クドリャフカの順番 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 6627
レビュー : 610
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271039

作品紹介・あらすじ

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲-。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気"古典部"シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • カンヤ祭最高!
    とってもとっても面白かったです。

    ミステリーっぽいミステリー。
    古典部っぽい古典部。
    アニメで話は全部わかっていたけれど、面白かったです。

    千反田さんで語られているところが、本当に千反田さんらしくて感激でした。
    福ちゃんのところも同じく。
    皆それぞれ魅力的でかわいかった。

    アニメの再現度がすごいと思いました。
    活字でも素敵でした。
    買って良かったです。

  • 誤発注により過剰在庫となった文集をいかに売りさばくかという期限付きミッション。漫研でのスリリングな舌戦。駆け引きが最高に熱いお料理バトル。文科系部活動の祭典がこんなにもエキサイティングだなんて。

    『氷菓』『愚者のエンドロール』で語られてきた神山高校文化祭『カンヤ祭』がついに開幕。文化祭特有の熱気と狂騒が、奉太郎、える、里志、摩耶花、それぞれの視点で語られていきます。四人のキャラクターの書き分けが非常にうまく、視点が切り替わることにより一つの事象にも違った側面が見えてくるのが面白いところ。なによりいままで脇にまわりがちだった里志と摩耶花が活躍し、二人の内面が語られるのもシリーズファンとしては嬉しいです。

    でも半分くらいまで一気に読んで「あれ? これってただの学園物だったっけ?」なんて思った方も御心配なく。すでに事件は起き、伏線は大量にばらまかれています。学園祭のあらゆることがラストに向かって収束して行く様は見事だし楽しいですね。コンゲーム的な展開があったり、いままでに無い仕掛けも盛りだくさんで飽きさせません。
    個人的には『わらしべプロトコル』と、ある人物の『人心掌握講座』がツボでした。

    今作は過去の作品に登場したキャラクターやアイテム、エピソードなどの小ネタが多数あり『古典部』シリーズにとってもまさに『祭』感があります。なので単品でも楽しめますが、できれば『氷菓』『愚者のエンドロール』を読んでおくことをお勧めします。

    それにしても米澤さんは、女子の集団の『嫌ぁ〜な』感じを描くのがうまいなぁ。

    • 峨眉書房さん
      紹介してもらった旅のラゴス読みました。

      せっかくの人生をどうやって生きるか、どれだけ濃密な生き方をするかを主張する作品は沢山ありますが...
      紹介してもらった旅のラゴス読みました。

      せっかくの人生をどうやって生きるか、どれだけ濃密な生き方をするかを主張する作品は沢山ありますが、ラゴスは生きている内に出来ることなんてたかがしれている、個人の歴史なんて、長い歴史からみればちっぽけなもの、だからこそ自由に生きたいという、今までとは違う視点を私に示してくれた気がします。

      ラストも好きでした。今の居場所に固執することの無いラゴスに心打たれました。一枚の絵を観て氷の女王に会いに行こうと思える心の自由さ。読み終わった後余韻が残りました。

      良い作品に出会えて良かったです。ありがとうございました。

      氷菓はアニメで観て好きだったので読んでみたいです。レビューを読んだところアニメには無い良さが伝わってきました。

      今年もお互い良い読書ができますように。。
      2014/01/19
    • kwosaさん
      峨眉書房さん

      お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。

      『旅のラゴス』読んでくださって嬉しいです。
      そしてなにより、...
      峨眉書房さん

      お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。

      『旅のラゴス』読んでくださって嬉しいです。
      そしてなにより、こうやって感想を寄せてくださることがありがたいです。

      本当にラゴスの生き方、たたずまいに心打たれます。
      そして作品世界の外的にも内面的にも壮大なスケールに読了後、放心してしまいます。
      忘れられないこの作品の余韻を誰かと共有できることは、何物にも代え難い悦びです。
      しばらく本が読めなくなっていた自分にとって「ああ読書をしていて良かった」と再び思うことができた嬉しいサプライズです。
      こちらこそありがとうございました。

      アニメ『氷菓』は、本で既読のエピソードまでは観ました。
      ミステリ部分をうまく映像で表現していて、キャラクターや世界観も丁寧に作り込んであって面白かったですね。
      未読の原作もはやく読んで、アニメの続きも観てみたいです。

