殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉 (角川スニーカー文庫)

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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044269043

作品紹介・あらすじ

魔法のように「時」を操る、5つの不可能犯罪!娘を助けた男の、奇妙な頼みごと「命の恩人」。究極の安楽椅子探偵がテロリストと対決「Bは爆弾のB」。お人好しカメラマンが巻き込まれた、せつない事件「水仙の季節」。完全なアリバイのある少女が殺人を認めたのはなぜ?「アリバイ・ジ・アンビバレンス」。肝だめしに挑んだ少年は誰に襲われたか「天狗と宿題、幼なじみ」。名手たちによる書き下ろしアリバイ・アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • カバーイラスト・扉イラスト / 藤田 新策
    カバーデザイン・扉デザイン / 岩郷 重力+WONDER WORKZ。

  • 赤川次郎、鯨統一郎、近藤史恵、西澤保彦
    はやみねかおる、のアンソロジー。

    赤川さんのミステリーは、いたのか、という最後と
    際限なく甘やかすと配偶者は恐ろしいよ、という教訓に。
    鯨さんは、Ⅰの時の話の続き、のようです。
    ここまで不幸が続くと、確かに…ですが。
    しかしこれ、最期まで社長に気がつかれず
    どうにかなるのでしょうか?

    近藤さんのカメラマン話は読んだ事があります。
    西澤さんは、いつもの会話推理ミスリードされまくり。
    最終的な落としどころがえげつない。
    まぁ因果応報、自業自得、という結末でした。

    はやみねさんも、ある意味自業自得な謎。
    解けてよかったような、悪かったような?
    女の子が、少々どころでなく、ずうずうしくて
    いらっとしてしまいます。
    背景しっても、ちょっとどうかと思うほど。

  • さくっと読める短編ミステリーのアンソロジー。

    ラノベのレーベルから出ている割には、大人も満足できる作品が揃っていた。西澤保彦の「アリバイ・ジ・アンビバレンス」のトリックがなかなか面白かった。トリックだけだけど。5つの作品の中でやはり群を抜いて良かったのは、既読の作品ではあるが、近藤史恵の「水仙の季節」だ。双子のモデルに翻弄される駆け出しのカメラマンの揺れ動く心情が、読み手の心を離さなかった。

    軽めの短編ばかりなので、読後の深い余韻に浸るまでの物語はなかったなあ。

  • はやみね先生はほんといいー。
    夏休み!!!!!!
    謎解き終わって幽霊が振り向いた時がすごい怖くて、ぞわわわわぁぁあああってなった(ノ)・ω・(ヾ)

  • 赤川 次郎  命の恩人
    鯨 統一郎  Bは爆弾のB
    近藤 史恵  水仙の季節
    西澤 保彦  アリバイ ジ アンビバレンス
    はやみね かおる 天狗と宿題、幼なじみ
    の5作品。

    命の恩人は,駅で助けてくれた人が,
    実は別の事件の騒動に巻き込まれている。

    2つの家族の交差点の話。

    鯨 統一郎  Bは爆弾のB は,恋人を爆弾で殺された女性の執念。
    近藤 史恵  水仙の季節 は,双子の女性を撮影した写真家が,殺人の真相を知る。
    西澤 保彦  アリバイ ジ アンビバレンス は,同級生の殺人犯のアリバイを証明しようとして深みに陥って行く。
    はやみね かおる 天狗と宿題、幼なじみ は,夏休みの宿題をやろうと2人が,天狗の話を深追いし,真相にたどり着く。

    どれも赤川次郎と同じで,やさしい人間が登場する。
    作品の質もどんぐりの背比べというか,均質である。
    赤川次郎と同じ質だということは,これらの作家も読まれる可能性が高い。編集者の意図を汲み取ることができる。
    将来性のある作家を並べるのはいいことだ。



    初出一覧がついていないのは何故だろう。

  • スルスル読めてしまうスッキリしたミステリーアンソロジー。
    (完全に一個人の主観ですが)なかなかに懐かしい雰囲気の物語が5つも。
    全部読みやすい。読者にちゃんと伝えるためには読んでもらわないとダメだから。そういう意味ではとっても大事なこと。
    お気に入りは近藤史恵の『水仙の季節』。

  • 魔法のように「時」を操る、5つの不可能犯罪!娘を助けた男の、奇妙な頼みごと「命の恩人」。究極の安楽椅子探偵がテロリストと対決「Bは爆弾のB」。お人好しカメラマンが巻き込まれた、せつない事件「水仙の季節」。完全なアリバイのある少女が殺人を認めたのはなぜ?「アリバイ・ジ・アンビバレンス」。肝だめしに挑んだ少年は誰に襲われたか「天狗と宿題、幼なじみ」。名手たちによる書き下ろしアリバイ・アンソロジー。

  • 作者によっては、非常に満足な読後感だった。
    少女向けのライト、と評されながらも、やっぱり赤川次郎氏は安心して読めるし、ストーリーの中でも、一番「優しい」ものだった。
    この辺、誤解がないように重ねておくと、「易しい」ではなく「優しい」。
    昔は本当に好きで、当時世に出ていた作品の殆どを読んでいたが、今ではさっぱりだったが、また読みたいと思わせてくれたのは凄い。
    他の作家さんの作品も、短編にしては読み応えはあったが……中に一つだけ、これはご法度ではないか? と思われるものがあったのが、ちょっと……どう表現して良いのか判らないが……。
    あれはミステリ的に、受け入れられてしかるべき設定なのだろうか?
    疑問が残る。

  • (収録作品)命の恩人(赤川次郎)/天狗と宿題(はやみねかおる)/アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)/水仙の季節(近藤史恵)/Bは爆弾のB(鯨統一郎)

  • アリバイテーマのアンソロジー。ちなみに私は時刻表が大っ嫌いなので、したがって時刻表付アリバイトリックが嫌い、突き詰めるとアリバイトリックが苦手だったわけだけど。そういうのはひとつもなくて、ひと安心(笑)。
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」にはやられた! 手段よりも、理由。なるほど、アリバイを作る理由にこういうのがあったのか、と目からウロコが落ちた気分。それと鯨統一郎「Bは爆弾のB」の「安楽椅子探偵」(笑)がけっこう気に入ってしまった。これ、シリーズ化してもいいかもなあ。

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著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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