レザナンス・コネクション―共・鳴・関・係 (角川文庫―スニーカー文庫)

著者 : 野村史子
制作 : 麻々原 絵里依 
  • 角川書店 (1990年11月発売)
4.11
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044332013

レザナンス・コネクション―共・鳴・関・係 (角川文庫―スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • BLや腐女子といった言葉もなかった時代、この手の小説はJUNE小説(一部でやおい)と呼ばれていた。市場でも(表向き)マイナーな存在で、現在のようにBL小説やマンガ雑誌が百花繚乱ではなかった。
    ・・・という古き良き時代のJUNE小説。決してこれをBL小説と呼んではいけないのは、そこに痛み、切なさ、禁忌の感覚があるから。傑作です。

  • 若き芸術家と物理学の天才の関係を、天才に片思いしている女子視点で描いた表題作と、
    バカな金持ちの坊ちゃんが、イギリスでゲイの活動家たちと交流しながら、初恋を最悪な形で成就させようとしたがために起こった悲劇、
    の二編でした。

    表題作は予想より苛烈じゃない上にハッピーエンドで、なにより女子の逞しさが好ましくてよかったです。

    しかし、「グッバイ・ミスティ・ラブ」は酷かった。
    またもや破滅的な結末だった…

    最近専ら、JUNE掲載作品を読んでて思うのだが、

    片方の自己中心的すぎる愛情と執着の押し付けと、相手から受ける愛情に対する傲慢さと思いやりの無さに、

    心底苛立ちを覚えます。

    だから余計に、相手側に悲惨さと痛ましさを見出してしまって、

    とても後ろめたい気分になる。罪悪感というのか。

    そして、こういうの読んでる自分に疑問が浮かんで軽く絶望したりしてます。

    それでも、まあ今後も懲りずに読んでしまうんだろうけれども。

    この、行き詰まった閉塞感や救いの無さ、以外に惹かれるものがある気がするのに、
    的確な言葉を見つけられないまま、やっぱり求めて読んでしまうんだろうなぁ。我ながら不思議。

  • 2冊しか本が発行されていない? 作家さんなのかな。
    できればもっとこの方の本が読んでみたかった。
    かなり時代を感じる内容だけど、面白かったです。

  • 名作。

  • 胸に消えないしこりが出来る。

  • 書き下ろしの「グッバイ・ミスティ・ラブ」が、自分の嗜好を方向づけた気がする。弱々しいきれいな印象のおじさんとか、だめでろくでもなくて何もかもぶちこわしにする主人公とか、そんな主人公を慕う健気で気の毒な子とか、その子を好きだけど尊敬されていて手が出せないいい人とか、ラストの清々しい暗黒エンドとか。

  • JUNE名作。「グッバイ・ミスティ・ラブ」が好き。

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