GOSICKs II ゴシックエス・夏から遠ざかる列車 (角川文庫)
- KADOKAWA (2010年9月25日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281120
作品紹介・あらすじ
まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、聖マルグリット学園-極東からの留学生・久城一弥と智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、世界を語る2人の距離は少しずつ近づいてゆく。やがて訪れる大きな嵐の予感すら、この輝きを曇らせはしないのだ-。人気ミステリシリーズの名探偵コンビ、つかの間の安らかな日日を描いた外伝短編集。
感想・レビュー・書評
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外伝短編集第2弾。
今回は、今まであまりスポットの当たらなかったサブキャラに焦点を置いたお話が多かったように思いました。意外な人間関係も明らかになり。あと、前回、第1弾の外伝短編集で描かれていた「仔馬のパズル」の解答も載っていてスッキリしました。ずっと気になってたんだ…。
そして、無意識にイチャつく一弥くんとヴィクトリカにきゅんきゅんしたり。この2人の恋の行方がすごく気になる。
そしてもう1つ気になる恋の行方が今回、発生。一弥くんの姉の瑠璃さん。この方と武者小路さんとの恋の行方も気になります。私、武者小路さんみたいな人、好きですよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏休みに静かな学園で過ごす2人のやさしい時間。
今回は2人以外の人々に関係する謎をヴィクトリカが安楽椅子探偵となって謎解きをする。本編とは違って、サブキャラたちの物語が読めるのは新鮮でよかった。
特に、一弥のお姉さんの瑠璃の話しとグレヴィールの話しがほっこりしていて好きだったな。 -
そうそう、こういうのが良い。
脇役のほんちょっとしたエピソードが読めるのが外伝のいいところ。そうして世界観にまたどっぷり浸れるってもん。
ヴィクトリカの狼化ではなく猫化が進む。 -
再読。なんとも初々しいヴィクトリカ。こっちまでお菓子を食べながら読むことに。今回は馬も無事にわかったのでめでたしめでたし。 こんな夏休みを過ごしてみたいもんだなぁ。
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夏休み、学園で過ごす2人の短編集かな?
ヴィクトリカは学園から出られず、久城は故郷が遠く帰れない。2人で面白おかしく過ごすのかと思っていたが、学園で起きた起きた謎を解いたり、久城の姉からの手紙を読んだりとたわいもない会話で日々を過ごすと言ったところだろうか?ここでの進展も後々の関係に繋がるのだろうな…
[more]
強く印象に残っているのは姉から手紙に書かれた武者小路だったな、髭もじゃでかなりの体格をもつ軍人のようだが、最初と最後ではかなり印象が変わった人物だった。
意外に髭を沢山生やしているの威厳を保つためにやっているのではないかと思うよ。姉が言っていた目が久城に似ているという部分もそんな印象を強めた一因だな。 -
2010-9-26
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『GOSICKs』Ⅱ 読了。
sシリーズはヴィクトリカはほとんど動いてないなぁ…笑
今回は手紙の内容から推理するスタイルでした。その日に到着したの手紙もあれば6年前の手紙もあれば…ヴィクトリカさんの知恵の泉ってなんなのか不思議。
2016.5.16(1回目) -
一弥とヴィクトリカの長い長い夏休みは、不思議な謎とお菓子に彩られ、穏やかに過ぎていった。私のお気に入りはお姉ちゃんからの手紙と、ドリルのあの人のお話。本編では見えなかったものが、少しだけ見えた気がした。
著者プロフィール
桜庭一樹の作品






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