テイク・ラブ (角川文庫―スニーカー文庫)

著者 : 野村史子
制作 : 麻々原 絵里依 
  • 角川書店 (1991年3月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044332020

テイク・ラブ (角川文庫―スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • BLや腐女子といった言葉もなかった時代、この手の小説はJUNE小説(一部でやおい)と呼ばれていた。市場でも(表向き)マイナーな存在で、現在のようにBL小説やマンガ雑誌が百花繚乱ではなかった。
    ・・・という古き良き時代のJUNE小説。決してこれをBL小説と呼んではいけないのは、そこに痛み、切なさ、禁忌の感覚があるから。傑作です。

  • 学生闘争時代に音楽を通じて出会った学生活動家と孤独な少年の、十数年かけたお話が表題作で、
    映像作家との悲恋に打ちひしがれていた男が、新たな恋を見つけるもまたもや悲恋に見舞われる「アウト・オブ・フォーカス」、
    借金のカタに身体を要求される羽目になった御曹司と、
    御曹司を欲しがった従兄との愛憎劇「薔薇はもうこない」、
    の三編でした。

    さすが80年代、と言っていいものなのか。

    救いが無さすぎる。

    表題作のラストは、
    どっちも死んでないだけ他二作よりマシだったんだと思いましたよ…

    JUNE時代の、
    ひたすら破滅に向かって突き進む暗い熱っていうのは、
    一体どこからきてるんでしょうね。

    こういうのを書かずにはいられなかったひとと、
    こういうのを読まずにはいられなかったひとたちの、
    心情を分析したがるのは下世話だと思うけれども。

    萩尾望都や竹宮惠子や大島弓子とかを、
    リアルタイムで、
    対象年齢のうちに読んでいたかったと思うのと同じで、

    JUNEも、
    その時代背景を解説なしでわかる世代に生まれていて、
    出会っていたら何を感じていたんだろうかと思ってみたりします。

    平成育ちの自分は、
    大真面目なトンデモ設定と泥沼な展開が昼ドラっぽいなぁと、
    思ってみただけでした。

  • 名作。『アウトオブフォーカス』がバッドエンド過ぎてすき。

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