会長の切り札 一芸クラブに勝機あり! (角川スニーカー文庫 140-29)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 128
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044257231

作品紹介・あらすじ

楢山高校・生徒会長の朋絵は頭を悩ませていた。高校統廃合の新たな条例により、学校の存続が高校生同士の勝負によって決定されることになったのだ。ところが相手は文武両道の熱血男子高校、対する楢高はゆる〜い校風の共学校。生徒たちのやる気はゼロ、諦めムードが漂う生徒会-しかしその時、切れ者副会長の光明だけは、役立たずの同好会に活路を見出していた!これぞ現代版国盗絵巻、高校生たちの熱き合戦がここに火蓋を切る。

感想・レビュー・書評

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  • 鷹見節炸裂ですね。
     今回は学園物ですが、それなりに楽しめました。
      作戦のクライマックスは見え見えでしたが、何とか最後まで引っ張りました。
       も少し話をひねった方がいいのですが、学園物だとこれくらいかな。

  • たのしーい
    力押しじゃない、頭を使って勝とうとするいつものやつ!
    天地人の全てにかけるのがおもしろーい
    でも藤村と嬉野は笑っちゃうよー
    いろんな人が出てくる

  • 知恵を駆使し、根回しと計略と能力を活用する学園もの!こういう知力を尽くす物語は好きなので、とても楽しめた。これぞ孔明の罠ってかw

  •  あんまり、頭を使った奇策らしい策といったようには考えられなかったけれど。ゲームの作り方は、面白い。実際にこういうゲームはしてみたいと純粋に思った

  • 鷹見先生いつも理屈っぽくて説教くさいけど、いつも面白い!!実際はこんな単純じゃないけど、これくらいシンプルに戦いを表現出来るのはすごいと思う!ええ本じゃ!!

  • 町村合併と高校の統廃合がごっちゃになった地方で
    学校の存続を生徒同士の勝負によって決定する事になった.
    相手は文武両道の熱血男子高校.
    対するこちらはゆる~い校風の共学校.
    というわけで諦めムードが漂ってたけども
    生徒会副会長は活路を見出していた.
    そんな話.

    面白かったよ.
    予定調和の面白さ.
    フラグが判り易く配置されておりまして
    展開を予想出来てしまう.
    でもその予想通りの展開が面白い.
    やっぱりお約束って大事ですよね.

  • いつもはアナザー世界(日本以外)での駆け引きや攻防を描いている作者が、日本の高校生を主人公にした学園もの。
    でも、やっぱり合戦になるのね(笑)
    ただ、学園ものはちょっと無視があった気がするなあ。
     
    ひょんな事から高校の存続をかけて二つの高校が戦うことになる展開。
    それを、スポーツチャンバラによるお城の攻防戦で決着を付けることに。
    例によって、食えない軍師の高校生とか登場するわけだけど、うーん、とても今時の高校生とは思えない(笑)
    やっぱり、こういう設定はあんまり身近すぎるとかえって違和感が目立つんだよね。
    SFや外国舞台だと、ある程度流して納得してしまうんだけど。
    さすがに日本の話だと、ちょっと……
     
    それに、合戦への準備の段階で、ほとんど作戦をばらしてしまったために、実際の合戦場面でのおもしろさが損なわれた気がする。
    もっと読者の意表を突く展開も用意しとかなきゃ。
    あまりにも予想通りでわくわく感がなかった。
     
    作品の出来としては、もう一つかな。

  • 4829114320  318p 2009・3・5 4版

  • 高校の統廃合を学生に決めさせる、という面白い設定だが、展開はいたって普通。

  • 「でたまか」は大大大大好きでしたが、前史とも言える「銀星みつあみ航海記」
    がかなりイマイチだったこともあり、かなり微妙だった鷹見先生の新シリーズ。
    (…て、読むのが遅れて既に3巻まで出てますが)

    久々に良作でしたよ♪
    正直「でたまか」ととてもカラーが似ています。
    ヒーロー光明君はかなりマイド君と近いキャラ。マイド君と違って
    「ニヒル」?なキャラですが。
    この先生の作品はこういうキャラが主人公のほうが面白いなぁと実感。
    基本「勧善懲悪」ノリなので、主人公の頭が切れないと敵があまりにバカに
    なってしまうから。
    マイド君ともう一つ大きく違うのは、あくまで「軍師」=影の主役なところでしょうか。
    というか、うまいようにヒロイン朋絵ちゃんにカリスマ部分を押し付け(ぇ)ているというか。

    この先生ので良いなと思う部分としては、「特殊能力」系に頼ってなくて、
    世界観もそう特殊でなく、結構駆け引きがバトルのポイントになってる点ですね。
    なので作者様の我慢が少し弱いなぁと感じるのが惜しい。
    作者様の主張「ええかっこしいと、やせ我慢」は口で言わせないほうがいい。
    ここもひとつ「やせ我慢」してほしい。

    しかしながらかなりツボにきたので、次巻以降も読みたいです。
    表紙に毎回ちびキャラがちりばめられているのも良い♪

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著者プロフィール

たかみ・かずゆき。1958年静岡県生まれ。元・埼玉県警勤務。00年電撃文庫から『時空のクロスロード~ピクニックは終末に』でデビュー。異世界ファンタジー、スペースオペラ、第2次大戦をベースとした架空戦記、学園コメディなど、幅広い作風で、既刊50冊以上を数える。

「2010年 『飛べ! ぼくらの海賊船 (2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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