KIDS (角川文庫 お 52-99)

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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253073

感想・レビュー・書評

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  • うまくまとまってました。自虐を分かち合えるって素敵ですよね。

  • 母親に刺された際に傷を移動させた場面で、アサトが他人に、ましてや肉親に深手の傷を移動させる選択肢は取らなさそうな気がしたので違和感があった。本書にて「私が、あなたを傷つけたから、そっくりそのまま返したのよね?」と母親が綴ってるが、いまいち納得できない。アサトの冷徹な一面が垣間見えたものなのか、生存本能なのか、、?色々な人の解釈が知りたいところだと思った。

  • 乙一原作読んでいるけどちょっと思い出せなかった。けど、こちらの方がおそらくハッピーエンドというか大団円感がある気がする。映画的なのだろう。
    主題歌マッキーだったのね笑

    p.113のアツシ→タケシになっている2行誤植?

  • この映画はすごく好きだった。

  • 大阪→名古屋に帰る間に読める本が欲しくて難波のブックオフで買った本。
    乙一さんが原作

    印象に残って文章
    p5
    しげしげと自分がものを食べている様子を鏡でチェックしたことなど、おそらくないはずだ。

    p60
    ブランコには、女の子をかっこよく見せる力と、男の子を可愛く見せる力が、両方ある。

    p121
    ちゃんと見てみると夕陽って、沈んでるんじゃなくて、昇ってる感じもする。昇る夕陽。

    p142
    私は手についた血をぬぐおうとしていた。ぬぐっても、ぬぐってもそれはとれなかった。
    桃色、ピンク、ショッキングピンク、赤、真っ赤っ赤、鮮やかな赤、えんじ色、薄黒い赤、えび茶色、ブラウン、ダークブラウン、黒、黒、黒…私の身体に染み付いた血が様々なかたちになり、様々な色に変化していった。
    私は追いかけてそれをつかまえようとするのだけど、どうしてもつかまえることはできない。色が、散乱して、私が何を探しているのか、わからなくなるのよ。

  • 傷の深さも痛みも二人で半分。

    ってなことで、暖かくなる感じの物語でした。不思議な力を持つアサト。喧嘩っぱやいタケオ。男の友情を感じるような。でもちょっとスケールが小さいような。マドンナ的な位置付けのシホが、思いの外、あっさりな行動をとったせいなのか。もう少しだけ、何かがほしかったな。

  • ノベライズだった。話は良かったから乙一の原作を読みたい。

  • 本の方がすき

  • デ・ジャ・ヴュ。この設定は過去に見たことがあるぞ。KIDS キズ、ARCH アチ

  • 何かを「移動」させる能力を持つアサトとたまたまその能力を見たタケオの物語。身長も性格も全く違う凸凹コンビだけど自然と一緒にいちゃうようなともだち。途中シホという女の子も加わるけど正直あの子の必要性がわかりませんでした。原作を知らないので、あまり心にも響かず。映画もあるようですが見てはいません。30分以内でさらっと読めちゃう薄さです。

    H24.8

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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