      >今年もお互い良い読書ができますように。。

      心のこもったありがたいお言葉です。
      この言葉に励まされて、また少しずつ本を読み始めました。
      今年もよろしくお願いします。
      2014/01/31
    • 峨眉書房さん
      お返事ありがとうございました。

      先日旅行に行ってきたのですが(旅行する時は本を一冊持って行くのが好きです)この本を選ばさせてもらいまし...
      お返事ありがとうございました。

      先日旅行に行ってきたのですが(旅行する時は本を一冊持って行くのが好きです)この本を選ばさせてもらいました。

      まだ全て読めてないのですが、この巻は福部里志と伊原摩耶花のそれぞれ抱える葛藤が伝わってきて、この2人のキャラクターは自分の好きな感じです。アニメはかなり忠実ですね、その部分にも感動しました。

      読書から遠のく時期ってありますよね、私も全く読まない時期ってあります。私は、そういう時は映画や漫画やアニメです・・

      でもそいう時期が続くと、またどっぷり本の世界に嵌りたくなるから不思議です。活字だけにしか、得られない世界がある気がします。

      以前、007のダニエル・クレイグは良いとおっしゃていましたが、私もスカイフォールを観て、とてもそう思いました!アデルの主題歌と映画の相性も素晴らしかったし、Mとボンド、それぞれの闇の部分、自分の信じているものへの曲げない強さ、良い映画でした。

      本では、この前京都のブックカフェで見付けた、松家 仁之の「火山のふもとで」が気に入ってます。とても静謐なストーリーで、静かな時間に読むのにぴったりです。まだ読破できてないので、又お茶を飲みながら、読むのを楽しみにしています。

      kwosaさんも残り寒い冬、楽しい読書時間ができますように!

      又お手紙(?)書きにkwosaさんの本棚に遊びに来させてもらいます。。
      2014/02/13
  • アニメ「氷菓」は一度も見たことがないのですが、この作品はその「氷菓」シリーズ3作目らしいです。
    文化祭を迎え、張り切る生徒たち。しかし古典部では「氷菓」の発注ミスで大赤字の危険発生中。
    さてどうやってこれを捌くか。

    大人気らしいアニメ「氷菓」をまず知らないので各キャラクターの性格を把握するまで戸惑いましたが、多視点から語られる文化祭実況中継は学生時代に戻ったようで懐かしく楽しかった。
    お料理研での料理対決とえるちゃんが上手な依頼の仕方を教えてもらうシーンが個人的には好きでした。
    製菓研に入りたいな。パンプキンヘッドになりきって「トリック オア トリート!さもなくば・・・」って言いながらジタバタしたいです。

    それにしても奉太郎の姉が何故あの本を持っていたのか…
    「私、気になります!」。

    • まろんさん
      おお!私もこの本、ちょうど読み終えたばかりなのです!
      hetarebooksさんとほとんど同時に読んでたなんて、なんだかうれしくてほんわかし...
      おお!私もこの本、ちょうど読み終えたばかりなのです!
      hetarebooksさんとほとんど同時に読んでたなんて、なんだかうれしくてほんわかしてます♪
      文科系部活がとてつもなく充実してる神山高校の文化祭、いいですよね~!
      奉太郎のお姉さんは、シリーズ1作目の『氷菓』から
      電話もマトモにつながらないような外国からでも
      まるで全ての動向が見えているかのように奉太郎を操ってしまう
      神がかった存在で、私も、気になります!
      2012/09/11
    • hetarebooksさん
      まろんさん

      コメントありがとうございます❤なんと、まろんさんも同時に読まれていたとは!
      こちらまでうれしくなってほんわかしてきました...
      まろんさん

