ローゼンクロイツ―仮面の貴婦人 (角川ビーンズ文庫)

著者 : 志麻友紀
制作 : さいとう ちほ 
  • 角川書店 (2001年9月発売)
3.63
  • (8)
  • (8)
  • (22)
  • (0)
  • (0)
  • 65人登録
  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044451011

作品紹介

大国ファーレンを騒がす怪盗ローゼンクロイツ。彼の正体は現皇帝の愛妾ハノーヴァー侯爵夫人が前夫との間に生んだ息子、セシルだった。彼は皇帝の血を引く毒殺された異父妹の身代わりとして、性別を隠し隣国アキテーヌの宰相オスカーに輿入れする。彼を暗殺の首謀者として疑っていたセシルだったが、オスカーの人間性に徐々に惹かれていく…。新世紀グランドロマン、少女小説界を揺るがす驚異の新人登場。

ローゼンクロイツ―仮面の貴婦人 (角川ビーンズ文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2011年2月3日読了

    展開も滑らかで、どちらかといえば颯爽と進んでいく感じ。
    なんだろう、すごく文章が生き生きしてて、読んでいてのめりこめるお話でした。
    やっぱり志麻さんはこういうロココとか欧州文化ベースの物語の方が得意なんだと思う!BPではぎこちなさを感じていたけど、この作品はすごく"生きてる"感じがした。
    シリーズが続いているので、この感覚を失ってほしくないなぁ。

    やっぱり惹き込まれるのは設定ですが、それ以上にオスカーとセシルのお互いの立場ゆえのぎこちなさが徐々にほどけていく様が良かったヽ(・∀・)ノ それは男女の色恋ではなく、男同士の絆で、勿論お互いを愛し慈しんでいるのだろうけど、恋とは異なっている気がしました。
    また、幼いルネが2人の間を取り持つ感じで、いい動きをしてるんだよね。ルネにとっては2人は両親みたいなものなんだろうなー。そして、2人も息子のようにルネを可愛がっているのもいい。そこには野心などなく、ルネならば立派な王になるだろうという期待で溢れているしね!

  • 個人にとって今までの志麻さんの作品の中で最高の一冊だと思います。怪盗と復讐劇ですが、場面の描写も良かったしセシルとオスカーの衝突も面白くて面白くてしょうがないです。セシル格好良かったーー!!何度も読んでも飽きれません。

  • あらすじろくろく読まずに借りてみたら
    あららー、そっちの設定でしたか。

    貴族、美形、冒険、ラブ、女装男装の麗人…と
    まぁ女子好みの要素満載で、ストーリー自体もそれなりに
    面白く読め、気軽に楽しめる少女小説。

    おっとー!と思ったラブの方も、
    元気な男装女子×クールな男子って感じで描かれてるので
    よほど抵抗ある人でなければ普通に読めるんじゃないかなーと。

    とりあえず続きも読んでみようかな、と思うくらいには
    普通に面白かった。

    1.ローゼンクロイツ 仮面の貴婦人
    大国ファーレンで活動する怪盗ローゼンクロイツ。
    彼は国王の愛妾の前夫との間の隠し子・セシルだった。
    毒殺されてしまった最愛の妹の身代わりとして、
    隣国アキテーヌの宰相オスカーに嫁ぐことになってしまう。

    いきなりおっとー!な笑える設定。
    けどはっきりいってセシルは女子。なのであまり気にならず。

    **************************

    2.アルビオンの騎士(前編)
    アキテーヌの宰相の妃セシルは、
    横恋慕したアルビオンの王子ヴァンダリスと
    その部下・黒鷲卿の企みでさらわれてしまう。

    3.アルビオンの騎士(後編)
    さらわれたセシルを追って、オスカーは単身アルビオンに乗りこむ。
    しかしアルマン(=黒鷲卿)に捕らえられ、地下の水牢に投獄される。
    一方セシルは王子ヴァンダリスに、オスカーの命を救いたいなら
    自分と結婚するように迫られ…

    なんすか!これ!な展開。
    男とか女とかじゃなくて、こういう新しい生物です。という設定の様だ。

    ****************************

    4.エーベルハイトの公女
    少年王・ルネのもとに、大公女・マルガリーテが嫁いでくることになる。
    しかし彼女はハノーヴァー侯夫人の陰謀に巻き込まれてしまう。
    セシルは母の企みを阻止しようと、大公女を連れ出すが…。

    ****************************

    5.ローゼンクロイツプレザン 4つの協奏曲
    盗賊稼業を始めたばかりのセシルの活躍を描く「ボルサ事件」、
    少年時代のオスカーとピネの出会いを書いた「白い手の貴婦人」、
    アルマンが王位簒奪の野望に目覚めるまでの「ウポロス」等4篇を収録。

    ****************************

    6.黄金の都のスルタン
    お忍びで入った見世物小屋で気を失ったセシルが目覚めると、
    そこはなんと東大陸の帝国。
    しかも記憶のない彼は奴隷市場で偶然出会ったアルマンに買い取られ、
    若きスルタンに献上されることになってしまう。

