涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044292034

感想・レビュー・書評

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  • ハルヒ3冊目の短編集。インチキ草野球の「涼宮ハルヒの退屈」、3年寝太郎になる「笹の葉ラプソディ」、巨大カマドウマの「ミステリックサイン」適当としか言い様がない「孤島症候群」だが、どうもキャラが生きてなくて、ラストがあっさり過ぎる。まぁ退屈で鶴屋さん、ミステリックで喜緑さんが登場し、笹の葉はストーリーに大きく関与してる。孤島も機関が絡むだけに展開で影響ありそう。今後の伏線となる巻かな?

  •  短編集。四つの小話。時間軸的には「憂鬱」と「溜息」の間らしい。野球大会と七夕、カマドウマと嵐の孤島の話。
     野球大会はチアリーダのみくるちゃんに激萌え。あと野球に負けそうなくらいで世界を滅ぼしかねないハルヒが良いね。無意識にキョンを頼りにしてるのも可愛らしい。普段どれほど傍若無人であろうとも、惚れた男の言うことを聞いてしまうとか、そういうの良いなぁ。そんなシーンがもう少し増えればハルヒも好きになれそうだ。
     嵐の孤島、この作者、ミステリ、好きなのかな。黒死館とか斜め屋敷とかリラ荘とか纐纈城とか、全部読んでるのかな。ハルヒなら全部読んでそうだねぇ。纐纈城って元ネタなんだろう。
     カマドウマの話はよく分からなかったけれど、ラストが好きです。
     抜粋。
     少なくとも朝比奈さんから二秒以上視線を外すことのないように気をつけるとしよう。
     もう、キョンの思考は読者の思考だよね。いいなぁ、水着のみくるちゃん……

    06.07.16

  •  退屈でした

  • 退屈です。

  • はちゃめちゃだが面白い!恋?シリアス?ギャグ?どれもこれもしっかりとあてはまらないけどはずれでもない不思議な感じ。読むと、やれやれとニコニコが同時にくる感覚になります笑。

  • 「涼宮ハルヒの退屈」
    ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに“退屈”という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。全くどれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像したくもない。


    溜息ついたかと思ったら次はハルヒは退屈らしいです。第3巻もSOS団での野球大会出場に始まり(長門ホームラン!)七夕祭りに(世界はハルヒの為だけに回れ?)、(あのハルヒによる犠牲者恐らく第一号の)コンピューター部部長失踪?(喜緑さん初登場)、離島へお出かけとまた忙しいハルヒとその一同です。相変わらずスピーディーな展開です。


    また、キョンはキョンで過去にちょっと戻ってしまう(大人な朝比奈さんにも慣れたキョン)。そこでその時代のハルヒと出会う。ハルヒはハルヒで変わらない、そして長門は長門で変わらない。ハルヒが退屈なったら生じる空間に苦労するのはいつもキョン…、全く大変ですね。いつみてもキョンは大変です。


    個人的にこの巻の特徴は「古泉の動きが活発」ということではないでしょうか。古泉の任務は「ハルヒの望みを出来るだけ叶えられるようにする」こと。勿論、ただのお人よし超能力者ではなく本当の任務は「彼女が日常を退屈に思うことで出現する非日常現象を防ぐ」為です。そんな古泉は離島である大掛かりなイベントを実施する(ハルヒの退屈を紛らわせる為に)、それは少し推理チックだったので前巻までとは少し違う印象を受けました。


    それにしても古泉は長門とは違う視点でキョンを観察しています。

  • しばらく積んでてようやく手をつけました。
    読み始めると一気に読めるんだけどなあ。うーむ。

    4つの短編からなるハルヒシリーズ3作目。
    「笹の葉ラプソディ」・・・何気にこの話、すごく重要なんじゃない??
    いや、後の展開わからないので推測にしか過ぎないけど。
    3年前にタイムスリップして戻れなくて長門さんのマンションで3年間時を止めて戻ってきたって一体どういうことだ。

    とりあえず。
    長門さんがいれば大抵の事象は解決するんじゃないかと思えた一冊!

  • シリーズ第3弾。短編が4本収録されています。

    第2話の「笹の葉ラプソディ」は、第1巻の伏線をきれいに回収しています。あとの3話も、それぞれのキャラクターがにぎやかにやっていて、アニメ映えのするストーリーだと感じました。

  • タイトル*凉宮ハルヒの退屈
    作者*谷川 流
    出版社*KADAKAWA

    ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに、“退屈”と言う文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像もしたくないね……。非日常系学園ストーリー、天下御免の第3巻!!

  • 涼宮ハルヒシリーズの短編が四編収録されています。

    印象的なのは『笹の葉ラプソディ』
    主人公キョンと未来人の朝比奈さんが三年前へタイムスリップし、とある人物に出会う話。

    シリーズ一作目の『涼宮ハルヒの憂鬱』とも関連させていることによって、タイムスリップものとしての面白さが十二分に味わえる作品です。
    またあとがきによるとこれからのシリーズにおいても重要な話になりそうとのことで非常に楽しみ。

    『孤島症候群』は孤島の別荘は合宿に行くこととなったSOS団がクローズドサークルとなってしまった島で殺人事件に巻き込まれてしまう話。

    話の流れはなんとなく読めてしまったものの、いつもはやりたい放題のハルヒが、団員たちを気遣ったりと珍しく?団長らしき行動をとるあたりが印象的。やはりハルヒも根はまともな女の子なんですね(笑)

    他の二編はドタバタぶりの楽しい作品となっています。毎度毎度SOS団は本当に大変ですね(笑)

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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