氷菓 (角川文庫)

著者 :
制作 : 上杉 久代  清水 厚 
  • KADOKAWA
3.57
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本棚登録 : 13067
レビュー : 1682
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271015

作品紹介・あらすじ

何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。

第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作
2012年4月より、京都アニメーション制作でTVアニメ放映予定!

感想・レビュー・書評

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  • いちいち文章がくどい。

  • ちょっとした不思議の謎を高校生が紐解いていく推理(?)小説。ストーリー、世界観は好きだけれど、少し惜しい。まず登場人物の設定がしっくりこない。
    とても個性的な設定がされているのだが、文章の中でそれを醸成していくというよりも、こういう性格だから!と押し付けられている感じは怠惰だ。更にその押し付けた性格も作品の中にそれほど溶け込んでいない。
    次に、話の展開や登場人物の知識が都合良すぎる、複雑な伏線のなかで点がつながっていく展開を期待したいが、唐突に点が現れつながっていく感じが非現実的で浮いている。
    全体的に細かい部分が惜しい作品。

  • 人気古典部シリーズの第1作、日常ミステリー。
    アニメ化もした作品とあってキャラクターがとにかく魅力的です。
    文化祭で販売する古典部の文集を巡って話は進んでいきますが、青春時代の爽やかさと、ほろ苦さが全体から感じられます。
    放課後の学校のなんとも言えない空気感が、思い起こされました。

  • 評判通り、確かに名作だった。
    折木奉太郎のキャラもいいし、推理をしていく過程も好みだ。
    三十三年の真相が明らかになっていく部分は胸に響くものがあって、読み終わる頃にはすこし泣きそうになっていた。
    氷菓という名前には、そういう意味があったのか…。

  • 廃部寸前の謎の部活、古典部。
    そこに入部した主人公とその仲間たちが出会う謎の数々。

    古典部の活動とは?
    過去に起こった出来事とは?

    データさえ揃えば思考するだけで答えを導き出す主人公がなんとも印象的。
    やる気あるのかないのか。笑

    謎を解き明かしつつ構築されていく人間関係と、
    『氷菓』という小説自体を集約させる作者の手腕は見事。
    なるほどね〜。

  • 米澤穂信さんの他の作品をいくつか読んでから、「氷菓」を読みました。

    まず最初の印象は「読みにくい」でした。

    他の作品はすっと入ってきていたので、あまりに導入が頭に入らず、びっくりしました。
    2回読み直して読みにくさの山を越えられ、最後まで読みました。

    高校生のお話なのですが、言い回しが古めかしいところも多く、少し違和感を覚えます。単に、自分のもつ高校生のイメージに合わなかったからかもしれません。

    謎解きも、解説を聞いてもなんだか腑に落ちないものが多く、すっきりしませんでした。

    というわけで、最期まで読みましたが☆2つです。

    米澤穂信さんのデビュー作なのですが、米澤作品に初めて触れる方には、あまりおすすめしません。
    ですが、米澤さんのその後の作品は、進化がすごいのです。
    この作品の印象だけで、ほかの作品も同じと思ってしまうのが、もったいないです。

    もし「氷菓」を読んで、読みにくいと感じたら、無理せず一旦読むのをおやすみしてみてください。
    そして、他の作品に触れてからまた戻ってくると、大きな気持ちでこんな時期もあったんだなと懐かしく読める作品だと思います。

    古典部シリーズとして続いているようなので、第2弾も読んでみようと思います。

  • 本作者の別の作品は読んだことあったけど、たぶんこれが一番有名なんですよね??
    う~ん、ふつう。

  • 古典部シリーズ第1弾

    40歳を過ぎて、高校生の青春ミステリーを
    読むのもな、と、思いつつ。
    シリーズものなので、第2弾も読みます
    2019.07

  • 神山高校に合格し、ベナレスを旅行中の姉からの手紙に「古典部に入りなさい」とあった折木奉太郎はOGである姉の言いつけを守り入部。部室である地学講義室の鍵を開けて入ると隣A組の千反田えるがいた。鍵は開いていたと彼女は言うがー

    ◆なんてこった、もう20年くらい前のデビュー作!「折れた竜骨」あたりが評判だった時にチャレンジ、米澤さん合わなくて断念して以来手に取らなかったけど、2年前に薦められた時にすぐ読めば良かった。瑣末な学園謎解きミステリーかと思ったらこれはかなりヘビーで続きの気になる推理もの!

    ①鍵がないのに閉じ込められていた千反田②カンヤ祭こと10月の文化祭で文集を出したいがバックナンバーはどこに?図書館の本が毎週金曜に貸出返却されるのは何故か③千反田の伯父 関谷純は10年前マレーシアに渡航、7年前から行方不明。幼稚園時代に「コテンブ」に関する何かを聞いて泣いた理由④あるはずの文集バックナンバーはどこか?33年前に何が起こったのかー

    『奉太郎の使う「さいで」が好き』と書いてた方がいて「そーだっけ?」とザッと読み直したけどどこで使ってたのかわからなかった…「私、気になります」も気にならない私って←キメゼリフなんだろーに(笑)私、人とズレてるのね…(笑)

  •  アニメから入ったために、謎解き部分を素直に楽しむことは難しかった。流れは概ねアニメと同じだったけれど、見せ方が映像の方が上手いような気もした。
    想像していたよりも余程文体が軽やかで、一人称視点なため、奉太郎について脳内ではかなり良く喋る人物であるという印象を受けた。持って回ったような言い方が多いが、読みやすい。ただ、奉太郎視点で話が進むために、その語り口が少しスカしている風に感じることもあった。ページ数はあまりないが、文章が多いのか、読み終えるのには思ったより時間を要した。
     展開については知っているはずなのに、氷菓の真相を明かすシーンでは軽く総毛立った。あくまで軽くね。アニメだとそんなことなかったのに。
     奉太郎の心情は思ったより丁寧に拾われていたのだな、と思う。小説の方が余程饒舌だけど、重要な箇所は大抵映像の通りだったように思う。それだけに、奉太郎の考え方を詳しく知ることをモチベーションに読み始めた身としては、やや拍子抜けした感もある。次巻以降に期待。とはいえ楽しく読めた。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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