されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

著者 : 浅井ラボ
制作 : 宮城 
  • 角川書店 (2003年1月30日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044289010

作品紹介

森羅万象を統べる究極の力、咒力。それを自在に操る咒式士二人組。ひねくれ者のガユスと非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナは、事務所の財政難を解消すべく、いつものように役所の下請け仕事を引き受けたのだが…待っていたのは900歳になろうかという巨大竜。しかもそいつを倒したのがまずかったらしい。皇国を揺るがす大陰謀劇に強制出演となってしまった!第7回スニーカー大賞受賞作(『されど咎人は竜と踊る』を改題)にして、傍若無人のテクノマジック・ノベル誕生。

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだライトノベル。表紙買い。
    こんなに後味悪い本は読んだことなかった。
    ほの黒いなんてモンじゃない、どす黒い。げすい。(ほめ言葉)

    ガユスとギギナの言い合いは楽しいし、言葉は難しいけどアクションも陰謀もファンタジー要素もあって面白い。
    爽快!ってはなんないけど、これくらい理不尽な方が現実味ある。と思う。
    私は好き。

  • 爽快な悪口雑言を目にしたい方にお勧め。あと、ハッピーエンドには反吐が出る、善人の不幸が見たい、シビアな現実ってかっこいいと思う方にもお勧め。
    以上に当て嵌まったので、私は全巻揃えるに至りました。

    ただ化学なんかに詳しい人が見ると、エセスタイリッシュな技解説が陳腐に見えたりするのかも?
    理系知識皆無の私にすると、ファンタジー技界の革命にさえ見えるのですが。

    ライトノベルは読まない人でも、この小説の味の濃さには面白みを感じるのではないでしょうか。

    あ、鬱になりたい人にもお勧めです。
    特に5巻は、電車で読んでいて吐きそうになりましたとも。

  • 「読み手を選ぶ作品」と称される作品は数多いですが、これは正にそれ。正真正銘の「読み手を選ぶ作品」です。
    世界観、キャラクターの強個性、ギギナとガユスの他愛も無い(?)やりとり、どれをとっても独創的で素敵。
    ガユスの弱さも好き。人間らしい脆さと狡猾さ、共感できる部分も多いです。

    化学用語と漢字率が高い。けれど言葉遊びはそんなに多くない。
    どちらかといえば詩的な文がところどころ伺えます。
    あくまで私にはですが、少し難しい文面でした。
    よく言えば読み応えがある。私に優しくない作品、非常に好きですね。

    乙一さんや成田さんの作品を読まれる方にはしっくり来る作品ではないでしょうか。

  • こんなに後味の悪いライトノベルを書ける浅井ラボは天才だと思う。
    ライトノベルと冠してるけど読後感全然ライトじゃねえよ、へビィだよ!とツッコミたくなります。性格複雑骨折の毒舌家ガユスと無駄に美形な相棒ギギナは単なる暇潰しで殺し合うほど仲が悪く、出てくるキャラ出てくるキャラ全てが暴言吐きまくりの変人(変態)ぞろい。
    でも無茶苦茶面白い。憎たらしい上司や気に入らない同僚への悪口雑言テキストとして活用できそうです。くどい文章とねじくれた価値観と救いのない世界観には、一度ハマると抜け出せない強烈な依存性がある。もういっそ「ラノベダメ、絶対。」と刷った帯をかけて売り出したいくらいです。
    読む人を選ぶラノベの筆頭格です。
    鬱病の人が読んだら発作的に自殺したくなるかもしれませんが私は責任負いません

  • 学生の頃読んだのを再読。剣と魔法のファンタジーを近未来SFに仕立てたような雰囲気。執拗なくらいに濃い咒式バトル描写や罵詈雑言の掛け合い、なんというか古き良き中二病にどっぷりとはまれる。
    誇り高く情が深いからこそ人の業に飲み込まれていく長命竜が切ないなあと思う。

  • 名作

  • う~ん、まあまあかな。ストーリーはモルディーン枢機卿長の演出にしたがって、彼の掌上で咒式士ガユスとギギナが竜と踊る(戦う)という話で、わぁ、政治家って怖い、戦闘シーンが素敵的には楽しめる。
    欠点は、読みにくさ。例えば、やたらと振り仮名があるわりには、「銀嶺氷凍息」、「電乖鬩葬雷珠」と絶滅寸前のヤンキーが使いそうな「日本語でOK」的な技に振り仮名がついていない。「口腔に鈍い緋光と咒印組成式が漏れ、灼熱の炎の吐息が今まさに吐かれようとしていた。銀嶺氷凍息っ!」国語力のない読者向けに「今」以外の漢字すべてに振り仮名がついているのに、「銀嶺氷凍息っ!」は振り仮名なしかよ(後でクロセールと読ませることが分かる。分かったところでたいした意味はない)。
    例えば、意味なく過剰な修飾語。「全長九三五ミリトルの刀身は、金剛石すら遥かに凌駕するヌープ硬度と耐久性を誇るガナサイト重咒合金製。」「ミリトル」、「ガナサイト重咒合金」って何。別のところで「王水」は濃塩酸と濃硝酸の混合酸でと妙な解説調なのに、金剛石はダイアモンドと書けばいいし、ヌープ硬度は硬度で十分でしょう。モース硬度との比較でもしますか。
    ここまでで想像がつくと思うが中二病全開の用語のオンパレード。「原理干渉結界」「プラズマ雷球」「咒式方程式」が一文の中に出てくる。名前も「ギギナ・ジャーディ・ドルク・メレイオス・アシュレイ・ブフ」って、「レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌」と五十歩百歩。
    君はこのオンパレードに耐えられるか?

  • 慣れるまでしんどいけど慣れれば非常に面白い一作。
    なぜか学校の図書館にあったんだけどよくまああんな本を置いてたなあと思う。

  • 当時、いまは亡きラ板大賞スレを閲覧中、かなり投票されていたので気になって購入。
    投票でも、魔法と銃が合わさった設定が良い、新しいとの書き込み多数だったが、まさにそれ。
    あとギギナとガユスの不毛で笑える掛け合いも楽しい。
    中二病魂をくすぐるエログロとバッドな展開。
    ヘヴィノベル、暗黒ライトノベルの金字塔ですたい。

  • いきなり技名が出てきたりやたら漢字が多かったり専門用語がめんどくさかったりして最初は「あーラノベー」って思ってたけど、慣れてしまえば結構あっさり読める作品。
    表現力は並みだけど語彙が逞しい印象を受けた。
    飛燕って李斎の騎獣じないのね…
    無神主義者としては共感するところが大いにありました。頭がよくてよく考えてる人が書いたんだなーって感じたけど、本当にすごい人はそういう部分を感じさせないよね…
    2巻読みたけど図書館になかったどうしよう。

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