春夏冬喫茶館にようこそ (ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.17
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044448073

作品紹介・あらすじ

霧に迷い、妖しげな喫茶館に辿りついてしまった、高校生の倭タケル。ゴシック風の店内では、なぜかネコ耳&尻尾つきの美少女と、タキシード姿の美麗な青年・祈常に歓待されてしまう。だが店の奥に隠されていた扉を開けると、そこにはまるでヴァーチャルゲームのような異世界が広がっており…!?タケルが迷い込むたびに、異なる姿で出迎える彼らの謎、そしてそのたびに異世界へ巻き込まれてしまう、タケル自身の謎とは-。

感想・レビュー・書評

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  • 点心の食べ放題を食べに行こう。

  •  別にこっちにのっけなくてもいいと思ったんですが……。
     別にBLじゃありません。
     ただ、作者さんの名前があったから買っただけなんですが……。
     まぁ、まったく要素がない……といったら、それもそれで嘘になると思うんですが。
     さらっと流せてしまうくらいのもんです。

     でもまぁ、面白かったですよ。

     天然なタケルが愛しかったです(苦笑)

     そんくらいかなぁ……特に何、って訳じゃないんですが(ぇ)

  • 久しぶりにライトノベルらしいものを読んだ気がする。

    主人公が自覚なしに特異能力を使用する的なのはあまり好きではなかったのだけれど。さっぱりしすぎてて逆に受け入れやすかった感じ。

    イラストはもう少し私好みだったらなぁ、とは思うかもしれない。

  • 物凄い微妙な感触の小説でした。
    物凄い大好きな部分と物凄く苦手な部分が同居してて、楽しさと不快に襲われて。
    まさにこの作品の主人公の心境かもですが。
    主人公の倭タケル君(本編内でも凄い名前)が、胡散臭い綺麗なお兄さん祈常さん達に誘われ?可愛いお店で美味しい料理を食べたり、怪しい空間で怪しい戦いをしたり。
    実は祈常さんたちは妖怪(祈常=キツネ)、タケル君の魂は仙人という凄い設定なのですが、タケル君は物凄く普通の子で祈常さんは物凄く怪しい人。
    さすが妖怪?で現実と妖かしの世界の境界線が凄いあいまいで、キツネにつままれたような感じ。
    基本はタケルの一人称なのですが、急に変わったり、視点の境界線のわかりやすい切り替えが判りにくいからか解釈的にしんどい箇所とかはしんどいのですが(特に後半は仙人の人格とタケルの人格が混ざってくる)、ミニダンジョン?の中で食べ物材料探しなぞをするさまは泣けるくらい好みです。
    あと笑顔の怖い祈常さんや可愛いマガタマちゃんも。
    しかしマガタマちゃんはぶっちゃけ「おみそ」?(笑)

  • 一冊完結と思いきや!続編があります。
    食べ物の描写が本当に詳しくて、読み終わった後にはちょっと食べ物に詳しくなれます。

  • タイトルが好きです。こういう、かわった読み方をするのっていいなぁと思います。
    関係ないけど、「小鳥遊」で「たかなし」とか。

  •  食べ物がすっっっっごく!美味しそうなんです。 中華にお稲荷さんにアフタヌーンティー! 特に中華!
     肉汁のじゅわっと舌にしみる感じが如実に描かれていて最高…(よろり)
     閑話休題。
     前田栄先生は日常に住む人外さんたちを描かれるのがとっても絶品だと何度目かの実感です。
     『ミカエルの騎士』しかり、現在連載中の『結晶物語』しかり。
     今回はおきつね様に猫又ちゃんに神仙武人と楽しいキャストでいっぱいです。

  • 20040622:読了

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