斬魔大聖デモンベイン機神胎動 (角川スニーカー文庫 156-8)
- KADOKAWA (2004年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044278083
作品紹介・あらすじ
189X年、アメリカ-魔導書アル・アジフの主として"鬼械神"アイオーンを駆る復讐者アズラッドは見た。魔術結社ダークネス・ドーン操る翼竜との戦いの最中、貨物列車の屋根をぶち抜き、巨大な鋼鉄の拳が翼竜を握りつぶす瞬間を。そこには、奇妙な魔導書を携えた若き日の覇道鋼造の姿があった!生まれざる鋼の神デモンベインが戦いし、魔戦の全貌がここに!鬼才・古橋秀之が挑む大ヒットゲームの公式外伝、衝撃の顕現。
感想・レビュー・書評
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機神飛翔に登場するセリフ「あれは人間のための鬼械神だ」に込められた重みを知るためにも、是非読んでおきたい一冊。
単体としてもフルハシ節全開で面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古橋秀之がデモンベイン外伝小説を出していることを知り購入。読んでいる最中、頭の中でデモンベインのBGMが鳴りっぱなしだった。本書は正しくデモンベイン。若き日の覇道鋼造、当時のマスター・オブ・ネクロノミコンとプレ・デモンベインと共に世界を股に掛け邪神を倒す!鋼屋ジンのテキストよりリーダビリティが高く、それでいて原作の雰囲気を壊さないところは流石のベテラン作家。デモンベイン成分をしっかり持ちつつ、原作よりSAN値高めスチームパンク成分多めで物語は構成されている。続きも読む。
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クトゥルフと巨大ロボを融合させた原作の破天荒なスケールを活かしながらも、そこにひと匙スチームパンクを新たに加えて、19世紀の過去編に相応しいオールドテイストに仕上げている。仇討ちの復讐ものという題材は新鮮さに乏しく、わりと地味にまとまってしまいがちであるが、そこはさすが古橋氏で時にコミカルに時に魔術的小道具を上手に使って退屈させることがない。ラストもクトゥルフらしくど派手に盛り上がって文句ない仕上がり。
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過去編
血を吐きつつ戦うアズラッドさんに某侍魂のツバメ返しの人が重なるとかベクトルが違うとか
フルハシさんの文は良いね -
渋い。これ読んでアルが好きになった。
ツンデレになるのもわかるよなあ -
古橋デモンベインその1。でっかいロボットとか魔術とかズガーンズガーンって
デモンベインはこうでなきゃあ、ね? -
デモベ外伝シリーズ。
こっちは良作。おもしろいです。 -
原作未プレイ。「クトゥルー神話+巨大ロボット+19世紀って超いいじゃん」(本人談)という、まさにそんな話。冒険あり、バトルあり、スペクタクルあり、人情あり、波乱万丈のおいしい一冊。
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デモンベイン製作秘話って感じです。プロジェクトX−魔を断つ剣に命を賭けた者達− って感じ。(嘘です。)
もう、まごう事なきデモンベインです。
全くと言っていいほど違和感ありませんでした。