クドリャフカの順番 (角川文庫)

著者 : 米澤穂信
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2008年5月24日発売)
3.99
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271039

作品紹介

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲-。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気"古典部"シリーズ第3弾。

クドリャフカの順番 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • カンヤ祭最高!
    とってもとっても面白かったです。

    ミステリーっぽいミステリー。
    古典部っぽい古典部。
    アニメで話は全部わかっていたけれど、面白かったです。

    千反田さんで語られているところが、本当に千反田さんらしくて感激でした。
    福ちゃんのところも同じく。
    皆それぞれ魅力的でかわいかった。

    アニメの再現度がすごいと思いました。
    活字でも素敵でした。
    買って良かったです。

  • 誤発注により過剰在庫となった文集をいかに売りさばくかという期限付きミッション。漫研でのスリリングな舌戦。駆け引きが最高に熱いお料理バトル。文科系部活動の祭典がこんなにもエキサイティングだなんて。

    『氷菓』『愚者のエンドロール』で語られてきた神山高校文化祭『カンヤ祭』がついに開幕。文化祭特有の熱気と狂騒が、奉太郎、える、里志、摩耶花、それぞれの視点で語られていきます。四人のキャラクターの書き分けが非常にうまく、視点が切り替わることにより一つの事象にも違った側面が見えてくるのが面白いところ。なによりいままで脇にまわりがちだった里志と摩耶花が活躍し、二人の内面が語られるのもシリーズファンとしては嬉しいです。

    でも半分くらいまで一気に読んで「あれ? これってただの学園物だったっけ?」なんて思った方も御心配なく。すでに事件は起き、伏線は大量にばらまかれています。学園祭のあらゆることがラストに向かって収束して行く様は見事だし楽しいですね。コンゲーム的な展開があったり、いままでに無い仕掛けも盛りだくさんで飽きさせません。
    個人的には『わらしべプロトコル』と、ある人物の『人心掌握講座』がツボでした。

    今作は過去の作品に登場したキャラクターやアイテム、エピソードなどの小ネタが多数あり『古典部』シリーズにとってもまさに『祭』感があります。なので単品でも楽しめますが、できれば『氷菓』『愚者のエンドロール』を読んでおくことをお勧めします。

    それにしても米澤さんは、女子の集団の『嫌ぁ〜な』感じを描くのがうまいなぁ。

  • アニメ「氷菓」は一度も見たことがないのですが、この作品はその「氷菓」シリーズ3作目らしいです。
    文化祭を迎え、張り切る生徒たち。しかし古典部では「氷菓」の発注ミスで大赤字の危険発生中。
    さてどうやってこれを捌くか。

    大人気らしいアニメ「氷菓」をまず知らないので各キャラクターの性格を把握するまで戸惑いましたが、多視点から語られる文化祭実況中継は学生時代に戻ったようで懐かしく楽しかった。
    お料理研での料理対決とえるちゃんが上手な依頼の仕方を教えてもらうシーンが個人的には好きでした。
    製菓研に入りたいな。パンプキンヘッドになりきって「トリック オア トリート!さもなくば・・・」って言いながらジタバタしたいです。

