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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784044346386
作品紹介・あらすじ
時は享保年間の江戸。浅草、山谷堀の鯉ヶ淵に浮かんだ一体の溺死体。それは美しくも幻想的な事件の始まりだった。艶麗なタッチで描かれる幻想ファンタジー。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
幻想的な事件が展開される物語では、江戸時代の浅草を舞台に、若旦那の松太郎とその目付役である竹二が織り成す不思議な世界が描かれています。松太郎は怨霊やあやかしを視る能力を持ち、そのために周囲からは理解さ...
感想・レビュー・書評
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カバーイラスト / 波津 彬子
デザイン / micro fish -
伊勢倉屋の手代を務める竹二は、若旦那である松太郎の目付役を申し付けられる。この若旦那、怨霊・あやかしの類が見えるため言動が一風変っていて周囲から怪訝に思われがちなのだが、ある日、怪異による事件に巻き込まれ…。終盤にせっかく竹二が霊などを見る事が出来るようになったのに、続編が無く活躍の場が無いのが残念。猫股の梅吉と竹二・松太郎の松竹梅トリオがいい塩梅だし、いろいろ弄りがいがありそうなのになぁ。松太郎の父の太っ腹なところが結構好きw
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後半まさに表紙通り。
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読み始めてすぐ思いました。
『しゃばけ』(畠中恵・新潮社)に似ていると。
物語そのものは、むしろこちらの方がおもしろいと言えるかもしれません。
『しゃばけ』が好きな人なら誰でも受け入れることができると思います。
あるいは、今市子さんの『百鬼夜行抄』。
このファンの人にも楽しめること請け合い。
というような意味ではオリジナリティは低いかもしれませんが。
時代は江戸。
江戸っぽい雰囲気はよく出ていると思えます(江戸時代を知っているわけではありませんが、まあなんとなく)。
こういう作品は雰囲気作りが大切なので、その点ではまず成功していると思います。
札差「伊勢倉屋」の若旦那、松太郎は奇矯な行動で定評があります。
どうやら物の怪が見えるらしいのですが、端からはヘンな人にしか見えません。
物の怪に憑かれやすい体質のようで、いつも苦労しているみたいです。
手代の竹二は、そんな松太郎の世話係を命じられます。
それは出世街道から外れることでもありました。それでも、さっぱりした気性の竹二は世話役に徹することを決心します。
いいヤツです。
またうまいことに、どうやら竹二はあまり強くない物の怪なら追い払える体質だったのです。
それから、若旦那の友だち、梅沢玄之丞という「対談方」に化けている猫又の梅吉がいます。
猫だけに気まぐれですが、なかなか頼りになります。
トラブル好きでもあり、けっこう首をつっこんできます。
彼も含めて美形の松竹梅トリオが結成されたのです。
ある日、とーってもうまい蕎麦を食わせる屋台の幸助さんが無実と思われる罪で投獄されてしまいます。
若旦那が助けようと乗り出したせいで竹二はおぞましい冒険に出会うことになったのです。
さて、その顛末は。
てな話です。
ぜひ続編がほしい。
それにしても、(たぶん)少女向け小説の文庫シリーズって、いろいろあるんですねえ。
ビーンズ文庫なんて初めて知りました。
こういう中に、時折バカにできない良い作品があったりするので油断なりません。
今回の作品もそうですね。
波津彬子さんが挿し絵を書いているところで、少し得をしてるとは思いますが。
大人の、それも男の身で買うのは抵抗あるので、たまたま図書館で見かけるとか、運に恵まれないとなかなか入手することができないのです。
(2004年07月10日読了) -
松・竹・梅の名を持つ三人の男たちがある幻想的な事件に巻き込まれ奔走するたつみや章の幻想ファンタジー。
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児童書の「月神」シリーズが素晴らしかったたつみやさんですが、今作はなんだか……。
あいかわらず、その世界の暮らしぶりなどすごく描き込まれてはいるのですが、説明的すぎてしんどいかなと。
まったく異なった異世界ならそれも面白いかもしれないけれど、江戸の町をつらつらと書かれても……。
私が興味ないだけかもしれないけど。
ストーリーもイマイチ共感が持てず、なんだかなぁ〜。 -
江戸モノ。お店の若旦那松太郎に仕える竹二。そして猫の梅吉の物語。
松太郎は「見える」質で、周りの者からは病気と囁かれていた。そんな彼に仕えることになった竹二はある蕎麦屋の冤罪を晴らすために奔走する。
江戸モノなワリには読みやすく、入りやすいお話で良かった。 -
「たつみや章」の名前でビーンズから小説出してるとは思いませんでした。たつみやさんの話では、古代日本が舞台の月神シリーズが好きです。
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