束縛トラップ (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044455187

作品紹介・あらすじ

「覚えておけ。俺は狙った獲物を-逃がさない」繁華街の外れにある小さなバーに勤める支倉奈津生は、客に絡まれたところを黒川龍二と名乗る男に助けられる。ところが翌日、オーナーの作った店の借金を肩代わりする交換条件として、自分が黒川に売られたことを知った奈津生。その日から、黒川に夜ごと縛られ、嬲られる日々が続くが、あるとき黒川が高校の後輩だったことを知り…!?「がんじがらめに縛って、今度こそお前を俺に閉じ込めてやる」冷徹で純情な男×愛を知らない気丈なバーテンダーのエロティック・ラブ。

感想・レビュー・書評

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  • ◎総合評価 4
    ◆ヒロイン? 4  ◆ヒーロー? 5
    ◆純愛 3     ◆情熱 4
    ◆さわやか 1   ◆セレブ 2
    ※受けの控えめさと攻めの強引さが光る?展開。意外と自分的ツボを押さえた設定と展開で楽しんだ。

  • ちょっとSすぎるんだよなぁ

    キュン4  P2

  • トラップシリーズ5
    〇姦物はNGな私だけど、奈津生さんが気に入ったのでOK。美人度が文章からよく伺えるのがGOOD。
    思いを伝え合ったのに、「所有物のようにしか扱ってもらえない」とすがるシーンが切なくていい。
    このシリーズの中では一番好き。

  • あらすじ:「覚えておけ。俺は狙った獲物を―逃がさない」繁華街の外れにある小さなバーに勤める支倉奈津生は、客に絡まれたところを黒川龍二と名乗る男に助けられる。ところが翌日、オーナーの作った店の借金を肩代わりする交換条件として、自分が黒川に売られたことを知った奈津生。その日から、黒川に夜ごと縛られ、嬲られる日々が続くが、あるとき黒川が高校の後輩だったことを知り…!?「がんじがらめに縛って、今度こそお前を俺に閉じ込めてやる」冷徹で純情な男×愛を知らない気丈なバーテンダーのエロティック・ラブ。

  • トラップシリーズ第5弾!!

    なつきさんエロい
    黒川さん鬼畜すぐる

  • 『純情ロマンチカ』内のBL小説を書いてる人のオリジナルです。
    興味あって読んだら、結構楽しかった。
    トラップシリーズでは、この二人が好き。

  • ●あらすじ●</br></br>
    「覚えておけ。俺は狙った獲物を---逃がさない」繁華街の外れにある小さなバーに勤める支倉奈津生は、客に絡まれたところを黒川龍二と名乗る男に助けられる。ところが翌日、オーナーの作った店の借金を肩代わりする交換条件として、自分が黒川に売られたことを知った奈津生。その日から、黒川に夜ごと縛られ、嬲られる日々が続くが、あるとき黒川が高校の後輩だったことを知り・・・・・・!?「がんじがらめに縛って、今度こそお前を俺に閉じ込めてやる」冷徹で純情な男×愛を知らない気丈なバーテンダーのエロティックラブ!</br></br>

    ●感想●</br></br>
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    <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&amp;camp=247&amp;tag=makishome09-22&amp;creative=1211&amp;path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E8%2593%25AE%25E5%25B7%259D%25E3%2580%2580%25E6%2584%259B%26index=blended">蓮川 愛</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />先生のイラストとバーテンダーという設定に萌。黒川ってヤのつくお仕事なのか、悪徳不動産屋なのか・・・わからないです。まともなサラリーマンではないことは確か。</br></br>

    ☆緊縛トラップ
    <blockquote>
    「それで、僕はいったいいつまでこんな茶番に付き合えばいいんですか?」</br>
    すると、黒川は「茶番ときたか」と楽しげに笑った。</br>
    「そうだな・・・・・・俺が飽きるまで、としか云いようがない」</br>
    「わかりました。ただし、これは『取り引き』です。『契約』が切れたあとは僕のことに一切関知しない、写真も全て僕の前で処分する、そう約束していただけますか?」</br>
    「いいだろう。それでお前が納得するなら、構わない。だが、俺が飽きなかったらどうする?」</br>
    「そんなはずはありません」</br>
    こんなふうに気紛れに自分勝手に動く男なら、僕への興味も直に冷めるだろう。</br>
    訪れた不運に抗ってみせてもどうしようもないときはあることは、僕だってこれまでの経験で嫌というほど身に染みている。</br>
    ただ、いまは耐えるしかない。それが受け入れがたい、プライドが踏みにじられるような現実だとしても------。</br>
    「奈津生」</br>
    「・・・っ」</br>
    名前を呼ばれ、思わずビクリと体を震わせる。けれど、飛び退ってしまいそうになるのを必死で我慢し、僕は伸びてくる黒川の腕に大人しく巻き込まれた。
    </blockquote>
    彼らの出会いは黒川の高校入学式。1年の黒川の喫煙を注意した2年の奈津生。ずっと思い続けていた・・・というより、お互い気になっていたが日々に流され忘れていたよう。不貞不貞しい態度の黒川が時々見せる年下らしい可愛らしさが面白い。束縛・・・のタイトルどおり初めはずっと腕を縛られていた奈津生。黒川の「自分を拒む姿を見たくなかった」のセリフにヤラれました。こういう普段強気な男が漏らす弱気なセリフに弱いのですよ〜。どことなく奈津生の前では虚勢を張りつつ、時折年下さを見せる黒川。言葉少なで、奈津生を束縛し支配しようとするから思いっきり誤解されて奈津生に警戒されてるし。不器用なんだけどどこか可愛らしい男です、黒川は。</br>
    奈津生も好みの男なのだけど、この話では影が薄い印象。黒川に翻弄されて流されてるからか。この続きの↓のほうが本領発揮といった感じでした。</br></br>

