- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044271039
感想・レビュー・書評
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神山高校文化祭。
我が「古典部」では、発注した部数より七倍も多い文集を抱え、頭を悩ませている。
山のように積まれた二百部もの文集「氷菓」をいったいどうやって売りさばくのだろうか。
「氷菓」のPRをするために福部が参加したクイズ研のイベントや、千反田と伊原を加えて三人一組で挑んだお料理対決は、ハラハラドキドキで大盛況でした。
そして、店番と称してひとり平和に過ごしていた奉太郎は、学内で起きた奇妙な盗難事件を解決する羽目になってしまうのですが、実際に登場はしないけれど、奉太郎の姉貴が絡んでくるところなど、前作の『氷菓』の雰囲気を思い出してしまいます。
どことなく哀愁漂う<古典部>シリーズだけど、今回は4人の視点で交互に読めて、とても楽しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古典部シリーズ第三弾。
奉太郎以外のキャラが、前ニ作よりもそれぞれの個性を活かし、奮闘しているのが良かった。
奉太郎も省エネを掲げている割には、なんだかんだ青春している所が微笑ましい。 -
ついに神山高校文化祭。愚者のエンドロールのあとがきが気になって読みはじめたけど、読み始めたらあっという間。スラスラ読めた。
相変わらず私はデータベースでも無ければ探偵でもなく、愚者でもないし正義でもないのでずっとうーんうーんと唸りながら、どうやって解決するんだろうってうなりながら読んだ。
こういう部活があったなら入りたかったなぁ。 -
学園ミステリー。古典部シリーズ第3弾
ミステリーというよりは青春系学園モノとしての側面が強かった。
文化祭でのドタバタ劇が凄く青春していて羨ましい。
高校生のくせに知識量多すぎ。なんか負けた気がした。
☆3.5 -
「クドリャフカの順番」(米澤穂信)を読んだ。
ホータローのお姉さま折木供恵が最強。
とうとう『カンヤ祭』始まりました。 古典部の面々いい味出してます。
《高校の学祭かぁ……》
『青春』と書いて『なみだ』としか読めない私なのである。 《どんだけ辛いことがあったんだよ!(笑)》
あー面白かった! -
文化祭を扱った今作。
なんだかんだ、仲間のことを思う
メンバーの繋がりが良いですね!
また、各々にスポットが当たっており、
個々の個性が深掘りできて好きな回でした。 -
氷菓シリーズ。学園祭の盗難事件はいったい何のメッセージか?また、古典部が刷りすぎた文集をどうやって売っていくか?という話。
ある意味閉じられた世界の中で、あまりにも眩しく見える才能を羨む気持ちは、共感出来る人も多いのではないかと思った。若さっていいよなぁ -
面白かったー!過程の方が長かったので、謎解きが待ち遠しくて待ち遠しくて、、そして、締め方が本当に上手だなと思う。その後までもちろん読めたら嬉しいけど、こちらもホクホクとした気持ちで読了。
期待とか諦めとか、学園物っぽい感じも今回良かったです。 -
〈古典部〉シリーズ第3弾は、古典部の4人がそれぞれストーリーテラーとなって物語は展開していく
4人の視点による4様の“カンヤ祭”と期間中に起きる謎の盗難騒動“十文字事件”、いままでにないスピード感と展開で、すごくおもしろかった
ホータローのわらしべプロトコル、お料理対決「ワイルドファイア・カップ」、漫研の対立…今回は読みどころ満載
❤︎のマイペースぶりと好奇心のアンテナの動き方が楽しい、〈古典部〉シリーズの傑作! -
再読。古典部シリーズ第三弾。今作は文化祭がメイン。折木さんが自分の主義を貫きながらも部のために活躍する姿がとても良い。昔読んだ時は犯人の動機はそこまで興味をそそるものじゃなかったけど、今ならそれなりにわかるような気がする。古典部シリーズの中ではこの作品が一番好き。今回の事件を経て更に成長していく古典部のメンバーがとても愛おしい。