GOTH 僕の章 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 9643
レビュー : 802
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253059

感想・レビュー・書評

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  • とても面白い。夜の章よりもより「僕」の存在感が大きくなって、それがより謎めいた雰囲気を醸し出しているようだ。夜のほうとは少し距離感が生まれていて、それがかえって夜の心情を炙り出しているような感じだ。とても微妙なバランスを描いているようで、他にないような味わいだと思う。

  • 最後が衝撃的だった
    僕ってだれ?ってなりながら読み進めるのかとても面白い

  • こっちも面白かった。
    「リストカット事件」はラストシーンでちょっと騙された。最初のアレが伏線だとは。
    「土」はラストが衝撃的。そして見事に騙された。ずっと森野が捕まったものだと、電話で呼び出したのは同じ黒髪の妹かと思ってた。
    「声」はプロローグとそれ以外の"僕"が違うのは廃墟に殺された人の妹が呼び出されたシーンあたりで読めてしまったけど、楽しめた。ラストも夜の章の「記憶」に関連する部分があってよかった。

  • ちょっと不気味で薄暗いミステリー。

    読んだ感じが軽いので、ライトノベル感覚で読める。

  • 夜の章のあとがきでジョジョの吉良吉影に関する逸話を思い出したのですが、こちら僕の章の「リストカット事件」ではご本人(?)登場というかなんといいますか・・・。
    犯人の異常性や犯行の残虐性だけに終始しない、叙述トリック満載なストーリーで、毎回見事に騙されました。

    「リストカット事件」
    事件の真相が森野に関するエピソードにつながる瞬間が気持ちいい。ああそうだったのね、と。

    「声」
    社会に決して容認されることのない嗜好を持って生まれてしまった犯人の独白が悲しい。
    いけないと知りつつやってしまう。そういう経験は万人共通だと思う。
    この話はちょっとオチが読めた。

    「声」
    読後混乱。ちょっとごちゃっとしてる印象(という言い訳)
    森野さんが切ない。

    全編通して森野さんがだんだんアホ可愛くなっていってなんだか微笑ましい。
    百鬼夜行抄の司ちゃんぽい。

    「僕」の行動はいつもぎりぎりグレーゾーン。
    そのさじ加減がうまい。

    番外編も読んでみます。

  • 20140426

    リストカット事件は面白かった。土と声はちょっとえぐくて悪趣味かなとおもいました。夜の章の方が好きでした。

  • 2010/08/07

  • 狂気を感じました。「声」の仕掛けが本当にスゴいと思います。よくあんな発想したな。
    読んでいるときはわからなくなりますがタネがわかったときは凄さを感じます。テンポは夜の章より遅い気がするのでジワジワ狂気さが滲み出てました。でも途中読むの疲れてしまいましま(笑)

  • 僕の視点にぐるぐる振り回されて、最後は一瞬わけわからなくなり、世界が180度回転した。
    その帳尻合わせをするのに更に時間をかけて再読するはめになりましたが。。

    「夜の章」ありきで「僕の章」なんですね。
    暗くてとても濃い闇部分を持つ話ではあるけれど、最後の『声』だけは妙に共感する部分もあり。なんとも不思議な後味です。

  • 個人的には「夜の章」の方が好きかな。森野夜がどうこうとかじゃなくて、“僕”が主人公だったからかも。「僕の章」はわりと犯人視点が多かったので、殺人を犯すような人間の心理は理解しがたいのかもしれません。
    なんだかんだ言って“僕”は殺す側にはいかないので。
    「リストカット事件」も「土」も気味が悪い内容でしたが、最後の「声」のラストがなんだか良い感じでした。森野夜も姉妹だったんだよね。
    あのシーンは森野夜も神山樹も普通の高校生みたいでした。というより、2人は周りよりちょっと性格が濃い目の普通の高校生なんだろうなと思います。読後感はそれほど悪いものではありませんでした。

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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