推定少女 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.43
  • (171)
  • (266)
  • (453)
  • (123)
  • (20)
本棚登録 : 3175
レビュー : 325
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281038

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 大人と子供の考え方の相違。
    子供は何も考えなくて楽でいいよね…とか、よく言う人いるけれど、子供も子供の世界で悩んで考えて生きてる。
    そんなことを思い出させるSF風家出話。

    世の中には子供のまま大きくなった大人と、大人より大人しっかりした子供もいるわけで… 子供より大人の方が何も考えてない社畜なんじゃないかってこの頃思う。

  • 少年少女のきめ細やかな描写において、やっぱり群を抜いている印象の桜庭さん。加えて、描写が痛々しい(二つの意味で、敬意を持って)
    けれども、個人的には「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の方が好き。

  • 強烈な個性!

  • 忘れていた、忘れようとしていたことを思い出した。そんな、良いきっかけになった作品でした。(14/1/27)

  • 今、自分がちょうど受験や進路やその先にある自分の人生のことを考えることが多いからか主人公の葛藤が自分の葛藤のように思えた。この話では結末がいくつか用意されていて、この違いは自分にもあることだなと思うと怖いけれど時間をかけてでも考えていきたいと改めて思った。

  • 人間的な暗さを書くのが上手い作家さんだと思っていたので、幻想的な非現実的な感じに少しがっかりしたけれど、ちゃんと人間らしい葛藤がありました。
    途中、感動でも悲しみでもない、胸がえぐられるような感覚で涙が出た。それは、思春期だった自分の言葉を代弁しているようで、苦しくなった。この人は何故ここまでリアルに、子供の感情を描けるのだろうと思った。
    私は、思春期というのは終わったんじゃないかなという年なので、まだ葛藤もあり、過去の葛藤も鮮明に思い出すので、感心した。
    終わりは少しモヤっとした気もしたけれど、この本はあの頃の私の”証”になるんじゃないかと思った。きっとまた、あーこう思っていたんだって思い出すんだろうと。

  • 捉えられない。
    この話を読んだ印象は、それだった。
    つかめない。

    でも、気づいた。
    そう、これは中学生の話。
    中二病の時代の話。

    彼らだからこと起こりうる話。
    彼らにだけ、起こりうる話。

    掴めなくても、構わない。
    それが、その時代なのだから。

    あの年齢だけが、許される。
    その年齢だから、許される。

    彼らの世界。

  • 結末が3通りあっておもしろい。
    中高生向けの本?

  • 大人になれない なりたくない少女のお話。誰もが通る思春期という期間が桜庭さん独特の世界観で描かれていた。大人と子供の間でもがいている、という意味では根っこがどことなく砂糖菓子と同じ匂いがしたけれど、こちらはうってかわって実弾うちまくりのお話でした。EDⅡ、Ⅲ共にお兄さんがいなくなってしまったのが少し悲しかった。

  • ライトノベル作家時代の桜庭一樹の作品。近年の作品に比べるとやはり稚拙ではあるけれど、この頃から“少女”の描写はピカイチ。思春期にこの作品に出会っていればもっと心を揺さぶられたに違いない。3パターンのエンディングが用意されている異色の作品。エンディングが複数存在することでより深く想像力を掻き立てられる。2012/099

全325件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば かずき)
1971年、島根県生まれの小説家。
1999年「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。
『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)、『私の男』で直木賞を受賞。他の代表作に『GOSICK -ゴシック-』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』などがある。
ゲームのノベライズやライトノベル作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを手がけるなど幅広く活躍している。

推定少女 (角川文庫)のその他の作品

推定少女 (角川文庫) Kindle版 推定少女 (角川文庫) 桜庭一樹

桜庭一樹の作品

ツイートする