    7.蒼き迷宮のスルタン
    スルタンの後宮で暮らすセシルのもとにオスカーが現れ、
    失われた記憶の狭間でセシルは苦しむ。
    一方スルタンと対立している皇太后に近づいたアルマンは、
    アキテーヌ侵略をそそのかす。

    王家の紋章みたいなことになっている。
    獲りあっているのも獲り合われているのも男だが。
    男が皇妃って!(公妃って!)というトンデモない展開も
    ライトノベルならでは、かなー。

    ****************************

    8.緋色の枢機卿  
    ファーレンで魔女裁判騒動が起こり、マリーとセシルに
    魔女の嫌疑がかかる。
    その調査にやってきた美貌の枢機卿フェルナンドは、
    なんとセシルの正体を知っているという。

    このフェルナンドも実は男女の双子で、自分と瓜二つの
    超美形妹を法王庁内のお偉方に提供して弱みを握るという
    悪辣っぷり。ライトなのかヘヴィーなのかもうよくわかりません。

    *****************************

    9.カレリヤンブルクの冬宮
    モンフォール公の死の知らせが信じられないセシルは、
    単身北の大国ルーシーへ向かう。
    都カレリヤンブルクに辿りついたセシルが見たものは、
    顔を隠し睦まじげにルーシーの皇女に寄り添う、最愛の人の姿だった。

    今回はわりとさらさらっとした話。
    オスカーの死のしらせ云々は、
    結局ルーシーという国のお家騒動に巻き込まれ、というか
    自ら関わって行った挙句の皇女様との仲睦まじさ、というオチ。
    ここでもまた黒鷲アルマンが暗躍している。

    そして予想外にセシル争奪戦にもアルマンが
    加わりそうな感じでさらにわけのわからないことになりそう。

    ****************************

    10.ナセルダランの嵐
    ファーレン国境に、異教の大帝国ナセルダランの軍が迫る!
    同盟国の危機に、オスカーとセシルは援軍を率いてファーレンへと赴くが、
    それは宿敵アルマンが仕組んだ遠大な謀略だった。
    一方セシルは、オスカー以外に心動かされた唯一の男
    ―スルタン・ファルザードとの再会に、激しく想い乱れるが…。
    今、全ての局面は“アキテーヌの簒奪”という
    アルマンの最終目標に向かい走り始めた…

    図書館になかったので未読。

    *****************************

    11.黒鷲卿の陰謀
    ファーレン軍に背後をつかれ、愛するオスカーと離れ離れになった
    セシル。彼の行方を案じながらも、セシルはアルビオン軍に
    占領された都アンジェに向かい、人質となった幼王ルネと
    マルガリーテを救い出そうとする。
    一方アルマンは、仮初めの主君・ヴァンダリスを陥れようと謀っていた…。アルマンの陰謀はもう誰にも止められないのか。
    そしてセシルにも最大の危機が迫る―!?

    12.永遠なる王都
    アルビオン軍に占領された王都アンジェ。
    幼王ルネは無事脱出したものの、公妃セシルはいまだ人質となったまま、
    命の危機にさらされていた…。
    宿敵アルマンは王位簒奪の野望を胸に、着々と策謀を進めていく。
    そしてその間にも、オスカー率いるアキテーヌ軍とアルビオン軍との、決
    戦の時が迫っていた―。
    セシルとオスカーの運命は、そしてアルマンの野望の行きつく果ては!?

    長かったけど、結果めでたし。
    設定が甘いところとか、そりゃないだろー、ってとこもけっこう
    あったけど、楽しけりゃいーじゃない、っていう前提で読めば
    全然問題なし。
    実際楽しいからいいじゃない、というシリーズでした。

  • 文章は若干読みにくいけど、面白いです。
    ただやっぱりセシルの設定は無理がありすぎる…

  • 金持ちや貴族から金品を盗んでは貧しい人々に分け与えるローゼンクロイツという名の怪盗。その正体は王の愛妾の息子だった。他国に嫁ぐ予定だった妹の死の真相を暴くべく、ローゼンクロイツことセシルは妹に化けて嫁に行き・・・。予想外にBLだった・・・。

  • こてこてのやつが読みたくて買ったら実はBLだった(笑)
    アキテーヌの切れ者の黒宰相に嫁いだ美しい皇女の正体は男で怪盗。18世紀あたりのヨーロッパを舞台にした王道を地でいくストーリーだけど、そこが面白い。読み手の期待を裏切らない展開が好き。
    さいとうちほ先生の挿絵もこの話にぴったりあってる。

  • 大好きな作品です。物語の中に入り込んでしまいます。キャラの構成とか好きです。

  • これまたハーレクイン・ヒストリカル的なお話ですが、実はBL。でも女装の麗人(笑)だからBLダメな人でもいけると思う。貴族とか騎士とか姫とか、中世ヨーロッパ的空気がお好きなら是非。

  • 薔薇十字団とは全く関係のないローゼンクロイツの話ですが、これはこれでとても面白い。

全10件中 1 - 10件を表示

ローゼンクロイツ―仮面の貴婦人 (角川ビーンズ文庫)のその他の作品

志麻友紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

ローゼンクロイツ―仮面の貴婦人 (角川ビーンズ文庫)はこんな本です

ツイートする