    それにしても奉太郎の姉が何故あの本を持っていたのか…
    「私、気になります!」。

  • 古典部シリーズ第3弾。やってきました文化祭!
    日常的空間が非日常的空間に変わるこの催し。高揚感が伝わってきます(とくにふくちゃんのテンションから!)
    手違いで作りすぎた文集「氷菓」を売り切ること。そして奇妙な連続盗難事件の犯人、十文字と名乗る怪盗を見つけ出すこと。全ては古典部のために!
    面白かったです。今までの3作品の中では一番好きです。
    本来なら小さな世界である学校にかっちりと収まっている生徒たち。学校最大のお祭り騒ぎといってもいいくらいの文化祭は彼らのテンションを否が応でも上げさせます。(まぁ、上がらない方もいますが)まさにメインイベント。その中で起きる謎は学校中を熱くさせました。
    古典部員たちはそれぞれがそれぞれの決意を胸に走り回っています。(ひとりを除き)
    そうしながらも、ひとりひとりが胸にチクッとくるような痛みも感じたりして。ああ高校生だなぁとその痛みに心覚えがあり、ふと感傷的になってしまったり。(とくにふくちゃんに)
    学園ドラマのような青春をも感じさせていただきました。
    ラストはやっぱり彼が決めましたね。でもなんやかんやいって、ホータローくんもやっぱテンション上がってたんじゃないでしょうか。打ち上げを提案したりして。
    今回、ホータローくんのこと、いい奴だなぁって思ったのは、お料理対決「ワイルドファイア」で絶体絶命の古典部員三人組のためにホータローくんが小麦粉を投げ落としたシーン。このシーンが今回一番のホータローくんだったとわたし的にはお気に入りなのです。

  • 「古典部シリーズ」第3弾。
    いよいよ、『神山高校文化祭』がやって来た!
    怒濤の三日間!
    …に事件が起こらないはずがない。

    実は、本作を7割がた読み進めたところで、私はPCで、学園祭を書いた作品のことや、「クドリャフカ」について検索をしていました。
    すると、「ネタバレを教えてください」という見出しの下、文章の一部が見えているところに書いてある、【犯人は××です】という文字が目に飛び込んできてしまったのです!
    ひどいじゃありませんか!
    どうしよう、検索するんじゃなかった、もうこの本読んでも仕方ないんじゃないかと、目の前が暗くなりました。
    もちろん、自分が悪くないとは言いません、とんだ“検索バカ”です。

    しかし、先に犯人が分かってしまったにもかかわらず、ものすごく面白かったのです。
    謎解きも見事でしたが、犯人や、夢を追う者たちの希望や挫折、簡単に才能を手にしている者への羨みと、自分の努力は報われるのだろうかという先の見えない焦燥感が…
    しかし、そういう気持ちがドロドロしたものとして感じられずに、若いなあ、という、春の野草の苦みのように、ほんのり舌に快かったのです。

    もちろん、奉太郎たちにとっては「本題」の、発注ミスで30部のつもりが200部刷り上がってきた、文集をどう捌くか、という大問題に立ち向かう姿も、手に汗握りました!
    いや~、「在庫の山」って、本当にコワイですね~

  • 古典部シリーズにはずれなし。アニメを見ていたから内容は知っていたけど、改めて原作を読んで面白さを再確認。神山高文化祭、カンヤ祭がついに開催され、十文字事件という奇怪な事件も起きる。ワクワク感満載。文化祭にこんなハプニング起きたら絶対おもしろい!と、ミステリー好きなら思うのではないでしょうか。こんな高校生活もなかなか楽しそうだなと古典部シリーズを読むたびに思わされる。

  • 古典部シリーズ3作目。
    ずっと話題になってきたカンヤ祭の3日間で、
    勃発した大問題を解決すべく、
    そして文化祭で起きている謎をも解決していく。

    今までのシリーズで一番面白かったです。
    それは今まで一人の視点だったのが、今回は
    部員全ての視点で描かれているからです。

    ちょっとしたライバル心だったり、
    微妙な人間関係だったり、
    なんだか楽しい文化祭の日々でした。

  • 記録

    アニメを見てから読了。
    本で読むと
    アニメの印象が強く思い出されて
    うきうきした。
    キャラクター全部が可愛く大好きな本。

  • これまでの3作で一番面白かった。里志の本音もチラチラ見えはじめて関係がどんどん深まって進んでいくような期待を持たせてくれる作品でした。

  • 第1シリーズ「氷菓」から読んでいると、ついに文化祭が始まったかー!という気持ちになります。

    今までと構成が異なり、部員全員の視点からそれぞれ書かれていて文化祭を味わいつつ事件の謎解きも楽しめた気がします。

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