ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : ともぞ 
  • 角川書店
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本棚登録 : 344
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044266141

作品紹介・あらすじ

ミスマルカ王国の王子マヒロは、勉強も剣の訓練もせず、夜遊びばかりのぐーたら王子。いつも近衛騎士のパリエルに叱られてばかりいた。そのミスマルカに大陸制覇を狙う魔人帝国グランマーセナルの精鋭軍団が迫る。軍団を率いるのは帝国随一の戦姫ルナス。家臣たちが徹底抗戦を叫ぶなか、国を託されたマヒロは「話し合いで解決しない?」と腑抜けたことを言い始め…絶体絶命ミスマルカの運命は!?王道"系"ファンタジー堂々の開幕。

感想・レビュー・書評

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  •  緩急の付け方が上手い作品だ。急転直下の終盤は本当によくできている。類い希な名シーンだろう。
     序盤は展開させることを重視して、徐々に物語に設定を映し出しながら、しかし序盤で描いた伏線が物語の鍵となる。お手本のように見事な構成である。
     面白かった。よくドラマも描けているし、ど派手に引きを放り込んでいるが、それを描けるのではと期待できるくらい良い一巻だった。

  •  やっぱり王国軍記物とか好みなんだなぁと再確認したさせてくれた良作。
     主人公が国を動かせる立場にいる作品よりも王に近い立場にいる人間たちがあくせくしている作品のほうが好みのようだ。

     この作品では武力の否定をしているわけではないが、それ以上に魅力的なのは武力よりも口先で天下を取ろうとする豪胆さだろうか。ラストにてマヒロが言った台詞が印象的。
     ただ、そんな表現をしてしまうと周り全てを騙し頂点を目指す内容だと思えてしまうがそんなことは無くて、基本は阿呆なノリである。阿呆過ぎる。阿呆だ。特に通貨単位が円なところは最高にツボにハマる。普通異世界ファンタジー物なら独特の通貨単位を使うだろうに円である。もう最高。

     随所に散りばめられたギャグが読んでいる人の気分を明るくさせ、更にはマヒロ王子の性格を読者にまで勘違いさせる手腕は流石だと思う。

  • 15/04/24、ブックオフで購入

  • ミスマルカの王子は勉強も剣の訓練もせず、遊んでばかりいた。
    そんな国に帝国軍が迫る。
    国を託された王子はとんでもない方法で国の危機を救おうとする。
    王道系ファンタジーラノベ。

    どこまでが本気でどこまでが冗談なのか。
    ラノベの軽さを残したファンタジーなのでスゴク読みやすい!
    初版が2008年というのにも驚いた!
    最近、変に凝った設定のものが多いけど、しっかりと核があるのは少ないので、この頃の作品を漁った方が面白い作品に出会えるような気がしました。
    バイクが出てきたり、通信機が出てきたりとちょっと気になる所はあるものの楽しめる作品です!

  • 前々から気になってました。
    凄い長編になってますが、1巻でも結構どんでん返しというか
    物語の根幹は結構見える感じなので、楽しめました。

    「王道”系”ファンタジー」というだけに、王道要素満載。
    主人公・マヒロ王子もお目付け役パリエルも、
    さらなるお目付け役エーデルワイスも期待を裏切りませんでした。
    あとこの巻では少し物足りなかったですが敵側のルナス王女も。

    が、先を読むかはどうしようかなぁ。
    「魔法科」もそうですが巻を追うごとに凄く登場人物が
    増えていきそうなので、ついていけるかなぁな感じ。
    なかなか世界観は好みなのですが。

  • バカ王子として有名な王子が
    戦争を話し合いで解決しようとする.
    魔人とか魔物とか銃とかバイクとか….
    いつもの林トモアキ氏の世界ですね.
    おりがみとかマスラヲよりは真面目な話っぽい雰囲気.

    世界征服できるのか,続きも気になるわー.

  • 王族として化されているものを、片っぱしから放棄して
    好き放題遊んでいる王子様。
    王が不在中、その留守を任されている隙に
    帝国の精鋭軍団が攻め入ってきた。

    ものすごく使えない、底抜けにお馬鹿な『王道』王子様。
    やっている事は、これは子供でもしないかもしれない…と
    思わせるような悪戯ばかり。
    そんなお守をする騎士も大変だな、という感じではありましたが
    最後まで読んで見て、どうなのかはちょっと…。

    これを日常から演じているのか、それとも本性なのか。
    どちらかというと、後者な気がしますけど。
    おかげで何企んでいるのか分からない状態に。
    最後の呟きに、ものすごく賛成したいです。

    王子自体が軽いので、さくさく読めますし
    あまりのギャップにすごい感じがしますが
    浮き彫りになった感があるからでしょうか??w

  • すっごいバカで面白くて、でも最後のマヒロ君にはゾクッときた。

  •  戦乱の時代で、暴力を振るうことが嫌いな王子マヒロが言葉だけを使って、戦争をやり過ごす。という内容でしたが、設定は面白い! マヒロ自身には、国を一つ滅ぼすぐらいの魔力が封印されているわけだけれど、それを使わないし、使わせようとさせないために、わざと道化として振る舞うのだけどそこが実は策士なところであったり。 自分の命は、どうとでも思っていない狂気を秘めた部分もあり、魅力のあるキャラクターができているかと。

     戦争ものなので、1巻では物語の流れを分かりやすく説明していて今後を気にさせる感じでなかなかあたりかな!

  • 前から読んでみようかなと思っていたシリーズ。
    想像していたより、よくできたストーリー展開で、かなり楽しめました。
    マヒロ王子は、本当のバカなのか、はたまた真の名君なのかは、いつかわかるんでしょうかねえ?

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著者プロフィール

新潟県出身。第5回角川学園大賞にて『ばいおれんす☆まじかる!~九重第二の魔法少女』で優秀賞を受賞、同作でデビュー。著作に「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」「レイセン」「ミスマルカ」シリーズ(全てスニーカー文庫)があり、スニーカー文庫を代表する作家の一人。

「2018年 『ヒマワリ:unUtopial World6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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