GOTH 僕の章 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 9697
レビュー : 803
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253059

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    叙述トリックが得意な作家は他にもいるけれど、乙一さん独特の世界観と相俟ってその効果は倍増しているように感じた。
    「騙されたっ!!」と気づいたときは悔しいけれど、「こうきたかっ!!」という楽しさの方が勝っている。
    短篇にもかかわらず妙に心に残る。
    そんな物語が収められている「夜の章」と「僕の章」。
    特に「土」が印象に深く残った。
    合わない人には徹底的に合わない作家なのかもしれない。
    それでも、読まずにいるよりは試しに1回は読んでほしいなぁと思う作家のひとりだ。
    もっとも時代小説などを普段読んでいる年配の人たちにはきっと無理だろうなぁとは思うけれど。
    あとがきもぜひ読んでほしい。
    乙一さんの作品が好きな人はきっと楽しめるはずだ。

  • 以前読んだことがあるにもかかわらず、内容をほとんど忘れていた。
    「僕」の名前を出さないことを非常に上手く使っていて、各話ごとに見事にどんでんがえしをくらった。
    夜の章も読んでみたい。夜視点での話なのだろうか?

  • あれ、どういうこと?って思うことが多く、なるほどそういうことかと後で納得した。乾くるみと同様、やられたと思わせる話ばかりだった。なかなかにグロイ描写、猟奇的な殺人者ばかり出てきて、普通の人が登場しないが、そういうの結構好きかも。

  • GOTH下巻。珍しく感情的な夜ちゃんにグッときたので☆4つ!!

  • 上巻の「夜の章」でも書いた通り学生時代以来の再読。「リストカット事件」と「土」はわりかし覚えていたんだけど「声」は全然覚えてなくてオチの部分に「あー!こういうオチあったなぁ!」って一人で頷いてた。個人的に「夜の章」よりもこっちの「僕の章」の方が「僕」の底が見えにくくて全体的に好きかな。

  • 残虐的で猟奇的でサイコパス。
    人間の持つ暗黒面への興味が
    悪趣味な“僕”と“夜”の好奇心を刺激する。
    .
    3話の短編集で、
    僕の章は「土」「声」がよかった。
    まぢか!!!!!が止まらなかった。笑
    .
    不気味で人間離れしすぎていて
    理解不能な思考や行動や出来事ばかりだけど、
    なぜか登場人物たちに
    寄り添ってあげたい気持ちになったり…
    ならなかったり…。

  • 最後も、『あっ、騙された!』って感じで読み終わった。上巻と同じく独特の視点で描かれていてとても楽しく読めた。内容は、相変わらずの暗い感じだが、どんどんと読ませる感じが流石筆者。また、他の作品も読んでみよう。

  • 後編になっても頑なに名前を出さないことが気になりだし、未成年の犯罪者を思わせる不気味さがあるなと思っていたところだったので、気持ちよく騙された。あまり現実味のない設定などはあるものの、前編よりも全体のおぞましさが増していて引き込まれた。
    伏線を確認するためもう一度最初から読まずにはいられなかった。
    樹の、傍目には明るい普通の男子高校生に見える演技、完璧すぎて一番恐ろしい。

  • 夜の章も含め、どの作品をとっても見事に伏線の張られた素晴らしいミステリでした。本格ミステリ大賞受賞も納得でした。

  • ★2009年2月4日 14冊目読了『GOTH 僕の章』乙一著 評価B+
    どうも読む順番を間違えたみたいで、第二章を読んでしまった模様です。急いで第一章を読み始めています。
    さすが乙一の作品はレベルが高く、読み始めると止められないですね。先の展開が読めず、意外な結果になるところがいいと思います。

著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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