ムシウタbug 1st. (角川スニーカー文庫 163-51)
- KADOKAWA (2004年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044288068
作品紹介・あらすじ
一之黒亜梨子の前にその"虫"が現れたのは、親友の花城摩理がこの世を去った直後だった。触角が四本ある銀色のモルフォ蝶は、なぜか亜梨子から離れようとせず、時に異形の長槍と化してまで亜梨子を守ろうとする。いったいなぜ?亜梨子は"虫憑き"を監視する極秘機関"特別環境保全事務局"から送り込まれてきた少年・薬屋大助とともに、その答えを探し始める!輝く銀槍が永遠に刻む、それは最高で最悪のガール・ミーツ・ガール。
感想・レビュー・書評
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無印シリーズの2年前の出来事をえがいた、薬屋大助(くすりや・だいすけ)と一之黒亜梨子(いちのくろ・ありす)の二人を中心とする物語です。
亜梨子は、親友の花城摩理(はなしろ・まり)が命を落としたあと、彼女が宿していたモルフォチョウをその身に受け入れることになります。そんな彼女の前に、特環の監視員として現われたのが大助でした。彼は、亜梨子の家に居候をしながら、さまざまな事件に巻き込まれ、それらを解決していくことになります。
本編はさまざまな登場人物が入り乱れる群像劇のような構成でしたが、本シリーズはいちおう短編の積み重ねのかたちをとりつつも、大助と亜梨子にスポット・ライトがあてられており、ストーリーを追いやすくなっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
俺の聖書…の過去編シリーズ。
本編とも関係しているので読まねばなるまいて。
本編よりはシリアス具合が緩和され読みやすくなっている気がする。
また、主人公がしっかりと固定されている点も異なるところ。
しかしそのぶん物足りなさがある。
“かっこう”の人格と強さが完成されていないところが見所といえば見所かもしれない。 -
一之黒 亜梨子の名前を聞いた時、「歪みの国のアリス」とかぶってしまったw
彼女は、いわゆる戦闘美少女?(みんなそうだけど) 虫が現れると、武器を合成できるとこは変身シーンと妄想。
シリアスなだけじゃない、ほんわかあったかくなるストーリーだったかな。 -
私はbug派←
アンネの登場回数が多いのがミソ! -
ここに出てきたと思われる二人組みがずっと気になっています。
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1-4まで読了
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なんか、ムシウタ本編とは違って、大助のキャラがいろいろと面白い。過去話らしいですが、最終的には本編とリンクするらしいので、こちらの方も読まねばならんな。
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こちらはムシウタ本編より2年程前のお話になります。
世界観も共通で登場人物にも類似はあるのですが、主観となる人物が違うので見ている部分や強調されている部分の個性の差というものが見られます。
まとめるとなんだろう・・・夢を託す?夢を遺す? -
本家よりコチラのほうが私は好きな感じ。
シリアス5割引。今ならコメディー5割おまけとして付いてくるよ!さー買った買ったぁ!的な作品でしょうか。