少年陰陽師 儚き運命をひるがえせ (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044416188

作品紹介・あらすじ

時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが…。一方、敵の天狐・凌寿と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた-。少年陰陽師"天狐編"ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 天狐編第5弾!
    天狐編の締めくくりとなる今巻は、うるっとしてしまう
    この編の子達はそれぞれ悲しい想いを抱えていて、全員が全員悪とは言いきれないなって思う

    今巻で特に印象深いのは章子の気持ちと清明様の両親について
    章子は現代で言うような恋心と決着
    初恋のような想いと嫉妬心と
    この時代の女性は政治の駒としては扱われてしまうから、どんな理由であれ仕方がないと思うけれど、やはり可哀想と思ってしまう
    報われない想いに打ちのめされてしまうけど、それでも彼女が少しでも報われて幸せになることを願ってしまう
    そして清明様、命が尽きなくて本当に良かった
    清明様の母親について明かされた今巻
    天狐編で主要な人物である晶霞が母親であるという事実
    少しの邂逅だとしても出会えたことが良かった…と
    清明様が母と呼び、晶霞が清明と呼ぶ
    そのひと時でお互いが愛情を感じ大切な存在と認識した瞬間が涙腺がっ!
    もう出会うことのない親子だとしても、私は2人が出会うことができて本当に良かったと思うんだ

  • 天狐編⑤

  • 記録。

  • 【再読】シリーズ13作目、天狐編5/5。
    綺麗にまとまって良かった。じい様も彰子ちゃんも章子ちゃんも。章子ちゃんは本当に不憫だとは思うけど、最後に救われて一安心。昌浩と彰子ちゃんにも進展? こっちは少しヤキモキするけど、作者の言うとおりこの位のペースがいいのかな? そして若じい様の単行本も読んでるからこそ、じい様と十二神将の関係が響いた。あと名前。今巻のキーワード。救いになり喜びになる、短い呪。
    怒涛の、波乱に満ちた天狐編。ボリューミーでハラハラして読み応えたっぷり。とても楽しかった!

  • シリーズ13巻目・天狐編、完結

  • 久しぶりの読み返し。うーん、やっぱりこのシリーズのこの編は、何度読んでも泣ける。

  • 凌壽の最期の瞬間、泣きました。
    晶霞に見てもらえていた、目玉なんかなくてもよかった。それが分かった瞬間、全てを受け入れたような彼に、胸が締め付けられました。

    最新刊も含め、ずっとずっと大好きです!

  • 天狐編完結

  • やー、良かった良かった…。
    昌浩を巡る三角関係の結末が、何か少年陰陽師ぽくなくてあらあら、とこ思いつつ。

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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