あの夏のホルマリン―ダダ&一也シリーズ (角川ルビー文庫)

著者 : 尾鮭あさみ
制作 : 西 炯子 
  • 角川書店 (1994年11月発売)
4.20
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044337070

あの夏のホルマリン―ダダ&一也シリーズ (角川ルビー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「あの夏のホルマリン」
    「弥勒寺クロッシング」
    「うたかたのホスピタル」

     3編収録のダダ&一也シリーズ第3弾

    「あの夏のホルマリン」
     己斐、21歳の夏――家庭教師のバイト先での17歳の一也さまとの出会いから、誓いに至るお話。
     天龍斎教授と一也さまからふたりながらに――貶されているようで評されてるように、己斐は腰が低くて気弱そうにみえるけど、実際のところかなり意志の強い、肝の据わった御仁なのですよね。でなけりゃ、一也さまにあそこまで食い下がれませんて。普通は、一也さまのひととなり感じると、「シャクティー・ムーン~」のときの緋尾みたいに尻込みするものだと思います。
     そして、深読みしてゆくと、一也さまの呪いに伴う実力行使が派手になったのも――引き籠もってた一也さまを外へ連れ出したのも、実は己斐の所業なのだと気付くわけです。
     そりゃ、責任取れよ…と、己斐の喜びそうなことを思う、読者です。(^^;)

    「弥勒寺クロッシング」
     「あの夏の~」から3年後の夏。
     己斐の実家のある尾道での――己斐を狙った怪僧とのドタバタな攻防劇。
     ハチャメチャぷりが楽しいのと、尾道が舞台なのとで、個人的に大好きなお話です。(※自分が、広島県出身なので。)
     己斐の弟に語ったアドバイスが――実は、一也さま自身の真実のところなあたり……一也さま、たまに迂闊に正直です。(^^;)

    「うたかたのホスピタル」
     「プラスティック~」のトラウマと否が応でも向き合わざる得なくなる、ダダの入院話。緋尾の周りは、それなりにあっけらかんと大人なタイプが多いようで、少し救われる気もします。
     それはそうと、恋愛をUFOに例えて語る一也さま――緋尾の枕に頭もたせて、ころんて横になってて……可愛いんですけどっ!!

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