GOSICK IV ゴシック・愚者を代弁せよ‐ (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.24
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281229

作品紹介・あらすじ

その日、図書館塔で退屈を持て余すヴィクトリカの頭に落下してきた金色の書物。"汝、愚者の代表者となりて、我が愚かなりし秘密を暴け!"そこにはかつてこの王国に君臨し、学園の時計塔から謎の失踪をとげた錬金術師リヴァイアサンからの挑戦が!奇しくも同じ頃、その時計塔で不可解な密室殺人が起こり…!?ヴィクトリカにより全ての謎が繋がれたとき、この王国の禁忌が明かされる-極上ミステリー、急展開の第4巻。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの中で一番面白かった巻。単発の事件かと思いきや、シリーズ全体に関わる話もかなり絡んできて…明らかになった部分もあり、また謎が深まった部分もあり。そこら辺のバランスがとても上手だった。トリック自体は難しくなく、読んでいて予想できたけど、そこに辿り着くまでが面白い。あとは何と言ってもヴィクトリカとアブリル。どちらもかなり個性的で、とても可愛い!久城を含めた3人が、これからどんな化学反応を起こすのか楽しみ。

  • リヴァイアサンと錬金術の謎を解く会。またアブリルが初めてヴィクトリカを見た回。アブリル嫌いじゃないけど、やはり苦手なキャラクターだ。これも以前富士見で読んだことがある巻。ブライアンロスコーの挿絵が懐かしい。リヴァイアサンの正体や賢者の石の在処など、読んでいるうちにそうだったなと思えるところや、忘れている部分などもあった。なんだかんだで今回も面白かった。

  • ブロワ家の秘密がだんだん明らかになてきた巻。あと、ヴィクトリカとアブリルが仲良くなった。久城以外では初めてのお友達。

  • きっと友達すぐできるよ。

    「事件」と「本編」が交錯してきた。

  • ブロワ侯爵やブライアン・ロスコーが絡んで来、次の嵐の到来も言及されるなど、ここから話が大きく動いてきたような印象。
    しかし新シリーズにたどり着くのはいつになるやら・・・

  • ゴシックシリーズ4作目。

    稀代の錬金術師リヴァイアサンとの対決。
    そしてアブリルがついにヴィクトリカと対面します。
    二人のやりとり、その間に挟まれる久城の態度など楽しめますが、物語そのものはちょっと重めでした。

  • 稀代の錬金術師と謳われたリヴァイアサンの謎に挑む回。
    とうとう対面したアヴリルとヴィクトリカも見所です。
    アヴリルはずっと蚊帳の外?と思っていたので、捜査に加わっていて嬉しい。
    自ら被った仮面に振り回され、死した後ようやく本来の姿に戻れたリヴァイアサンに合掌。
    この時期の挿絵が一番好きです。

  • 今回は錬金術師・リヴァイアサンの謎に挑む。
    なんとブロア警部の衝撃的姿が!?
    そして遂にヴィクトリカとアブリルが出会う。こちらもなかなかに衝撃的な出会いだった。

    最後はあらすじ通り王国の禁忌が明かされるが・・・いよいよあの人の影がチラつき始めたか。
    ブライアン・ロスコーも出てきていよいよ本編に進展が・・・!?

  • 天才美少女VS錬金術士!
    ヴィクトリカがリヴァイアサンの挑戦を受ける形で王国の禁忌に迫ります。
    一方、女難の相が出ている一弥は一弥でブライアンとの戦いがあったりと少しずつ物語が動き始めた感じがしますね。

    ミステリーは好調、あとがきもますます好調(笑)。 そんな中とうとうヴィクトリカとアブリルが出会い、一弥を巡る三角関係に……もうアブリルが可愛いすぎますっ!

  • アブリルとヴィクトリカの出会いが面白かったです!一弥を巡った三角関係にどぎまぎするセシル先生も可愛くて好き。
    一弥はかなりにぶちんな気がしました。
    と、ミステリーについては、やはりいつもどおり面白かったです!錬金術師の謎に立ち向かうヴィクトリカ、今回はなかなか彼女にとって戦いがいがあったのかな、と思ったり。
    リヴァイアサンの正体にはさすがに驚きましたが。
    最後は何気にストーリーが進むような最後でしたね。
    続きが気になるような感じの。
    とりあえず今回はグレヴィールさんのナチュラル?な髪型が拝めて嬉しかったです(笑)。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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