クドリャフカの順番 (角川文庫)

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感想 : 789
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271039

感想・レビュー・書評

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  • 古典部シリーズ3作目。前作から時間的にあまり経っていない設定で待望の神山高校文化祭が始まった。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou13409.html

  • ぁあ鬱陶しぃ~かんや祭に古典部文集・氷菓は間に合ったが,部数30を200と誤って発注し,何とか売らなくてはならない。開祭後,アカペラ部・囲碁部・占い同好会・・・で盗難事件が起こり,犯人は十文字とカードを残していく。あいうえお順だと踏んだ古典部員は最後の標的が古典部の校了原稿だと当たりを付け,販促に邁進する。昨年の文化祭で伊原が購入した同人漫画のあとがきにヒントがありそうだ。犯人は総務委員会委員長,メッセージは転校していった女子の原作を漫画にせよという生徒会長向けのメッセージだった~こうやって視点をころころ変えて書かれると鬱陶しい。まあ色々実験はしてみても良いが,シリーズものでは止めてよね。ま,売れてるシリーズだから読者もやむを得ず読まされるわけだが,どうやら,この実験は失敗と作者も観念したのだろう。次の本では元に戻り,時制もグンと遡る。最後の謎解きは面白かったが,何度途中で眠ってしまったか,そして変な夢を見せられ疲れた。クドリャフカってソ連の人工衛星に酸素が切れるまで乗せられていた犬の名,知るか,そんなの!

著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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