は「リストカット事件」のみが映像化されてるみたいなので、それもどれだけ忠実に再現されているか観てみたくなりました!
    (読み終えた時、父が「声」は映像化出来ないだろうって言ってた意味が漸く分かりました。)

  • 夜の章と同様に大好きな作品。
    やっぱり乙一さん面白い。

  • 殺人を犯す人々に興味をもつ僕と異常者を引き寄せてしまう森野の周囲で起こる猟奇事件を描いたGOTHの下巻。
    猟奇事件を犯す人々と自分のなかに類似点を見出している僕を中心として展開されている下巻も、ミステリー要素と残酷さ,そして人の暗黒面が興味深く面白かったです。
    江戸川乱歩が好きな人は好きなんだろうなという感じでした。
    主人公である僕の淡々とした様子は怖くもあり面白くもありました。

  • 作者の上手い書き回しによって読み手のミスリードを誘い、最後にちゃぶ台をひっくり返すという構図が書籍という形態だからこそできるものだと感じた。
    これまで読んできたミステリーやホラー作品は一人称がその作品の中で揺るがぬ正しい存在であるものが多かったように思う。その中で本著者は積極的に一人称をトリックの歯車にする手法を使っている。そうすることで私たちはからくりを知った後大きく裏切られた気持ちになるのだと思う。これこそが、この作品に惹かれる理由の一つだと感じた。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乙一の作品

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