涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044292065

感想・レビュー・書評

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  • 短編5編収録のシリーズ6作目。

    今回はハルヒは大人し目な印象で、朝比奈さんや、長門などほかの女性キャラのサイドストーリーを掘り下げた印象の強い話が多かったです。

    印象的なのは『ヒトメボレLOVER』
    キョンの中学時代の友人からの突然の電話から始まる話。
    この友人の常軌を逸脱した、求愛っぷりとそれに対応するキョンのモノローグがツボだったのですが、それ以上に印象的なのは長門の最後の一言。
    そりゃ長門が人気が出るわけだ(笑)

    『朝比奈みくるの憂鬱』はキョンと朝比奈さんのある一日を描いた話。
    朝比奈さんとキョンの微妙な関係、キョンのもどかしさ、そしていつもふわふわした感じの朝比奈さんの本当の心情を少しだけ垣間見れたのもよかったです。
    それだけでなく今後につながる伏線らしきものにも触れていて
    そのあたりも見逃せない一編。

    時間ループがそろそろややこしくなってきたので、以前の作品を読みなおして次回作に挑もうかと思います。

  • 読了。

  • アニメを見てから読んでしまった・・・。
    アニメを見る前に読むべきでした。でも面白かった。
    誕生日に友達から贈られたもので、お手製ブックカバー縫って保護してます。

  • 短編6編。いつも聞いている「GOD KNOW」の文化祭舞台「ライブアライブ」など、今までの内容に絡む挿話的分が多い。「朝比奈ミクルの冒険」は蛇足的だし、「ひとめぼれLOVER」はあまり面白みがなく、「猫はどこに行った?」はお遊び、「朝比奈みくるの憂鬱」がまぁまぁかな。それでも、各話にありゃりゃと楽しめる部分もあり、総合で及第点。

  • 「涼宮ハルヒの動揺」
    文化祭でしでかしたあの出来事が原因で唯我独尊直情径行な涼宮ハルヒが動揺するというのは、まあひとことで言えば感慨深い。まだまだコイツには俺でも知らない一面があるということか。


    ハルヒに振り回される日々の中に忘れ去られたエピソード、それから始まります。最初の文化祭の話は私もアニメで見た記憶があります。ハルヒが慣れないことをして感謝を受ける、というのが、この話の注目点です。アニメのハルヒが歌ったシーンはなかなか良かったです。勿論、バニーガールだったからではなく歌が単純に良かったからw


    平野綾さんが上手く歌えていたのが大きかったと思いますが、アニメのハルヒや長門の動きも一役買ったかなと。やはり、「映像や声でアニメを作るのは凄いことだな」と改めて思いました。


    今回も、古泉の推理モードやみくるちゃんの憂鬱など色々入っている「動揺」ですが、お気に入りは「キョンの友人である中河が長門に一目ぼれ!?」の話です。これには肝があってここで話すと面白くないので、是非読んでみてください。私が予想していた一目ぼれの話と展開ではなかったので、筆者にしてやられたなという感じです。長門のキャラを十分に生かした話になっていました。


    また、巻末での筆者の言葉も印象的でした。とにかく読みやすくなっているかが気になるとのことですが、十分読みやすかったです、谷川さん。


    相変わらずスピーディーな展開ですけど、全然置いてかれないですしね(キョンのおかげですね)。

  • 動揺。

  • 動揺を隠せない・・

  • はちゃめちゃだが面白い!恋?シリアス?ギャグ?どれもこれもしっかりとあてはまらないけどはずれでもない不思議な感じ。読むと、やれやれとニコニコが同時にくる感覚になります笑。

  • 短編集。歌が有名なライブアライブや、溜息の時に撮影したミクルの冒険など。朝比奈みくるの憂鬱が次巻に繋がるのかな。

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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