グーグーだって猫である3 (角川文庫 お 25-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044348045

作品紹介・あらすじ

病気で隔離していた子猫のタマを我が家に連れてきた。威嚇したり逃げ出す猫達の中で、グーグーだけはタマのカサブタだらけの頭をペロペロなめた。やっぱりグーグーはどんな猫にもやさしい…。新たに猫を拾ったり、里親探しに奔走したりと大忙しの日々を過ごすうち、ふと引っ越しをしたいと考えるようになった。紆余曲折、大波乱を乗り越えて手に入れた新居で、猫達との新しい生活は?大人気エッセイコミック第3巻。

感想・レビュー・書評

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  • ホームレスといたタマは、目があまり見えない。それが、ある日から一緒に散歩するようになるところが特に感動的。

  • ええ そう
    これでやっと分かったわ
    子猫は物品じゃない
    愛する子なのだ
    手放した者は
    もらい手先での状況を
    なんでもいい
    “子猫が転んだ”でも
    “食事をした”でも
    “眠っている”でも
    ひとことでも
    ふたことでも
    知らせて欲しいと
    ひたすら願っているものなのだ

     この言葉にぐっときてはっとした。わたしはなんて鈍感なんだろう。忙しくても、少し挨拶するくらいできたはずだ。黙って引っ越すなんて、無礼極まりない。この子たちを保護してくれたあの人に、手紙を書こう。元気な姿の写真を添えて。

  • 著者がホームレスの人から譲り受けた、病気持ちで目がよく見えない子猫のタマのことが気になっていましたが、すくすくと元気に育っているようで、安心しました。
    さらに5匹の捨て子猫を保護し、里親を探す著者。
    本当に猫を愛しているんですね。
    里親の一人が萩尾望都と書かれてあり、(親しくお付き合いしているんだな)と思いました。

    そして、猫たちともっと広々と過ごすために、新居に引っ越しをする彼女。
    がん治療中のため、生命保険を組めないという大変な出来事も、彼女流の淡々とした筆致で、温かく語られていきます。
    彼女に拾ってもらった猫たちは、本当に幸せ者。
    逆に言うと、都会で捨てられる猫たちの多さには心がふさがれる気がします。

    常に仕事を抱えて多忙な著者は、この本が出たのも予定よりも1年くらい伸びてしまったそうですが、たとえ締め切りを破っても、それでも毎日ちゃんと猫たちに愛情を注いで育てているところに、飼い主としての責任感を見ました。

    まだ生まれて9カ月の子猫のタマが、自分より小さな仔猫たちに母性を発揮する様子など、自分が見ているように微笑ましく描写されています。
    仕草もとても愛くるしいし、この本を読んで、ネコを飼いたくならない人なんていないのではないでしょうか?

  • 2010春購入。文教堂@遊園。
    普通。この作家とは相性悪そう。
    (文体は「ハケンは見た!」同様、押し付けがましい印象)

  • 大島さんの書く漫画は好きです。1、2巻を読み返していたら3巻も文庫版が出ていた事を知り即購入。猫はいいですね。癒されます★よく猫をみていないと書けない作品だと思います。

  • 図:猫は好き。けど決してこの画は好きではない…。
    作品の紹介
    病気で隔離していた子猫のタマを我が家に連れてきた。威嚇したり逃げ出す猫達の中で、グーグーだけはタマのカサブタだらけの頭をペロペロなめた。やっぱりグーグーはどんな猫にもやさしい...。新たに猫を拾ったり、里親探しに奔走したりと大忙しの日々を過ごすうち、ふと引っ越しをしたいと考えるようになった。紆余曲折、大波乱を乗り越えて手に入れた新居で、猫達との新しい生活は?大人気エッセイコミック第3巻。

  • たま、かわいい!

  • 20100313

  • なんというか、良くも悪くも猫バカというか、ノンフィクション漫画上で獣医さんや猫の貰い手さんの批判をするのは、ちょっと読んでて気分が良くありませんでした(しかも「私の考えは間違ってない」という感じで、作者が自信満々な様子に見えるので)。
    批判されてる側がこの漫画を読んだら、すぐ自分のことだってわかるんじゃないでしょうかね?もし自分が漫画で批判されてたら、とても辛いな…。
    でも、猫たちはかわいい!

  • 猫たちを中心に世界が回っている人のエッセイ漫画。
    病気の仔猫を譲り受けてまで治療したり、声を聞いただけで夜の公園を探し回ったり、仔猫を五匹も拾うことになって里親を探したり。
    家を買うのも、猫たちをもっと広い所に住まわせてあげたいから、なのだろうなぁ…。

    この先、際限なく猫が増えていったりするの?というところで、次巻へつづく。

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著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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