戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (角川スニーカー文庫)
- 角川書店 (2006年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044266110
作品紹介・あらすじ
無職で貧乏、宅配便の受取さえ緊張する対人恐怖症のヒデオ。ひきこもっていた彼は電子精霊のウィル子に焚きつけられ、究極の武闘大会「聖魔杯」に挑む。優勝すれば世界が手に入るこの大会に武闘家、軍人などの格闘スペシャリストと、吸血鬼をはじめとする魔人あわせて3,024人が集結。人生の一発逆転を賭け、ヒデオは風吹きすさぶ戦闘城塞に降り立つ。「負け犬、返上!」無差別級バトルロイヤル、ここに開幕。
感想・レビュー・書評
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2巻を読み終えた時点で前作「おりがみ」を読み始め、時間が空いてしまったので始めから
前作を読み終えてから改めて、「戦闘城塞マスラヲ」を読み直してみると主人公ヒデオの浮きっぷりが半端ない事になっている気がする。ウィル子がいる事を考慮しても無茶苦茶だね。
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表世界での崖っぷちにいた人間が裏世界でどうなるのかは楽しみである。前作の鈴蘭も才能はともかく、最初は一般人と変わらない状態から最後はあんな事になっていたから、ヒデオもどうなるかわからないね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中二心のときめくいい感じの主人公!
リップルラップル相変わらずかわゆい。 -
ハイテンポで進んでいくストーリー、ブラフだけで乗り切る腹の座った主人公
多少小ネタに時代を感じるものの、今読んでも十分すぎるほどに面白い作品だと思います -
第1巻。引きこもりのヒデオは拾ったパソコンについてたウイルスのウィルコと、聖魔杯という何でもありな大会に出場することに。
人間と人間外のペアで、参加者の頂点を目指す話。基本何でもありだけど、相手を殺したら負け。
ヒデオは何も持たないけど、その目つきの悪さと運(行き当たりばったりともいう)で勝って行く。
皆勝手に主人公を見てひびるけど、ただ目つき悪いだけっていう。
オリガミシリーズの続編なのかな。なんか見たことあるキャラいるけど、1巻ちらりしか見てないんでわからない。
単品で楽しく読めます! -
ギャグ寄り。
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カイジ+エンジェル伝説みたいな。
正直そんなに期待してなかったんだけどテンポよく読ませてなかなかに面白かったです。 -
変わらないノリが嬉しい「お・り・が・み」シリーズの続編的なシリーズ。「お・り・が・み」を読んでなくても楽しめるけど、シリーズの登場人物が何人も出てくるので、「お・り・が・み」の復習は必須。無職引きこもり目付き最悪な二十歳のビデオが、ウイルスのウィル子と一緒に聖魔杯の優勝を目指す。実は再読。エルシオンの妹のエルシアがいたり、ドクターが相変わらずドリル好きでいたりと、「お・り・が・み」との繋がりを楽しめる。
ヒデオの一人称が驚くほどしっくりくる。引きこもりが社会的問題になった時期、ありましたね~。無口で、若さ故に絶望して死へ向かおうとし、策略を考えることもできる。いいキャラしてます。これは一気読みしたい。文章もこなれてきて、読みやすいです。
それにしても、絵師に恵まれてるなぁ。バストアップの一枚絵でなく、表情豊かで俯瞰など空間的動きもあり、何よりヒデオの目付きの悪さが表れているのが実力を示している。絵師を選んだ編集さん、偉い。