GOSICKs II ゴシックエス・夏から遠ざかる列車 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1926
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281120

作品紹介・あらすじ

まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、聖マルグリット学園-極東からの留学生・久城一弥と智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、世界を語る2人の距離は少しずつ近づいてゆく。やがて訪れる大きな嵐の予感すら、この輝きを曇らせはしないのだ-。人気ミステリシリーズの名探偵コンビ、つかの間の安らかな日日を描いた外伝短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 夏休み。

  • よくまぁ、あれだけの駄々に久城くんはついていけるものだわ。瑠璃さんも、血は争えないわね。小さい子が遊んでるのを微笑ましく見てるような読み方はできるけど、もうミステリーとしては期待してはいけないのかな...。
    あ、あと、判りきっていることだけど、「極東の国」が「日本」ってはっきり書かれてるのはいいのかしら?

  • 古典的な安楽椅子探偵的なエピソードだが、久城がヴィクトリカに手紙を読んであげる甲斐甲斐しさもあって、ほのぼのとした読後感があった。

  • GOSICKS2
    夏休み。聖マルグリット学園の生徒たちは、実家へ戻ったりバカンス行ったり。久城もアブリルに地中海に誘われたのだが、ヴィクトリカが残ると知り一緒に残ることに・・
    楽しい二人の夏休みの短編集。
    ここでヴィクトリカは、木に登って降りれなくなったり、食べ過ぎて動けなくなったり・・。
    久城の姉瑠璃が結婚する経緯の物語も。
    ヴィクトリカ兄の初恋相手をめぐり、頭のドリルが2つになる経緯の物語も。

  • 夏休みに静かな学園で過ごす2人のやさしい時間。
    今回は2人以外の人々に関係する謎をヴィクトリカが安楽椅子探偵となって謎解きをする。本編とは違って、サブキャラたちの物語が読めるのは新鮮でよかった。
    特に、一弥のお姉さんの瑠璃の話しとグレヴィールの話しがほっこりしていて好きだったな。

  • 再読。生徒がバカンスに出かけていなくなった夏休みの学園で、ヴィクトリカと久城が楽しく(?)過ごしてます。二人以外の話がメインだけど。

  • そうそう、こういうのが良い。
    脇役のほんちょっとしたエピソードが読めるのが外伝のいいところ。そうして世界観にまたどっぷり浸れるってもん。
    ヴィクトリカの狼化ではなく猫化が進む。

  • 再読。なんとも初々しいヴィクトリカ。こっちまでお菓子を食べながら読むことに。今回は馬も無事にわかったのでめでたしめでたし。 こんな夏休みを過ごしてみたいもんだなぁ。

  • 夏休み、学園で過ごす2人の短編集かな?
    ヴィクトリカは学園から出られず、久城は故郷が遠く帰れない。2人で面白おかしく過ごすのかと思っていたが、学園で起きた起きた謎を解いたり、久城の姉からの手紙を読んだりとたわいもない会話で日々を過ごすと言ったところだろうか?ここでの進展も後々の関係に繋がるのだろうな…
    [more]
    強く印象に残っているのは姉から手紙に書かれた武者小路だったな、髭もじゃでかなりの体格をもつ軍人のようだが、最初と最後ではかなり印象が変わった人物だった。
    意外に髭を沢山生やしているの威厳を保つためにやっているのではないかと思うよ。姉が言っていた目が久城に似ているという部分もそんな印象を強めた一因だな。

  • 2010-9-26

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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