ムシウタ 08 夢時めく刻印 (角川スニーカー文庫 い 1-1-8)
- 角川書店 (2007年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044288150
作品紹介・あらすじ
"大喰い"との激戦により、自らの虫を暴走させてしまった"かっこう"こと薬屋大助は隔離施設を破壊、負傷しながらも脱出する。二人の少女が営む"便利屋きらり"に保護された大助だが、街は未知の"同化型の虫憑き"誕生を察知した特環・殲滅班の監視下にあった。さらにその街からは奇妙なおまじない"コアトルヘッド"のブームが全国に広がりつつあり-それは、さまよう獣たちが取り戻す、最高で最悪のロスト・メモリーズ。
感想・レビュー・書評
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「大喰い」との戦いのあと、大助は特環のもとから脱走を図り、彼を追う殲滅班の「墓守」と対峙することになります。その後、愛恋のメッセージを受け取った「便利屋☆きらり」を営む少女・五十里野(いかりの)きらりと田央萌々(たなか・もも)が、傷ついた大助を発見し、介抱します。
萌々の通う高校には、殲滅班の「しぇら」こと耶麻本(やまもと)ラウが、デザイン科の教員として潜入していました。彼女は、この学校で「コアトルヘッド」と呼ばれる占いが流行していることを知り、しだいにそれが「虫憑き」をめぐる過去の事件とかかわりをもっていたことに気づきはじめます。
今回は久しぶりに、かぎカッコつきではありますが、大助がメインのストーリーにからんでくるストーリーになっています。また、これまでに登場したさまざまなキャラクターも次々に姿を見せており、おおむね登場人物の配置は完了したといってよいのかもしれません。今後は、ここまでの伏線が一つの大きなストーリーに合流することになるのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この小説読んで初めての衝撃。ヒロインが…なのも悲しい、かっこうがやばすぎるのももちろん。
でも、ついにこの手法を使ったか岩井先生。綾辻行人先生が大好きな方法だなぁ。 -
最後のどんでん返しが読んでいてわくわくした。
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夢遊ぶ魔王に続く第八巻。
奇妙なマーク“コアトルヘッド”の流行る街に特環から逃げ出した大助はたどり着いた。それは、最高で最悪のトレンド・メイカー!
面白すぎです。今までの中で一番面白い。
出てきたキャラほとんどが登場します。
そしてアニメ化&コミック化――。もう眼が離せません。