サマーウォーズ (角川文庫)

著者 : 岩井恭平
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年7月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044288228

作品紹介

小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意な彼は、夢中で答えを導きだすが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる。熱くてやさしい夏の物語。映画「時をかける少女」の細田守監督・最新映画を完全ノベライズ。

サマーウォーズ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 高校生小磯健二とある一族の熱くてやさしい夏の物語!

    映画が大好きで小説も読んでみました。また映画が観たくなった…!

    映画では描ききれない細かく丁寧な心理描写がとてもよかったです。事件のきっかけになる健二が問題を解くシーンがきれいで好きです。
    作中に何度か出てくる健二が夢中になって問題を解く場面がかっこいい!

    カズマが闘うシーンや花札で夏希が頑張るシーンも熱くなりました。
    栄おばあちゃんの想いや信念、それに影響を受けた家族や健二の世界中の家族を守ろうとする姿に感動です。

  • 仮想現実空間やアバターといった近未来的な生活を描いた部分と、

    日本の田舎や昔からの慣習といった伝統的な生活を描いた部分とが、

    上手く融合していて、なんとも不思議なストーリーで面白かったです。

  • 先日、コミカライズされたサマーウォーズを読み、映画から受けた爽快さの記憶が蘇った。
    ノベライズも出ていることを知って(内容や結末はもちろん知っているけれど)活字の虫としては「これは読まねば!」となるわけである。
    さて本書。
    あらすじも結末も映画を忠実になぞってはいるものの、 視覚では表現しきれない各々の行動理念や背景といったものにもスポットライトをあてている結果、映像で見るより自然にキャラクターの行動に共感を持ちやすくなる。
    この理解の上で改めて映像を観る機会を得られるなら、映画のほうももっと楽しめると思う。
    登場人物も一族だけで27人。名前も結び付きの強さを表すように兄弟同士は同じ字を一文字ずつ与えられているため、区別がつきにくい、かも。
    映画と一緒に楽しむことをオススメする一冊だ。

  • ノベライズ作品の中ではかなり高評価。
    映画の内容が忠実に再現されていながらも、小説だけの追加エピソードも違和感無く盛り込まれています。
    図書館にリクエストして入れてもらった物だけど、やっぱり手元に置いておきたい!

  • やっと原作を読みました。

     ずいぶん前に、アニメ映画を見て「これは原作を読まなければ!!」と思っていました。あの映画は、ほぼ原作のままなのですね。

    もしかしたら映画が先なのか?と思えるほどです。

     OZと言う仮想世界で起こる事件が発端ですが、公共機関を含め社会機能のほとんどを「OZ」に依存している時代の話。
    OZの機能がパニックに陥った時、それを救ったのは・・・

    近未来SFと呼ぶには近過ぎる、現代から数年後の話かな?

     映画を先に見たので、イメージがついてしまってる分もあるんですが、ストーリーを知っていても、面白かった。

  • 映画の後に発見し、読みました。
    駆け抜けるようなスピード感、そして終わった後の爽快感は映画と比べても遜色ないものだと思います。
    もうじき夏。苦手な季節なのに何故だか恋しくなる、そんな今にぴったりのお話です。

  • 高校2年の夏休み、小磯健二は憧れの先輩・篠原夏希に頼まれ、長野県にある彼女の田舎へ行くことに。そこで曾祖母を中心とするご親戚に夏希が放った衝撃のセリフ―彼と彼女とその家族にとって一生忘れられない夏。

    大人気を博した映画、サマーウォーズのノベライズ版です。僕はこの本を映画を見終えた後に読みました。映画では時間の関係上で省略されていた箇所―夏希はなぜバイトの話を健二達に持ちかけたのか?なぜ健二は数学オリンピック日本代表を目指していたのか?なぜ、最後は夏希が代表として戦ったのか?―その辺のところが読めたのは本当にありがたかったです。

    それにしても思うのは…。この物語のインターネットにおける世界である「OZ」と言うシステム。それがそのまま我々の世界で言うところのフェイスブックにほぼそのままなぞる事が読みながらうかがえて来て、彼らの世界と僕らの世界の『境目』と言うのが本当に曖昧になったなぁとつくづく感じます。それの向こうを張るように強烈な存在感を示すのが、『スーパーおばあちゃん』こと陣内栄を中心とする昔から続いているネットワークで言うところの『家族』。

    特に個人的な思い入れの強い複雑な経緯から長年にわたって家を離れていた夏希にとっての大叔父に当たる侘助。 すべてを挽回するためにアメリカで彼が開発したプログラム「ラブマシーン」がネットの世界だけではなく現実社会まで蹂躙する中、それをひっくり返そうとするのもまた家族と言うところがこの物語を成り立たせているのかもしれません。

    一番のハイライトは夏希がラブマシーンと花札で対決するシーンで、絶体絶命のピンチに陥った際、「僕のアカウントを使ってください」と世界中から声が届くシーンでありました。あそこの箇所を読んでいると、いまだに目頭が熱くなってきます。

  • 青春、ファミリー群像の王道とでも言って良い一冊。

    冴えない草食系男子、一つ上の先輩で学園アイドル、夏休み、淡い色恋、大失敗からの復活、償い、友情と努力、挑戦、大勝負。

    恥ずかしくなる位の、ファミリー路線まっしぐらであるが、こういう家族というか、親族含めた一族の絆を書いた一冊は、新鮮で温まる。

    さりとて、野暮ったく、古臭い感はなく、そこはやはり仮想空間が効いてくる。遠い未来の話ではないしな。

    ノベライズではあるが、十二分に楽しめた一冊でした。

  • 家族の温かさを再確認したみたいで、ほんのり田舎に帰りたい・・・、とも思えるような作品。

  • 小説版を読んでいて、この間の金曜ロードショーで映画版を見た。

    映画版ではカットされている部分もあるようで、映画だけでなく本でもぜひ読んでもらいたい作品だと思った。

    おおおばあちゃんの「家族へ」の手紙。泣ける・・・!!

    「悪いことは一人でいることと、おなかがすいていることなんだから。」

    「わたしはあんたたちがいたおかげで、たいそう幸せでした。」

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