少年陰陽師 黄泉に誘う風を追え (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044416102

感想・レビュー・書評

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  • うへー。良いところで終わったよ。
    もっくん、易々と術にかかり過ぎじゃない?(笑)
    でも、人と神の子である神将だからこそ、
    迷ったり傷付いたり、怯えたりするんだよね。
    そういう意味で言えば、晴明じいちゃんに近いのかもしれないね。

  • 安倍晴明の孫・昌浩の活躍!シリーズ第6作

    読了日:2007.09.07
    分 類:ライトノベル
    ページ:254P
    価 格:457円
    発行日:2003年5月発行
    出版社:角川ビーンズ文庫
    評 定:★★


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公 : 安倍 昌浩
    語り口 : 3人称
    ジャンル: ライトノベル
    対 象 : ヤングアダルト向け
    雰囲気 : 歴史オカルト
    結 末 : 完結せず、続く
    イラスト:あさぎ桜
    デザイン:micro fish
    ---------------------------

    ---【100字紹介】-------------------
    時は平安。14歳の昌浩は、稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。
    相棒は物の怪のもっくん。帝を呪詛し黄泉への扉を開こうとする敵。
    北辰が翳り瘴気が吹き荒れる中、奔走する昌浩に
    「失せものの相」が…?シリーズ第6作
    --------------------------------------

    「風音編」の第3作目です。

    前回に引き続き、風音が暗躍していますが、ついに核心に迫りだしたというところでしょうか。前作は、シリーズの中にありながらも閑話休題的な
    印象がありましたからね。今回はちゃんとストーリーが前に進みます。

    渦中の人は、内親王…でしょうか。でもこのキャラ、描きたいことはよく分かりますけれど、それほど巧いこと描かれた感じがしなくて残念。ちょっとステレオタイプというか、ありがちというか。いや、ありがちでもいいのですけれど、正直これを表現するには、ちょっと筆力が足りないかな、と感じました。どんなことでも、巧く描けば共感は得られるでしょうけれど、これはちょっと題材が難しかったのでは、と。

    今回も流血沙汰が。しかも、虫の息レベル。あの担当さんの陰謀ですね!(前作あとがきを参照のこと)いや絶対、著者自身の趣味も入っているかと思うのですけれど。「どんな重傷でもけなげに行動するキャラ」萌えっていうのが、最近、流行ってるらしいですよ?(何だか危険な香りが…(^ ^;)。)包帯萌えとか…(とってもやばそうな雰囲気が…(- -;)。)とりあえずあとがきによると

    今回はもっとぼろぼろにしようと思ったんですが、
    あれ以上やったらほんとに死んでしまうのでやめました(苦笑)。

    ということですので、よかったね、昌浩君。…いや、でもすでにふつーなら死んでるレベルですけど!やはり著者の趣味だったか…。


    巻頭の人物紹介での恒例、1回につき十二神将1名追加!…は、「勾陣」でした。クールなおねえさまでした。でもアニメでも結構活躍していたので顔覚えてますよー。ああ、やっと出てきたな!といったところか。次回は誰が追加されるのでしょうか。乞うご期待。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★
    展開・結末 :★★+
    キャラクタ :★★
    独 自 性 :★★+
    読 後 感 :★★
    ---------------------------------


    菜の花の一押しキャラ…安倍 昌浩

    「戦闘は専門外だ」(玄武)

著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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