- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044459079
作品紹介・あらすじ
その日、ディラムの領主である青年・ティルフはこう嘆いた。「どうして僕がこんなことを、ちまちまちまちまちまちまっ!やらされてなきゃいけないんだ」-叶うことなら、この世界のあらゆることを自分の知識としたい、あちこち書庫めぐりをしたい。かくしてティルフは、いい歳して家出を決行!「平原の書」を求めて訪れた先で、カウスと名乗る男と出会ったティルフだが…?ご領主さまの初めての冒険(?)がはじまる。
感想・レビュー・書評
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キターブ・アルサール 外伝1冊目
不本意ながらも領主になったティルフ。
すぐにサイードに地位を譲るつもりがそうはできず、政務に追われる日々。
そして自由を求めて奮闘するお話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<2012.10.31>
昨日ちょうど読んでた。やっぱりティルフってよくわかんない面白い人だよね。
知りたいってだけで砂漠越えて遊牧民の居住地にフラッと行っちゃうんだから(笑) -
キターブ・アルサール4巻。こちらはティルフが主人公の外伝。ティルフの性格はサイードに負けず劣らず最高です。根っからの頭脳派で、武術がからきしなので駱駝に乗るのも一苦労。領主はサイードが適任だと思ってるのに、当のサイードに嵌められて領主から抜け出せないティルフ。色々頑張ってますが、結局はサイードが一枚上手のようです。
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本編読んでる時に実は一番気になってたティルフが主役で喜々としてました
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キターブ・アルサール外伝。ティルフの気持ちはわかるなーと思いますが、兄のが考えることは上ですね(苦笑)。7年で譲位できるのになぜ10年領主をやっていたのか気になりました。生きていなければやりたいこともできないわけだから、やりたいことはやっておかなきゃなぁと思いました。
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キターブ・アルサール三部作の外伝。正直、本編よりも面白かったです。本編は…書きたい事が沢山あるのは解ったから、もちっと焦点を絞ってくれ〜…と切実に思ったりしたもんで。作者の思い入れのある登場人物が多すぎて、印象バラバラで、残念な話でした。
今回は主役が決まってましたし、世界もミニマムで楽しかったです。