GOSICK VII ゴシック・薔薇色の人生 (角川文庫)
- KADOKAWA (2011年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281151
作品紹介・あらすじ
クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。父ブロワ侯爵によって首都ソヴレムに召喚されたヴィクトリカ、心配で後を追う一弥。ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ=ローズの首なし死体事件に挑むふたりに侯爵の謀略が…。豪華劇場に過去と現在が交錯し、大いなる罪が暴かれたとき、世界はその様相を変える。ヴィクトリカと一弥の運命は-。
感想・レビュー・書評
-
真実だと思っていたものの上に更に真実が乗っかかり、最後の最後まで結末がわからなくておもしろかった。多く登場する「二度目の嵐」とは何を意味するのかが気になった。最初の頃よりも感情豊かなヴィクトリカにほっこり。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嵐の行方をも実は達観しているのではないかと思わせる虚虚実実の駆け引きと謎解きがこのシリーズの好さを深めた。お互いさらに歩み寄るビクトリカと久城の姿が微笑ましく、コルデリアやロジェの過去と因果が少し整理された感じ。続巻が待ち遠しい。
-
物語も終盤って感じ
初めはダークではありながらほわほわした雰囲気だったのにだいぶ重たくなってきた…
ラストのどんでん返し?真相?には驚かされた -
いつもどおり、良かった。
-
今まで登場したシリーズの鍵を握る人物たちがほぼ出揃い、過去の王妃殺人事件を解く。まあ想定どおりの解決というか謎自体にそこまで驚きはなかったな…などと思っていたら最後に「あ、その伏線仕込んであったのを忘れていた!」となった。
-
感想はまとめて最終巻へ!
-
二人の運命がなかなか動かないような感じ。もう少し動きがほしいかなぁ。
-
良質なジュブナイルミステリー。
10代だったら惚れ込んでたな -
個人用読書メモ
・長年闇に葬り去られていた「ココ王妃殺人事件」の謎が暴かれる。それはオカルト省と科学アカデミーの対立と、絶対に明かされてはいけない国の秘密であった。
・謎を解いたヴィクトリカは取引をする。オカルト省には心煩にが分からないと伝え、科学アカデミーにはココ王妃はとっくに殺されていて替え玉殺人だったと伝える。
・母コルデリアがヴィクトリカを産んだ時の物語が明かされる。次に来る「嵐」のための政治的策略だった。
・墓を暴いたオカルト省、遺体に出産痕がないことに気付いたが・・・ -
最後の最後にそうか!っと最初の方に繋がってた。オカルト省に科学アカデミー、そして陛下。大きな嵐がやってくる感がひしひしと。
-
10年前に殺されたと言われている王妃の死の謎を解く話。
相変わらず衣装に関しての細かな描写が素晴らしい。
父親の冷酷さと言うか微妙に愚かなところとか。
今回は母親の昔の思い出も入っている。
学園の脇役の人たちも背景も少し出てきていてキャラに厚みが出来たかも。 -
914
-
2011-3-25
-
父ブロワ侯爵に召喚されグレヴィールに連れられトランクのセシルに付けられながら首都へ向かうヴィクトリカと、ゾフィと後を追う久城に、人気の王妃の死の秘密。昔劇場で踊り子をしていたコルデリアや鎖に繋がれた出産前後、双子のブライアンによる救出。芝居の舞台裏が賑やかで良い。遠く思い合う母娘も胸に染みる。
-
これからもヴィクトリカにかかわっていくと宣言した久城が眩しい。ある国の人間である前に、誰かの友達である。とても久城らしい考え方だと思う。ヴィクトリカを利用しようとする大人たちとは正反対。危うさもあるけれど、応援したい。
今回は早い段階でトリックが分かった。意気揚々と読んでいたら、最後にもう1つ仕掛けがあって、、そこまでは見破れなかったなぁ… -
『GOSICK』Ⅶ 読了。
ソヴェール王国の王妃が謎の死を遂げてから10年が経ちヴィクトリカは王妃の首無し死体事件の真相を暴くため首都へ召還される…
ここで今まで登場してきた人物相関図がだんだんみえてきたぞ…笑
次はどうなることやら
2016.5.29(1回目) -
ずっと前に買ってそのままにした私のばかばかって感じです。最後までわくわくしながら読める小説って貴重。ということで、シリーズの最初から読み直しているところ。
-
今回は、ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ・ローズの首なし死体事件です。段々ヴィクトリカが手の届かないところへ行ってしまうのではないかと不安になってしまいます。
ラスト、ヴィクトリカと一弥(と爆睡中のグレヴィール)の前であかされた謎は、何人もの命と引き換えに生き残った二人にとってはハッピーエンドなんでしょうかね。
ヴィクトリカと父ブロワ伯爵との関係や、母コルデリアの過去。重苦しいエピソードの合間に挟まれるセシル先生の明るさに助けられ、一弥の活躍に心躍りました。 -
クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。父ブロワ侯爵によって首都ソヴレムに召喚されたヴィクトリカ、心配で後を追う一弥。ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ=ローズの首なし死体事件に挑むふたりに侯爵の謀略が…。豪華劇場に過去と現在が交錯し、大いなる罪が暴かれたとき、世界はその様相を変える。ヴィクトリカと一弥の運命は―。
-
少女は母になる。
あっという間に母になってしまう。
では男は?父になっていますか?
このお話には、母は沢山出てきても、まともな父は誰も出てこない。 -
ヴィクトリカを取り巻く謎から段々と大きな展開へ
今回はソヴュールの過去を暴く話
皇室殺しの謎、時代背景もたっぷり含んだ悲しい話だ
登場人物も勢揃い(グレヴィール若干空気)でいよいよ終わりに向かっているのが分かる
ただ、今巻も無事に終わって良かったと安堵 -
10冊目で長編7巻目。
父によって首都に召喚されて、国の中枢に関わる10年前の謎を解く話。
今回はいつものメンバーの他、寮母さんやセシルも加わって少し賑やかな感じで(グレヴィール警部は若干空気でしたが)。
ヴィクトリカはついに国王にまで存在と力を知られてしまってもう抜け出せない感じだなあ。
それにしても久城はヴィクトリカを守るために強くなってるな。
一番最後の展開は良かったと思いました。 -
懐かしいなぁ
ゴシックはこの作品の途中で読むのやめたんだ
昔は飽きちゃったんだよな
今は内容はちょっと眠たいけど描写が綺麗だ
普通の一樹作品とはまた違う
それが可愛らしいイメージを強く印象づける
よくこんなたくさんの表現が思いつくなぁと感心する -
2016.2.27 読了
-
ココ王妃の謎を解明するヴィクトリカ編。
内容が濃い作品。