      コメントありがとうございます❤なんと、まろんさんも同時に読まれていたとは!
      こちらまでうれしくなってほんわかしてきました♪
      わらしべプロトコルをはじめ、いつもひょうひょうとしている奉太郎をたやすく操ってしまうお姉さん、最高ですよね。
      周りの友達を見ていても世間の男の子たちは皆、姉には頭が上がらないのかとも思いましたが
      姉を「ブタさん」と呼ぶ三浦しをんさんの弟さんみたいなケースもありますし・・・
      弟と姉の関係、私も、気になります!
      2012/09/11
  • 古典部シリーズ第3弾。やってきました文化祭!
    日常的空間が非日常的空間に変わるこの催し。高揚感が伝わってきます(とくにふくちゃんのテンションから!)
    手違いで作りすぎた文集「氷菓」を売り切ること。そして奇妙な連続盗難事件の犯人、十文字と名乗る怪盗を見つけ出すこと。全ては古典部のために!
    面白かったです。今までの3作品の中では一番好きです。
    本来なら小さな世界である学校にかっちりと収まっている生徒たち。学校最大のお祭り騒ぎといってもいいくらいの文化祭は彼らのテンションを否が応でも上げさせます。(まぁ、上がらない方もいますが)まさにメインイベント。その中で起きる謎は学校中を熱くさせました。
    古典部員たちはそれぞれがそれぞれの決意を胸に走り回っています。(ひとりを除き)
    そうしながらも、ひとりひとりが胸にチクッとくるような痛みも感じたりして。ああ高校生だなぁとその痛みに心覚えがあり、ふと感傷的になってしまったり。(とくにふくちゃんに)
    学園ドラマのような青春をも感じさせていただきました。
    ラストはやっぱり彼が決めましたね。でもなんやかんやいって、ホータローくんもやっぱテンション上がってたんじゃないでしょうか。打ち上げを提案したりして。
    今回、ホータローくんのこと、いい奴だなぁって思ったのは、お料理対決「ワイルドファイア」で絶体絶命の古典部員三人組のためにホータローくんが小麦粉を投げ落としたシーン。このシーンが今回一番のホータローくんだったとわたし的にはお気に入りなのです。

  • 「古典部シリーズ」第3弾。
    いよいよ、『神山高校文化祭』がやって来た!
    怒濤の三日間!
    …に事件が起こらないはずがない。

    実は、本作を7割がた読み進めたところで、私はPCで、学園祭を書いた作品のことや、「クドリャフカ」について検索をしていました。
    すると、「ネタバレを教えてください」という見出しの下、文章の一部が見えているところに書いてある、【犯人は××です】という文字が目に飛び込んできてしまったのです!
    ひどいじゃありませんか!
    どうしよう、検索するんじゃなかった、もうこの本読んでも仕方ないんじゃないかと、目の前が暗くなりました。
    もちろん、自分が悪くないとは言いません、とんだ“検索バカ”です。

    しかし、先に犯人が分かってしまったにもかかわらず、ものすごく面白かったのです。
    謎解きも見事でしたが、犯人や、夢を追う者たちの希望や挫折、簡単に才能を手にしている者への羨みと、自分の努力は報われるのだろうかという先の見えない焦燥感が…
    しかし、そういう気持ちがドロドロしたものとして感じられずに、若いなあ、という、春の野草の苦みのように、ほんのり舌に快かったのです。

    もちろん、奉太郎たちにとっては「本題」の、発注ミスで30部のつもりが200部刷り上がってきた、文集をどう捌くか、という大問題に立ち向かう姿も、手に汗握りました!
    いや~、「在庫の山」って、本当にコワイですね~

  • 古典部シリーズにはずれなし。アニメを見ていたから内容は知っていたけど、改めて原作を読んで面白さを再確認。神山高文化祭、カンヤ祭がついに開催され、十文字事件という奇怪な事件も起きる。ワクワク感満載。文化祭にこんなハプニング起きたら絶対おもしろい!と、ミステリー好きなら思うのではないでしょうか。こんな高校生活もなかなか楽しそうだなと古典部シリーズを読むたびに思わされる。

  • 古典部シリーズ3作目。
    ずっと話題になってきたカンヤ祭の3日間で、
    勃発した大問題を解決すべく、
    そして文化祭で起きている謎をも解決していく。

    今までのシリーズで一番面白かったです。
    それは今まで一人の視点だったのが、今回は
    部員全ての視点で描かれているからです。

    ちょっとしたライバル心だったり、
    微妙な人間関係だったり、
    なんだか楽しい文化祭の日々でした。

  • 記録

    アニメを見てから読了。
    本で読むと
    アニメの印象が強く思い出されて
    うきうきした。
    キャラクター全部が可愛く大好きな本。

  • これまでの3作で一番面白かった。里志の本音もチラチラ見えはじめて関係がどんどん深まって進んでいくような期待を持たせてくれる作品でした。

  • 第1シリーズ「氷菓」から読んでいると、ついに文化祭が始まったかー!という気持ちになります。

    今までと構成が異なり、部員全員の視点からそれぞれ書かれていて文化祭を味わいつつ事件の謎解きも楽しめた気がします。

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プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気となった。
2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。

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