いつかマのつく夕暮れに! (角川ビーンズ文庫 4-7)
- KADOKAWA (2002年12月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044452070
作品紹介・あらすじ
捕まっちゃって大ピーンチ!なおれ・渋谷有利(職業:魔王)は、なにかの手違いでこっちに流れついた親友の村田健と一緒に、魔族と敵対する人間たちの国シマロンを横断することになってしまった!頼みの綱の臣下たちはといえば、王佐がおキク人形と雪男に分離し、長男は赤のアニシナに振り回され、三男は婚約者を捜して三千里、それから次男は…きっと絶対、どこかで生きてるはずで…。痛快ファンタジー、怒涛の急展開。
感想・レビュー・書評
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#読了
え、やだ、コンラッド詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「まるマ」シリーズの本編第6弾。
死んだ夫のふりをしてカロリアを治めてきたフリン・ギルビットの意図が、彼女の口から語られることになります。彼女は、12歳で兵役につくカロリアの子どもたちを救うために、ウィンコットの血を引くらしいユーリを利用しようと考えていたのでした。彼女の意図を知ったユーリは、協力することを心に決めます。
一方、ユーリたちの探索をおこなっていたグウェンダルたちのもとに、ゲーゲンヒューバーが姿を現わし、思いがけない情報をもたらします。ふたを開ければ凶悪な力と邪悪な存在が奔出するという四つの箱のうちの一つ、「風の終わり」を小シマロンが入手したのに続いて、大シマロンがもう一つの箱である「地の果て」を手に入れたらしいというのです。
その後、ギルビットの館に現われたマキシーンが再登場します。小シマロンの少年王・サラレギーの命を受けたマキシーンは、「風の終わり」の鍵であるはずのコンラッドの左腕を用いて、「地の果て」を明け、この世界に最悪をもたらそうとします。
あと、ただのクラスメイトだと思っていたムラケンが、眞魔国の事情に通じているらしいことが示されますが、詳細は次回に持越しです。 -
この世界で魔法を使うには、周りに魔力が満ちてないとできないのね。
それはとっても大変だな…。
魔力充填のアイテムとかもあるのかな。
耐久力が高いだけで、魔法も自由に使えない魔族は、むしろ狩られる対象なのかもしれないね。 -
6巻
なぜか親友も異世界トラベル中 -
「地の果て」発動。
ユーリ、村田、フリンが旅を続ける裏で、眞魔国ではギュンターを元に戻す作業が続けられているという、交互に楽しめる作品。
フリンは、アニメで見たよりもコミカルで、若いイメージ。でも「国のために」と思う女領主の気持ちがわかった気がした。(アニメではその辺わかりにくかったから)
やさぐれお菊ギュンターがかわいかった。アニシナは容赦なかった。リンジーくんはかなり泣き虫だった。グウェンダルは、こんな人たちに囲まれて大変だ。
ゲーゲンヒューバーが目を覚ました。グウェンダルとのやりとりから、グウェンがいかに眞魔国のこと、コンラートのことを考えているかがうかがえた。ヒューブも今後活躍してくれるといいんだけど。
ヴォルフラムとユーリの再会シーンが、本巻最大の見どころではないかと思う。このシーンは何度も読み返してしまった。 -
2010年3月22日
まさかの4巻完結…!?
そろそろ次男が気になります。。
猊下ってなに。。 -
敵対する人間の国・小シマロンに流された渋谷有利。
何故か一緒に流されてきた友人の村田健と行動を共にすることに。
頼みの綱の臣下達はといえば、王佐ギュンターはおキク人形と雪男に分離し、
グウェンダルはマッドマジカリストに振り回され、
ヴォルフラムは婚約者を探して三千里、
コンラッドは・・・行方不明!!?
シリアスな中にもかなりギャグ満載。
ムラタとユーリの掛け合いも面白かったです。
ヴォルフラムの登場の仕方がめちゃカッコい〜(*´∀`*) -
(2003.1.1 初版)