愚者のエンドロール (角川文庫)

著者 :
制作 : 高野 音彦  清水 厚 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.62
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本棚登録 : 8694
レビュー : 916
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271022

感想・レビュー・書評

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  • 文化祭準備の時期の夏休みのお話。

    自主映画の描写は正直読むのが面倒で適当に読み流しました。笑
    でもホントは読まないとね。
    奉太郎たちの推理パートの面白さ半減ですよね…。

    本巻では色々なミステリー感が見られるのも面白い。
    沢木口の意見が一番面白かった。
    あまりに意外過ぎて。笑
    自分の感覚でもミステリーの中にサスペンスが包括されてるなって確かに思う。
    ホラーは入れてないつもりだけど。

    とにかく、前作「氷菓」があるからこその展開なので
    きちんと時間が進んでいる感覚があっていい。
    女帝の言葉で覚醒したかと思われた奉太郎の七章でのボコボコ具合は…
    居た堪れないけど、最後にはちゃんと真相にたどり着いて良かった。笑

  • ビデオ映画を文章で説明するのは(例え映画の一部だけだとしても)結構大変だと思うんだ。それを理解するのも。
    というわけで、その辺の面倒な部分は飛ばし読み...推理とかもなんとなくサーって読んで、最終的に「コイツ(犯人)がなにやら難しいトリックを使って被害者を殺したんだなっ!」という事だけわかれば満足する私。

  • アニメで内容は知っていたのですが、知っているからこそ展開のその先を見たくなくて、読み進めるのが大変でした。
    でも、いざそこに差し掛かると、アニメよりあっさりしてる印象。
    折木さんはもっと悔しい、とか苦しい感情を出すのかと思ったのですが。
    そこは、折木さん視点だからあまり描かれてないってことなのでしょうか。。

    あと本題の謎解きのところも、面白かったですが、そもそもの設定のせいかもしれませんが、ミステリーとして読むにはちょっと弱いかなと思いました。
    言うなら、散らばったあとのほかのキャストの動きももっと描写してて欲しかった。台本だってあったのだし。

    でも、省エネ折木奉太郎の人間らしいところが見れてよかったです(*^^*)

  • 始めから終わりまで、作者の手の平でずっと転がされっぱなしの展開でした。こちらの予想の斜め上を行く伏線のめぐらせ方はさすがです。推理小説の読み方とは何だったのか、いろいろな視点を提供してくれます。

  • 映画研究会で起きたなぞの解明。ミステリーものらしい展開かも。この作品より、次のクドリャフカの順番の方が楽しめたかな。

  • 2012.11.16 市立図書館

    古典部シリーズ。
    まぁまぁおもしろかった。
    もどかしいなぁって感じもするけど。

  • アニメDVD5巻発売記念ということで再読。原作には原作の味がある。特に、最後の奉太郎と入須の対決シーン、字面だけでは全く奉太郎が激高していないように思える。それがアニメでは、自分の才能が認められたという高揚感を見事に粉砕したものとして、奉太郎の感情表現についても「憤り」を軸に描いているように見える。だが果たしてそれだけが唯一妥当な解釈といえるかどうかについては、保留ということで。

  • 折木奉太郎。こんなにも不憫だと思う主人公は久しぶりに見た気がします。
    推理の能力があると真相解明を求められ、いざその気になって解明してみせても、受け手が満足しない真相だと、気に入らないと否定される。
    自分が奉太郎なら、こんな風に都合よく利用されるだけなんて我慢ならない。前作の関谷純といい、人が良すぎる。
    何よりも印象に残ったのが、女帝、入須冬実です。
    人を意のままに操り望む結果を手に入れるなんて、異名を轟かせるだけあって対した能力です。
    けれど、人を利用して傷つけておいて、私だって辛いんだ。と言う人間なんて信用できません。正直嫌いだ。

    • 神埼魅音じゃないよさん
      小説だけ読むと、入須先輩の造形に反感を覚えるというのはありそうな気がします。幸い、ボクはアニメ版をみて、折木くんがそのストレスを発散している...
      小説だけ読むと、入須先輩の造形に反感を覚えるというのはありそうな気がします。幸い、ボクはアニメ版をみて、折木くんがそのストレスを発散している様子や、小説には無い、彼の姉からの報復を見て溜飲が下がり、旨い具合にカタルシスを得た気がします。一方、その「信用できない」入須冬美も、ある意味、愛すべきキャラクタと思ってしまうのは、ひょっとしたら、私が歳を取りすぎているからなのかな?アニメ版で憤っている折木くんを、「ああ、判る。判るけど、青いなあ(羨ましいなあ)」と思っていたところです。
      2012/11/16
  • 制作途中で頓挫したビデオ映画の犯人を推理するというなかなか面白い趣向。しかし問題の映画の手法は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来よく目にするものなので、ホータローの導き出した結果はさもありなん、という感じ。ま、書かれたのが映画公開の3年後くらいだから当時は今みたいにありふれた感はなかったのかもしれない。それでも推理が終了しておしまい、という訳ではなく、そこから更に本当の真実が明かされるのも良い。しかし、お姉さんはずっと黒幕として活躍するのか?

  • 米澤穂信の古典部シリーズ第2巻です。氷菓に引き続いて、相変わらず読みやすい作品です。宇宙人や未来人や超能力者が紛れていたり、中二病にかかったりしている生徒も出てこない普通の学園ミステリーです。よって凄惨な殺人事件も起きません。まぁ、ようするに地味な作品です。今回はミステリーというよりはミステリー論になってたような気がします。まぁ、同じシチュエーションを用意されて、それぞれ自由に結末を推理してくれって話なのでしょうがないです。しかし、お姉さん、千反田、入須先輩…奉太郎には女難の相でも出てるんですかね。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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