篁破幻草子 めぐる時、夢幻の如く (角川ビーンズ文庫 16-24 篁破幻草子)
- 角川書店 (2007年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044416263
作品紹介・あらすじ
「篁よ、恨みに身を焦がせ。ひとの心など打ち捨てるがいい!」最愛の妹・楓を朱焔に殺され、篁は闇に呑まれた。篁を救い出そうと、彼の星宿・破軍を守る巨門星を探す融たちは、篁と朱焔の、ある秘密に辿り着く。一方、楓が発した言葉が、朱焔の記憶の封印を解き放ち-!?凶星・破軍の星宿を持つ篁、そして彼を執拗に狙う朱焔の戦いに決着がつく!!『少年陰陽師』の結城光流がおくる、壮大な平安伝奇絵巻、完結巻。
感想・レビュー・書評
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間の短編で少し時軸を見失った。けど、その後にある掌編で余韻が戻ってきた。ラスト1ページは深くて切なくて悲しくて暖かくて……色々な感情が入り乱れる。
いやでもまさか、篁で昌浩が出てくるとは……。逆は知ってたけど(記憶にないけど読んだはず)。
最終巻は怒涛の伏線回収。色んな人の過去と星宿と。今までが本当に前置きだったかのような展開の早さで読むのを止められなかった。
こんなに楽しいシリーズの最終巻を8年近くも積んでいたとは……。
次は図書館本を挟んで『少陰』読もうかなぁ。
メモ。
1:貪狼(とんろう):制:燎流
2:巨門(こもん):守:珠貴(深凪)
3:禄存(ろくぞん):鎮:筱(雷信)
4:文曲(もんごく):癒:楓
5:廉貞(れんじょう):抑:融
6:武曲(むごく):導:太慎(慎宣)
7:破軍(はぐん):篁詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
篁破幻草子シリーズ最終巻。
朱焔の正体があんな大物だったとは・・衝撃でした。楓に憑いてた?声の主も。
最後はハッピーエンドで良かった、けど・・雷信が健気で切なすぎる(T_T) -
シリーズ最終巻です
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少年陰陽師とはまた違う大好きな作品だっただけに寂しいことこの上ない…<br>
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