ミスマルカ興国物語 II (角川スニーカー文庫 は 1-2-2)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044266158

作品紹介・あらすじ

帝国最強部隊の襲来を、命を賭けた知略で退けたミスマルカ王国の王子マヒロ。しかしそれから1ケ月、今ではその勇姿は見る影もなく、ただのぐーたら王子に戻っていた。一方、帝国軍は"闇の法王"と名高い第二皇女を総大将にすえ、ミスマルカ王国を再び侵略すべく大軍を調えつつあった。王はこの危機を打開するために、「世界を統べる力」を持つ伝説の神器『聖魔杯』の探索をマヒロに命じるのだが…!?王道"系"ファンタジー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 帝国の舞台を退けたマヒロ王子だが、再びグータラに戻っていた。
    帝国は再び侵略を整えつつあった。
    王は打開すべく聖魔杯の探索をマヒロに命じるのだが…。

    1巻のインパクトがありすぎたせいかここでは物足りなさを感じてしまった。
    マヒロ視点になったり、勇者視点になったり落ち着かないし、この視点切り替えでの物語のノリの落差が激しくて…。
    マヒロは軽すぎてファンタジー感が薄れ、勇者は固すぎて疲れる。
    次読むかは微妙なラインだな。

  • やっと戦争回避したと思ったら、今度は別の大将を立てて
    侵略にやってくる帝国。
    それを防ぐべく『会議』を行っていたのだが
    またしても王子は1人走っていく。

    すごい逃げっぷりです。
    本人が宣言した通り、称賛してしまうほどの逃げっぷり。
    その手段のとらなさ具合に、有事に動きまくる人達が
    ぽか~んと見送ったぐらいですし。
    追手と化した彼らから逃げのびるために選んだ場所は
    思いついてもいかないような場所ですし…。

    新キャラの中でも確実におおざっぱに纏めると同種には
    動向がばれてますけど…やはり類は友を呼ぶ状態?
    ものすごい思考回路の方向を見せられた感じですが
    楽しく世の中生きてるように見える王子と比べると
    面倒そうな人生の歩み方、です。

    今回の相手は、前回の姉。
    そして最後に出てきたのも、姉。
    一体帝国は何人姉妹なのでしょう?
    兄とか弟とかいないのでしょうか?
    むしろほぼ女の子しか出てこない…。
    いや、見た目(?)楽しいですけど。

  •  今回も面白かった。
     一巻ほどのインパクトはさすがになかったが、相変わらずの裏、裏、裏。どこまでが真実かはっきりと読み解けないが、そここそがこの作品の魅力なのだろう。
     勇者という新たな要素を加え、魔王の存在を勢力図に投入。物語は加速の一途をたどっているようで、これは先々が本当に楽しみである。

     一つ感心しているのだけど、後の世界という設定は非常に潔いところである。
     ファンタジー作品の難しいところは、こちらの文化が通じないため、ほとんどのパロディが使えなくなるところにあるが、この設定により回避している。
     力業ではあるが、この潔さは素晴らしいところだろう。

  •  徹底的に非暴力主義なミヒロだけれども、今回はあまりいい方向へとは向かなかった模様。つけあがらないように、ここらで身の程を思い知らされたといった感じ。

     自国と帝国がどういった関係であるのかや、帝国に対する連合という存在の危うさ、それに対する妥協としての聖魔杯の紋章集めが今後のキーマンかな。
     
     

  • 勇者が出てきたり、マヒロが逃亡したりとあわただしい展開の二巻目。
    帝国の思惑は果たして信用できるのか、マヒロの非暴力主義はどこまで通用するのか。局面は、ますます難しくなる。

  • 1巻の大風呂敷っぷりに比べればやや小さめに感じる。広げた風呂敷が広すぎただけで、期待を裏切ったという訳ではない。
    マヒロが何を考えているか分からなくて気になった。恋だ愛だ友情だと変に小綺麗な感情が出てこないのもいい。全部で何巻になるか分からないけど、ミスマルカ王国が大陸を統一するんだよね。まだ影も形も出てこない魔王、謎がありそうなパリエルの生い立ちと楽しみは沢山。次巻も読もう。

  • ゼンラーマン登場。
    かつてどんなライトノベルでもこんなにくだらないネタをみたことない。

    むしろ畏敬すら感じる。

    いや、おもしろかった
    童心にかえって爆笑しましたよ。

  • Iと同じパターンかな。
     このままではジリ貧。
      キャラは増やしているので、この先の展開を期待。

  • ゼンラーマンに噴いた(笑)武装もしてないからある意味非暴力という彼の象徴でもあるっていう隠喩が含まれているに違いない。んなわけねーか(笑)同作者の他シリーズでおなじみ長谷部姓の人とか「うに」な第二皇女とかぶっ飛びシスターとか今回も濃い面々が集りましたね。勇者ご一行のインパクトが薄くなるくらい。

  • 2巻読み終わりました。
    3巻も近く読みたいと思います。

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著者プロフィール

新潟県出身。第5回角川学園大賞にて『ばいおれんす☆まじかる!~九重第二の魔法少女』で優秀賞を受賞、同作でデビュー。著作に「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」「レイセン」「ミスマルカ」シリーズ(全てスニーカー文庫)があり、スニーカー文庫を代表する作家の一人。

「2019年 『ヒマワリ:unUtopial World8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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