氷菓 (角川文庫)

著者 :
制作 : 上杉 久代  清水 厚 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 13125
レビュー : 1687
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271015

感想・レビュー・書評

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  • 若者向けの青春小説だろうなと期待せずに読んだが意に反してなかなか面白かった。ふと受け流してしまいそうなささやかな謎を主人公のホータローが必要最小限の労力で鮮やかに解く。
    人生で最も輝くであろう青春時代を、興味がないとばかりにやり過ごして行くホータローだが、古典部の仲間によって知らず知らずに青春と言うものを謳歌していく。いや、しつつある。そんな彼の微妙な変化を見守るのが楽しい。
    最大の謎である「古典部とは何か」は解き明かされてないし、謎解きのステージにすら上がっていない。
    続編を読まなきゃこのままでは済まされないな。

  • 次作が面白かったので原点に帰って読みましたけど、やっぱりとても面白かった。四人の性格がそれぞれ際立つメンバーの部活 古典部で身の回りの不思議が次々と解き明かされていく。氷菓が駄洒落につながるとはキャア〜 笑。このシリーズはオススメですね。

  • 私が米澤穂信さんを好きになったきっかけになった作品。学生・学園ものは多く読んできたけれど、こんなに学生のできる範囲でさりげなく、そして予想するのも難しいトリックや謎を考えられるのはすごいな、と感嘆した。登場人物それぞれにしっかりと個があって、シリーズで人気があるのも納得だな、と。

  • アニメ版がイマイチだったため、ずっと敬遠していたシリーズです。氷菓の意味に言及する後半までは、謎が謎とも思えない軽すぎる学園ミステリーでやっぱりイマイチ。「酸味を利かせたキリマンジャロの味がお気に入りの店だ」なんて言う高一男子(=奉太郎)、中二臭くて鼻つまみたくなるし。でもキャラ個性に慣れるとともに物語が33年前の事件と関谷純の本音に言及する段階になると、集中して一気に読めました。少し切ない真実が心に残るラストでした。ところで『神山高校50年の歴史』の亡くなった男子生徒は顧問と関係あるのかな。

  • 非常に文語体が多く、読み進めるのは遅くなってしまった。
    ミステリー?謎解き?ハッなるほど!と、目が覚めるような感覚は少なかったが、論理的で一つ一つ納得しながら読んだ。目の付け所も謎解きも、冷静に思いを巡らせたならば、なんら、難しいことはないと思う。故に、こんな部分が自分の中にもあるかもしれない。出来るかもしれないと、錯覚してしまう(笑)年を重ていくという手段をとらずに、冷静さを保てるのは才能だと思う。

    氷菓はお菓子、アイス、アイスクリーム
    『きっと十年後、この毎日のことを惜しまない』

  • ずっと気になっていた本。タイトルの氷菓、も、どういう意味なんだろう?本の薄さも?全てが気になっていた本を、やっと読むことが出来た。読み終わった時、学生の頃の自分を思い出した。若いときの私は読書をしてその本の世界に身をおき、こんな学生時代をおくれたら…こんなひと達が同級生だったら…などよく思ったものだ。そんな気持ちを久しぶりに思い出してくれた一冊!

  • 学園ミステリですね。タイトルがきれいにオチになってておもしろいなと思いました。アニメは見たことないですけど、ちょっと興味がわきました。

  • 高山が舞台。
    アニメも見ました。
    高山在住経験者には、アニメの緻密な取材による映像はたまらない。

    純粋に高校生の推理ものとしても、もちろん面白かった。
    「氷菓」考えさせられる、題名でした。

  • 「氷菓」という言葉の意味を
    理解した時に 鳥肌が立ちました

    普段何気なく過ごしている日常にも
    実は少し疑問を抱くだけで
    こんなにも世界が変わるんだと
    思い知らされました

    あと 凄く読みやすかったです
    スラスラと一気に読めちゃいます

  • 導入の作品として面白かったです。日常の謎系ミステリとしては典型的な短編群ではありますが、ライトノベル的言い回しと純文学的進行が心地よい作品です。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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