GOTH 僕の章 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 802
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253059

作品紹介・あらすじ

この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ-そう自覚する少年、「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「GOTH」の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。「僕」に焦点した三篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の「夜の章」でも書いた通り学生時代以来の再読。「リストカット事件」と「土」はわりかし覚えていたんだけど「声」は全然覚えてなくてオチの部分に「あー!こういうオチあったなぁ!」って一人で頷いてた。個人的に「夜の章」よりもこっちの「僕の章」の方が「僕」の底が見えにくくて全体的に好きかな。

  • 残虐的で猟奇的でサイコパス。
    人間の持つ暗黒面への興味が
    悪趣味な“僕”と“夜”の好奇心を刺激する。
    .
    3話の短編集で、
    僕の章は「土」「声」がよかった。
    まぢか!!!!!が止まらなかった。笑
    .
    不気味で人間離れしすぎていて
    理解不能な思考や行動や出来事ばかりだけど、
    なぜか登場人物たちに
    寄り添ってあげたい気持ちになったり…
    ならなかったり…。

  • 短編で空いた時間にサクッと読めます。


    内容(「BOOK」データベースより)
    この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ―そう自覚する少年、「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「GOTH」の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。「僕」に焦点した三篇を収録。

  • 最後も、『あっ、騙された!』って感じで読み終わった。上巻と同じく独特の視点で描かれていてとても楽しく読めた。内容は、相変わらずの暗い感じだが、どんどんと読ませる感じが流石筆者。また、他の作品も読んでみよう。

  • 中学3年生

  • 「GOTH 僕の章」
    異常者達。


    人間には殺す人間と殺される人間がいる、僕は前者だ。人の心の暗い側面に魅かれる者の一人である僕は、森野との出会いを始めとして、様々な殺す側の人間と心を交わす。はっきりと異常者であり、GOTHである。GOTHは、好奇心や快楽、興奮を味わうため躊躇なく殺人を繰り返す。このある種の純粋さは、罪の意識が無いことをアピールするかのようでタチが悪い。


    ただ、異常者達のストーリーだからといって、残酷さばかりが目立つ訳ではない。僕はGOTHながら一般人の感覚もあり、普通に学生生活を送っている。一瞬普通の人間かと思わせるが、直ぐにGOTHが垣間見える。グロテスクだけではなく、本性が見えない怖さがある。


    森野に関しては、勝手にGOTH一派かと思いきや、ちょっと違うようで、それに驚いた。特殊な感覚により巻き込まれてしまう所があるのか、僕が利用しているのか。


    どちらにせよ僕は怖い。僕の欲は尽きることはなく、人を殺める側に立ち続けていく訳だ。ほんと怖い。

  • 『声』やられた…。感想としては夜の章と同じ(分ける意味がない)。ダークな世界観なのにライトに感じるのが著者の拘るジャンルの為ですかね。しかし、著者が本に嵌まったのが「スレイヤーズ」「ザンヤルマ」「ソードワールド」「カイルロッド」あたりからだと?私が学生の頃に楽しく読んだ作品をこんなにピンポイントで挙げられたことに吃驚です。

  • 後編になっても頑なに名前を出さないことが気になりだし、未成年の犯罪者を思わせる不気味さがあるなと思っていたところだったので、気持ちよく騙された。あまり現実味のない設定などはあるものの、前編よりも全体のおぞましさが増していて引き込まれた。
    伏線を確認するためもう一度最初から読まずにはいられなかった。
    樹の、傍目には明るい普通の男子高校生に見える演技、完璧すぎて一番恐ろしい。

  • 猟奇的だがオチでのどんでん返しが快感。

  • 面白かった。
    あっという間。
    土は怖すぎる。
    読んでいるうちに
    どんでん返しがあるってこっちも分かってたから
    最後の話はわかった!て読み進めていたら
    また騙された。この展開読める人いるの!?笑
    追いつかず二度読み直してしまいました。
    内容は重いものを取り扱ってるから分かれると思うが
    どんでん返しは誰が読んでもすごいと思う。

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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