    ☆束縛トラップ
    <blockquote>
    「お前にとっては、俺よりもこの店のほうが大事って事か?」</br>
    「・・・・・・」</br>
    黒川から投げられた問いかけにすぐに言葉を返せず、僕は黙り込んでしまった。</br>
    挑発するような態度を取ってしまったけれど、黒川もこの店も、僕にとってかけがえのないものだ。</br>
    恩義のあった前オーナーのために続けていきたいという気持ち以上に、いまや僕にとって、店は黒川との接点とも云えるべき存在。</br>
    多忙な黒川が、一息つける店を作りたい。そして・・・・・・それが、僕にできる唯一のことだと信じてきたのに------。</br>
    「別にこんな店、潰しても構わないんだぞ」</br>
    「・・・・・・っ」</br>
    冷たく云い放たれた僕は、否応なく自分たちの関係を思い出す。</br>
    恋人と云えるかどうかわからないような今の関係の中で、唯一明確なのは雇用関係のみ。</br>
    そして、前オーナーの借金を肩代わりし、利益の出ない店を続けさせてくれているのは、所詮黒川の気紛れにすぎないのだ。</br>
    簡単にこうして『店を潰しても構わない』と云うことができる黒川。きっと、彼にとっては『僕』の存在も似たようなものなのだろう。
    </blockquote>
    黒川の嫉妬心と束縛がキツくて奈津生、可哀想。ここまでいくと同情しちゃいます。奈津生は接客業なんだから我慢しなさい!と。結局、黒川も年下ワンコ攻か・・・しかもドーベルマンあたりで。黒川の我が儘で閉店したりするのはどうよなのよ・・・俺がオーナーだからいいんだ!と言われちゃねぇ。採算あわなくても黒川的にはOKでも、任されてる奈津生には厳しいだろうし。こんなの、囲われてるようなものだし。</br>
    奈津生は過去の経験から、人を信じ切れずネガティブなところがあって黒川に対しても「自分なんか・・・」と思っているような所があって。確かに初めが金で買われたような関係でしたから無理もない気がします。その辺、黒川も何のフォローもないですし。信じてないのか、と言われても何をどう信じろっていうのかしら。絶対自分から好きとか愛してるとか言わないキャラだとは思いますが・・・。嫉妬心を感じない奈津生も案外鈍いのかな〜。</br>
    だからこそ、ラストには大満足でした。本来の強気を取り戻した奈津生が黒川の言いなりにならず、店を守る姿は格好良かったです。店にいても嫉妬する、部屋で待っていても悶々としてる黒川、やっぱり可愛い男です。</br>
    私の可愛いはピントがずれている自覚があります。仕事も出来てスーツもバシッと決めてるような男が時折見せる弱さとかに弱いし、可愛いと思うのです。ヘタレまでいくとパスですけどね、紙一重だったりしますが。</br>
    二人の年齢が高めだったのか、エロも多めです。もうちょっとバーテン好きの私としては働く奈津生の客との会話を聞いてみたかったな。どうも店では口説かれてる場面しかなかったような。男としての奈津生の魅力がもうちょっと欲しかった気が・・・・・・。</br>
    次の主役はアキラ×古城!?古城は面白そうな男。捻くれてて性格悪そうだけど、根はよさそう。無意識に嫌味言ってるんだろな、この人。奔放で我が儘そうなアキラが彼を振り回したら・・・・・・と思うと楽しそうだな〜と。</br></br>

    ●シリーズ刊●</br></br>
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  • 黒川龍二(27)×支倉奈津生(28)。長髪で美人のバーテンダーさんはいいですね。高校入学時から奈津生に思いを寄せていた黒川・・・不器用すぎ!! とにかく蓮川さんの挿絵がキレイです。

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著者プロフィール

作家。神奈川県在住。
3月20日生、魚座、O型。
代表作に「トラップ」シリーズ、
「純情」シリーズ(原作:中村春菊/オリジナルノベライズ)、
「世界一初恋」シリーズ(原作:中村春菊/オリジナルノベライズ)
などがある。

「2021年 『霹靂と綺羅星 新人弁護士は二度乱される』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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